【講】第8 回国分寺三田会特別講演会

(主催:国分寺三田会、協力:立川三田会・国立三田会、後援:国分寺市教育委員会)

2015年6月27日(土)に本年度の主要行事の一つであります「第8回国分寺三田会特別講演会」を国分寺駅ビルのLホールにて開催しました。講師に慶應連合三田会会長(北里大学名誉教授)の比企能樹先生をお迎えし、「端艇部と医学部の狭間から」という演題で講演をして頂きました。今回も立川三田会、国立三田会に加えて、その他近隣三田会、三四会、稲門会、国分寺稲門会の皆様を始め、国分寺・小金井・小平等の一般市民の方々も、多数出席されました。出席者総数は会場の収容人員にほぼ近い180名余でした。

尚、引き続いて行われました懇親会には比企会長以下、講演会出席者約100名が出席されました。渡邉副会長の挨拶に続き、比企会長から改めて「慶応義塾教育研究医療環境整備事業」についてのお話があり、目黒克己元会長のご発声で乾杯のあと、会食・懇談に移りました。

折角の機会ですので、懇談会上で募金箱を廻したところ、皆さんのご厚意で総額15万円の寄付が集まりました。全額を整備事業の一つであります「慶應義塾大学病院新病院棟建設事業募金」に寄付いたしました。皆さんのご協力に感謝致します。

【講演】
「端艇部と医学部の狭間から 恕して行う —未だロウアウトならず—」

慶応連合三田会会長 比企 能樹

<講演概要>
連合三田会会長の比企能樹さんの講演は、ロウアウトの説明から始まった。この意味は、ボートを漕ぐ(row)ときの精神を表わす言葉で、全力を尽くすことである。レースの最後の瞬間、フィニッシュまで漕ぎ尽くして果てようとするのがロウアウト精神とのこと。
比企さんとボートの関わりは体育会端艇部に選抜された時から始まる。厳しい練習に耐え、慶應のエイトは1956年8月のメルボルンオリンピック代表決定リーグに進む。各新聞は「慶大はだいぶ見劣りする」と評価していたが、決勝まで進出。京大とのレースでは僅か3/100秒差(その差30cm)で1位に。慶大クルーは日本代表としてオリンピック出場を果たす。オリンピックでは日本史上初の準決勝進出。しかし不運にも慶大チームが出場した日は、低気圧の影響でウェンドリー湖は波が高く軽量艇の慶大エイトは敗退。決勝進出ならず。翌日は晴れ上がり、水面は静かであった。もし天候が一日違っていたら・・・
その後、医師になった比企さんは内視鏡の分野に進む。
1958年米国でファイバースコープが開発され、負担の少ない内視鏡の道が開けた。1967年から内視鏡を使った治療が始まり今では胃癌が見つかっても、これまでの様に大きく切除しなくても良い場合も出てきた。病院によっては腹腔鏡を使った手術件数が開腹手術件数を上回っている程である。
最後に比企先生の医療教育のバックボーン・信条を話された。
それは「恕して「医」を行い、恕して生きる」。
(“恕する”とは「おのれの心の如くに人の心を思いやり」という福沢諭吉も重んじた言葉)


{尚、本講演会の講演録は次回会報(10月発行)に添付される予定です。}

【Y】「原子力発電、電気事業制度改革と再生可能エネルギー」講演会開催

5月31日には日本の「原子力発電、電気事業制度改革と、再生可能エネルギー」の講演会(講師:井上雅晴氏)を開催しました。先の福島原子力発電所の事故以降国論が二分され、原子力発電の是非が激しく議論されている中での講演会丈に聴衆の強い関心が覗えました。講演を通じて電力システム改革論、発送電分離、使用済核燃料等の問題は沈着冷静に考えていかねばならない事、わが国はエネルギー貧国である事を念頭に国民一人一人がもっとしっかり勉強しなければならないと改めて考えさせられました。講演会には30名の多くの皆様に参加頂きました。

 

【応】六大学野球慶早戦応援会

早朝から快晴の太陽が照りつける5月30日(土)神宮球場で2015年春季リーグ戦慶早戦応援会が開催されました。

今期の最後を飾る慶早戦で慶応が3連勝すれば慶応が優勝の第1戦、早稲田が1勝すれば早稲田の優勝が掛かる大事な1戦です。蕎麦の会との連携もあってお陰様で19名での応援でした。試合が始まると続々と入場者が入り応援席・観客席最上段フェンス前は立ち見の人たちで球場が埋まりました。試合は4対0で早稲田の勝ち・優勝でした。加藤投手の制球が甘く、フォアボールをきっかけに失点に繋がったようです。試合は午後3時40分頃終了し、蕎麦の会出席の人は信濃町から新宿の蕎麦屋「大庵」に向かい、その他の人は球場で解散いたしました。皆さん赤く日焼けした1日でした。

【花】第18回花と緑と文化の会例会

第18回は明治神宮の花菖蒲田を訪れました。
大都会とは思えない鬱蒼とした神宮の森の奥に静かな池があり、花菖蒲が綺麗に咲いていました。 “田”と名前があるように花菖蒲が群生し植えられていて、見た目には自生した花菖蒲です。車の音も聞こえず雅な世界に浸った一時でした。次回は晩秋の紅葉です。お楽しみに。

 

【花】第17回花と緑と文化の会例会

第17回の例会は4月15日、八重桜を求めて新宿御苑に出かけました。

4月中旬の良く晴れた御苑は、絢爛たる八重桜が満開で、濃いピンクの“開山”、白い“一葉”と静かな苑内で、大変華やいで見えました。

【レ】「俳句と遊ぼう」の講演会参加

「俳句と遊ぼう」の講演会に参加しました。

講師は高浜虚子の子孫の方で、ただただミーハーな気持ちで参加したため話についていけるか心配でしたが、初心者向けに俳句の歴史や歳時記について説明していただき興味を持って聞くことができました。俳句は認知症予防になるとのことですが、情景や心情を季語と五七五の音節で表現するのは、五感が研ぎ澄まされて細胞が若返るかもと思いました。最後に、高浜虚子が77歳の時に発表した句集から女性をモチーフにした作品を紹介されましたが、どれも艶やかな句で、なるほど、認知症予防にいいかもしれません。今回の講演を聞いて、俳句には日本語の美しさや日本人独特の感性が込められていると思いました。

【ゴ】国分寺・国立・立川合同三田会ゴルフコンペ

本年度国分寺・国立・立川合同三田会ゴルフコンペが、雨の中、ゴルフ場までの道路での事故で立川三田会森田幹事含めた3名が急遽欠席(お怪我なし)というアクシデントの中で、6月3日(水)山梨県大月カントリークラブで第13回大会として開催されました。総勢25名(国分寺11名)で争われ、国分寺は残念ながら、国立・立川に次ぎ3位でした。個人ベストグロスは(80)国分寺三田会新入会員諸江さん(平成7年卒)でした。 尚、国分寺三田会上位者は、諸江さん(5位)北村さん(6位)斎藤さん(7位)でした。次回は9月頃予定しております。

 

【茶】定例稽古

5月9日(土)3時30分、光公民館和室での定例稽古を終えた。

風炉による薄茶点前を3人が順次行い、和菓子は柏餅と和三盆であった。少々思わせぶりな書き出しは唐突乍ら、当会は今月を以って分科会活動に区切りを付け休部の運びとなった故です。振り返れば平成17年6月の初稽古以来丁度10年が経過、通算200回超の活動を重ねて来ましたが最近では会員も減り、私事乍ら体調不良もあり、この決断に至りました。お陰様で茶道の初歩的作法と知識を習得し、公民館祭りでの茶会に於いて多くの皆さまと接する楽しみも味わい、感謝の念に堪えません。なお当面の間、窓口は開いておりますので再開希望の方はご連絡下さい。

【蕎】第42回蕎麦っけの会

42回は、慶早戦応援会とのコラボにて5月30日(土)に実施。優勝が絡む早稲田との熱い試合でしたが惜敗。その鬱憤を晴らすがごとく、昨年度と同様に新宿「大庵」にて開催し、久々の天野さん(26年。経)と飛入りの広田さん(50年。経)もあり24名が参加。そして、お店のご配慮により栃木の銘酒「陸の王者」を痛飲。一同、大いに盛り上がり、美味いお蕎麦とお酒に酔いしれました。

【蕎】第41回蕎麦っけの会

第41回は、3月21日(土)に西八王子「山泉」で、車さん(46年。経)、池田さん(47年。商)が初参加し26名。桜の時期には、少し早く、残念ながら「春爛漫を愛でつつ蕎麦と美酒」とは行きませんでした。しかし、宮城の浦霞・福井の黒龍が飲み放題で、蕎麦も込みこみ@5,000円ということから皆さん大満足。