ボランティアの会の報告

3月13日(木)は暖かく日差しも強くない心地よい日で、平日でしたが10名の方にご参加いただき、武蔵国分寺公園の野鳥の森で活動しました。

今日の仕事はハナニラとオオアマナの抜き取りでした。

両方とも外来種で小さな白い花をつけ、とても増えるので抜き取ることで、在来種のノビルや他の野生植物が増えるようにします。

剣スコで地面を掘りおこして葉だけでなく小さな球根を大量に抜き取りました。

野鳥の森に、外来種のホンセイインコが増えて困っているそうです。

(ホンセイインコも可愛いのですが)

今後の予定

4月10日(木)13:30~15:00

5月 7日(水)10:00~11:30

6月11日(水)10:00~11:30

7月 9日(水)10:00~11:30

よろしくお願いいたします。江端

第51回ザ・ヤングサロン講演会「国分寺市の防災関連のとりくみ」

2025年2月16日(日)多摩図書館2階セミナー室にて24名参加の下、第51回The Young Salonを開催しました。国分寺市防災安全課防災まちづくりご担当の秋元武志係長及び蛭田萌氏のお二人を講師にお迎えし、国分寺市の防災関連のとりくみをテーマにお話しいただきました。講演の概要は以下の通りです。

第一部 防災まちづくりの取組みについて

1.国分寺市の防災都市づくり

国分寺市は昭和49年に防災都市づくりを開始、昭和50年~51年の調査・研究の結果を昭和52年に「あなたのまちの防災診断」と題して昭和52年に市報で公表、翌年それらを集約した「災害危険区域図」と「災害危険度表」を作成して全戸に配布。多くの関心が寄せられ、市民の防災に関する積極的参加に繋がっている。

2.防災まちづくり推進における個別事業

(1)市民防災まちづくり学校と市民防災推進委員会

自分たちのまちを自分たちで守れる市民を育てることを目的に「防災まちづくり学校」を開設。担当職員や専門家或いは防災活動を行っている市民を講師とし、自助・共助をテーマに学習してもらい、7割以上の出席者を修了者として認定、更に自らの地域で防災の普及・啓蒙活動を行うという申し出のあった人を市民防災推進委員として認定、推進委員同士の交流や学習の場として昭和59年6月に市民防災推進委員会が設置された。

(2)防災まちづくり推進地区

地域住民の発意をもとにした地区単位の防災計画の策定、地区の安全な環境づくりと防災活動体制づくりを目指して市と指定エリアとしての協定を結んだ地区を防災まちづくり推進地区と呼ぶ。

防災まちづくり推進地区は在宅避難者の支援のための防災計画を策定する。また推進地区の人たちは災害時に在宅避難者の支援のための地区本部を立ち上げ、市の災害対策本部は地区本部との間で安否確認や必要な物資の情報交換を行う。

3.市民全体の防災まちづくり

住みよいまちづくりの為に、市民防災まちづくり学校で自助・共助を学ぶ→卒業生が市の防災推進委員として活動→防災まちづくり推進地区の誕生、というサイクルがうまく回るように市として力を入れて支援していく。

現在国分寺市が協定をむすんでいる防災まちづくり推進地区は16あり、市内の面積の約半分を占めるが、将来的には市内全域が防災まちづくり推進地区となってもらいたいと考えている。

第二部 防災時の備えについて ― 防災講座

1.東京都の新たな被害想定と大地震発生に伴い生じる危機

東京都は令和4年5に首都直下地震の被害想定を見直したが、都市部に大きな被害をもたらすと見られる多摩東部直下地震はマグニチュード7.3、最大震度7で、都内殆どの地域で震度6弱から6強の揺れとなり、広い範囲で大きな被害が発生すると言われている。

国分寺市内では建物全壊452棟、半壊1,712棟、準損壊・一部損壊は半壊の数十倍、火災による焼失建物932棟、死者48人、負傷者886人、避難者約1万8千人、帰宅困難者約1万1千人と想定されている。またライフラインに関しては、電力・通信の被害率は数%だが、その影響で計画停電や通信障害が発生しうる。上下水道についても、埋設管の耐震化が進んでいるものの、一部地域では使用できなくなる。これらのライフラインの復旧には一月ほどかかると見られている。また、地面の隆起や建物倒壊により、市内の多くで道路閉塞率が15~20%になり、逃げたくても逃げる道がない状況にもなりうる。延焼火災に関しては、同時多発火災が発生して鎮火までにはまる一日以上かかると想定されている。

2.地震が起きたらどうするの

地震が起きた場合、まず一時避難場所である近くの学校・公園や地区災害時退避所のような広くて安全な場所に避難する。一時避難場所とは、揺れが収まってから近隣の避難者が一時的に集合して様子を見る場所、または避難のために一時的に集団を形成する場所。一方、広域避難場所とは火災の延焼危険がある場合に安全を確保するためにまとまって避難する場所のこと。

次に、火災の延焼の危険がなくなり余震がある程度落ち着いたら、自宅の安全の確認に行き、安全の確保がとれていれば自宅に戻ってもらう。自宅が居住困難と判断された場合、市内の小中学校などに開設される地区防災センターへの避難をお願いする。地区防災センターは地域の防災拠点として、避難場所内の人のみならず在宅避難者への支援物資の配給なども行われる。また、市では近隣市と協定を結んでいて、近隣市の避難場所を利用することもできる。避難場所での生活では体調を崩しやすいので、可能な方は在宅避難や少し遠くの親戚・友人宅への避難を検討して欲しい。

大人一人に必要な飲料水は一日3リットルと言われており、これを目安に備蓄をお願いする。断水の場合、北町給水場と東恋ヶ窪配水場に災害時給水ステーションが開設される。また、地区防災センター内でも応急給水が実施される計画となっている。

大地震発生後スーパーやコンビニの生活必需品はすぐに品切れとなり、首都圏の物流機能も低下するため、一週間以上の食料を準備しておく必要がある。停電も考慮して1~2日目は冷蔵庫内のものを、2~3日目は乾麺類など普段からの買い置きを食べ、4日目以降非常食と考えれば、非常食は3~4日分の備蓄が必要。カセットコンロやボンベと合わせてパッククッキング用耐熱性ポリ袋も準備しておくと便利。

市の食料備蓄目標数は14万6千食で、帰宅困難者と災害業務に従事する市職員をふくむ避難者等の2日分を備蓄、3日目以降は都や国の備蓄及び物資供給に関する協定先から調達する計画となっている。飲料水に関しては避難者等の1日分の約6万リットルを備蓄している。

次はトイレの問題。トイレは下水道の無事を確認してから使うようにして欲しい。トイレが使えない時に備えて携帯トイレの備蓄が必要となりその数は (1人1日5回) x (家族の人数) x (7日分) で計算して欲しい。4人家族だと140回分必要で、それが無理なら少なくとも半分の70回分は用意して欲しい。

3.各自が取り組める自助・共助

災害時まずは自らの命を自ら守るための自助が基本となる。

始めに木造住宅の耐震補強の話で、最新の耐震基準である2000年基準での耐震化が100%になれば、死者数・全壊棟数を6~8割減らせると言われている。未対策の方は市の助成事業も利用して欲しい。

また、近年の地震での怪我の原因の3~5割が家具類の転倒・落下・移動によるものであった。家具転倒防止対策が100%施されれば、死者の数を8割減らせると推定されている。ご自宅に戻ってから家具の固定や物の配置を見直して欲しい。

次に出火防止について、阪神・淡路大震災や東日本大震災での出火原因の8割以上が電気によるもので、その多くが通電火災であった。通電火災を防ぐ一番の方法はブレーカーを落とすことだが、冷静にブレーカーを落とすことが難しい。その対策として感震ブレーカーという器具もある。感震ブレーカーや消火器の設置を推進することで、焼失棟数・死者を約9割減らせると言われている。市では感震ブレーカー支給事業を実施しているので、是非検討して欲しい。

続いて、食料や生活必需品の備蓄も自助の一部となる。

4.家族で防災会議

災害時に必要なことを家族で決めておくために、家族の防災会議を行ってみていただきたい。まずは普段住んでいる地域の情報を知るところから始めて、その後家族で集合場所や避難ルートの確認、安否確認方法など必要なものを決めていって欲しい。

参考となる情報が市作成の防災・ハザードマップ。全戸配布済だが市のホームページから見ることもできるので、確認しておいて欲しい。家族の安否確認には災害用伝言版が役立つ。東京都の公式アプリである東京都防災アプリの活用や東京暮らし防災と東京防災という都の冊子も有効で、冊子は都のホームページから見ることもできる。国分寺市の防災アプリも使えるようになったので登録していただきたい。

自助から共助へ、自分の身を自分で守ることができたら、次は自分たちのまちは自分たちで守ることを意識した取り組みをお願いしたい。災害時頼りになるのは同じ地域の人や近所の人の助け合いであり、周りの人と顔の見える関係づくりを進めていっていただき、共助を大切にして欲しい。

 

質疑応答

Q: 1日避難生活の経験があるが、一番大事だったのは情報の収集と共有だった。例えば病院がやっているか、道路が寸断されているか、といった情報を共有できるインフラとかその方法などを何か考えているか。

A: 災害時の情報発信拠点となるのは地区防災センターで、それ以外にも防災行政無線・市のホームページ・市の防災X・市の防災アプリなど様々な媒体を使って市民へのお知らせを行う。災害時は誤った情報も出回るので、必ず市の公式なものから発表されている情報を参考に行動してもらいたい。

Q: 今後地域単位の推進地区と自治会との関連ができるようになるのか。

A: 市が目指す推進地区とは、上から目線であなたの地域はやりなさいというものではなく、逆にやれと言っても、指定を受けるための要件を満たすには地域住民のかなりの体力と時間を要して、簡単にはいかない。自ら自分たちの地域が推進地区になるために組織を立ち上げ、自分たちは自分たちのことをやるので協定を結びたいという要請があった場合に、市が考えていく。

Q:推進地区とは防災のためで、実際に地震が起きた時に活動するものではないということか。

A:災害時に推進地区の人たちには地域防災計画に基づき在宅避難をする人たちの拠点となる地区本部を立ち上げてもらう。地区本部は市と連絡をとり、例えば必要な物資を挙げてもらい、市はその地区本部に物資を渡しそこから各家庭に配ってもらう。

推進地区ではないエリアの人たちは、個々に地区防災センターに行って情報を入手したり物資をもらったりと、個々に動いていただきたいと考えている。

Q:地域の活動状況はどこで知ることができるか。

A:防災まちづくり推進地区については、市のホームページで公開している。また、推進委員会がブログを立ち上げている、

Q:災害時一番の問題はトイレだと思うが、市のトイレの配備状況はどうなっているか。

A:公園とか公共施設に市が災害用トイレを設置しており、更に今その数を増やす計画を作成中で、国や都の補助を受けながら設置していく予定。但し、衛生面や安全面から、その管理までは市の職員だけではできないので、推進地区の方々にお願いしている。

また、市では家庭用防災用品購入補助事業を行っており、簡易トイレも対象品目に含まれる。今年度の申請は終了しているが、来年度も継続したいとおもっているので、家庭での購入を検討いただきたい。

以上

身近な防災活動のとりくみを聴く

画像1ヤングサロン

 

第13回昼カフェ開催報告

第13回昼カフェは2月24日の振替休日に開催しました。祝日だった事もあり、過去最高の18人の出席者が集まりました。今回も初参加が3人おられ、まずこの3人に簡単な自己紹介をして頂きました。
そして、増強・活性化チームの御担当2人から3月29日に計画している「桜を観る会」について、計画の概要と参加の呼びかけ、更に協力要請がありました。既にこの会の案内はメールで出されているのでそちらをご参照下さい。今回の昼カフェでは早速協力の申し出や、アイデアが出され、運営の役に立つものと思います。
今回、更に特筆すべきは、新たなサークル活動の呼びかけがあった事です。具体的には「朗読」を数人のグループで始めよう、というものです。呼びかけたご本人も最近始めてみて、充実感を得て、朗読した後は体もスッキリする、とその効果を訴えられました。近々場所や日時、朗読する内容等の提案が昼カフェのメンバーに送られてくる予定です。
この様に、自然発生的に共通の興味を持つ人たちによる小さいサークル活動が出来ると、益々昼カフェの存在意義も増してくるものだ、と期待しています。
次回はウィークデー開催に戻って、3月24日(月)午後2時から同じ場所での開催です。

 

【歴】第110回 歴史をひもとく会 開催報告

欧州に流出し、国内からは消えた幻の古銭とは?

明治維新という日本の革命期、経済状況や貨幣制度の激変により、旧来の価値体系が崩壊していく過程において、我が国の貴重な古銭類が外国人の手に渡り、欧州に流失していきました。現在、欧州の美術館群に所蔵されている日本貨幣コレクションの中には国内には残っていない幻の古銭類が存在しています。それはどのようなものなのか。この問いへの答えを求めて、第110回歴史をひもとく会の講演会は、令和7年2月15日(土)に東京都公文書館研修室にて、会員41名の参加の下で、日本貨幣史の泰斗である朝日大学経営学部教授の櫻木晋一(さくらきしんいち)氏に講演をしていただきました。

スライド3<<講師プロフィール>>

朝日大学経営学部教授 櫻木 晋一 (さくらき しんいち)
1953年 福岡県生まれ、福岡県立福岡高等学校卒業、慶應義塾大学商学部卒業、
慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学後、九州帝京短期大学経営情報科講師・助教授を経て、下関市立大学経済学部教授
2019年3月下関市立大学を定年退職後、下関市立大学名誉教授
2001年4月 一年間のケンブリッジ大学留学
2010年6月 博士(史学)[慶應義塾大学]の学位取得、2019年4月 朝日大学経営学部教授(現在に至る)
2023年12月 日本人初のRoyal Numismatic Society(イギリス学会) 2023年度メダル受賞

講演内容は①講師の研究フィールドである英国の博物館の紹介②貨幣の製造方法の解説③明治初期の外国人による古銭収集活動④日本貨幣史の概説⑤その他海外事情の紹介の5つのテーマに沿って行われました。
①については、25年間に亘る現地での研究の成果が「学問的権威が備わった古銭カタログの作成」として結実しています。長年の古銭研究から得た膨大な知識ベースと精緻な形態学的手法を駆使して得られた成果であり、その中でも筆頭に挙げられるのはオックスフォード大学に残る「冨本銭」の確認です。従来、日本最古と言われてきた「和同開珎」より遥かに遡る時代に存在したこの古銭はもう日本銀行貨幣博物館にも所蔵されていない幻の古銭です。②については、東洋と西洋における製造方法の違い、スタックモールド・エレクトロン貨・銀のインゴットであるホード(hoard)・絵銭といわれるチャーム(charm)等々、耳慣れなくも興味の尽きないお話が続きます。③については、明治初期における三菱会社に雇われた外国人W.ブランセンの収集活動と持ち帰った収集品(金銀銭貨併せて1278枚)がデンマーク国立博物館に所蔵されており、今では貴重な研究対象です。④は、皇朝十二銭の成り立ちから始まり、大判・小判の詳細な解説や幕末から明治にかけての秤量貨幣から計数貨幣への転換期の歴史が語られました。⑤はパリ・スウェーデン・スコットランド・エルミタージュ・イタリアに散らばる有名博物館が紹介されましたが、特に興味深いのは、エルミタージュ博物館に残る大判の側面に模様が残されているお話です(金の削取防止のために10枚重ねて刻印を入れたものだそうです)。

講義には、テーマごとに理解しやすい編集が施された鮮明な画像資料が使用され、講師の、学問に向き合う学者としての謹厳な姿勢の中に、時にユーモアを交えた人間味あふれる語り口が聴く側の心を捉え、解り易い説明と相まって、熱心に聞き入る会員達はすっかり貨幣史の世界に没入し時を忘れた感がありました。

今年の1月中旬に日経新聞が、「世界の決済に占める現物貨幣の割合は14%に過ぎない」と興味深い記事を載せていました。今後、偽造防止やマネーローンダリング(資金清浄)の根絶に向けて、利便性に優れた仮想通貨や電磁決済が発達し、現物決済の縮小化が極限まで進んでいった場合、居場所を失った現物貨幣はどのようになってしまうのか、まだ誰にも解りません。それは神の領域ですから。しかし、秘蔵されている古銭たちが、古色蒼然たる佇まいの中に黄金の輝きを秘めて、人間の限りなきロマンを語り続けるのは確かでしょう。

(文責:小林千晃)

スライド1

スライド2

【歩】「小江戸川越」を歩く~川越を満喫する3つの話~第三回

歩こう会の皆様、国分寺三田会の皆様

事前配信致します! どうぞおつきあいください。
<「小江戸川越」を歩く~川越を満喫する3つの話~第三回>
小江戸川越訪問先一口メモ ~喜多院・本丸御殿・時の鐘を中心に~

第63回歩こう会の申込み〆切が明日2/22(土)に迫りました、皆様、お申込みはお済みになりましたでしょうか。
事前配信もいよいよ最終回、岡村世話役がとりをつとめます。今回は、川越の見どころ、3か所をご紹介。
皆様を一足早く、歴史の町川越にいざないます。是非ご一読ください。

第一回からここまで、素晴らしい寄稿文を執筆頂いた皆様、また読み応えある配信におつきあいくださった皆様に、
深く深く感謝申し上げます。そして何より、当日までご自愛い頂き、準備万端、体調万全で川越にご一緒しましょう!
楽しみにしております。

記事は下記をクリック
小江戸川越訪問先一口メモ_川越城見取り図付

分部

【歩】「小江戸川越」を歩く~川越を満喫する3つの話~第二回

歩こう会の皆様、国分寺三田会の皆様

事前配信致します! どうぞおつきあいください。
<「小江戸川越」を歩く~川越を満喫する3つの話~第二回>

みんな大好き 蒲焼の秘密
お待たせを致しました! 江戸料理と言えば沼野先輩、今回もご登場をお願いしました!
なぜ蒲焼は甘辛醬油味なのか、なぜ土用の丑の日が近づくと食べたくなってしまうのか、
今更ながらの素朴な質問に、沼野先輩がわかり易く答えてくれます。
これを読めば、蒲焼が江戸文化のエネルギー源であったことがわかります。
皆様、川越の蒲焼で元気になりましょう!
それでは、素晴らしい記事をお楽しみください。

記事は下記をクリック
2025.3.4.歩こう会「みんな大好き 蒲焼の秘密」

分部
 
 

【歩】「小江戸川越」を歩く~川越を満喫する3つの話~第一回

歩こう会の皆様、国分寺三田会の皆様

今年も元気に事前配信致します! どうぞおつきあいください。

<「小江戸川越」を歩く~川越を満喫する3つの話~第一回>

「小江戸川越」の歴史と思い出
今回は、宮西先輩が高校時代の思い出の地、川越を語ります。
前もって読んでおけば、川越散策が何十倍も楽しくなること請け合い!
読み応え抜群の寄稿文を、どうぞお楽しみください。

「小江戸川越」の歴史と思い出(☚こちらをクリック)

3月4日(火)第63回歩こう会へのお申込みをお待ちしております。

分部

 

第12回 昼カフェ報告

1月19日(日)14:30から昼カフェ初の試みとして日曜日に開催しました。
これ迄仕事の関係などで出席できなかった方々が集まった一方、家庭のイベントなどで週末は参加出来ない、という方々もおられ、13名の参加でした。過去5か月間に一度でも参加した方々を集計すると25名に上る事から、曜日の選択が重要であることも分かりました。課題の週末開催時の場所の確保問題は世話役がこまめに当たった結果、比較的広い喫茶室を確保でき、ゆったりと午後のカフェを楽しむことができました。
今回初参加が3名おられたこともあり、お互いを知るために久々に自己紹介を行いました。職場や学校ではありませんから、自分がアピールしたい事、趣味、国分寺三田会に期待する事、等々を披歴し合いました。日本の地方活性化や災害対応等に強い危機感を持つ方や、少し若手に属する方は登山やスキーを精力的に楽しんでいるなど、色々な話を聞くことができました。
世話役としては参加者に共通するテーマを探し出してサークル活動的なものを始められないか、と思ってきました。実際、世話役が発信したアンケートに応えて色々なアイデアを提供していただきました。実行は可能でも、定期的な活動レベルまで持ち上げていくのは難しいと感じています。
敢えて世話役がまとめようとするのではなく、自然発生的に共通点が見つかるのを全員で見守ろう、と考え方を変えつつあります。
次回は2月24日の振替休日の14時から同じ場所で開催します。
                                                                                             (文責:S.52岡村)
 

【麻】2024年度チャンピオン大会(白鳥杯争奪戦)を開催‼

             2024年度チャンピオン大会(白鳥杯争奪戦)を開催‼

  2025年1月5日(日)白鳥杯争奪戦である「チャンピオン大会」がフランチャイズ雀荘、JR国立駅北口の「北家(ぺいちゃ)」にて開催されました。
 参加者は、2023年11月から2024年10月の月例会優勝者6名(小林、安齋、大石、田村、利根川、岩田一英)とワイルドカードによる参加者6名(横瀬、岩堀、田中、常谷、平林、若林)の計12名です。米寿の横瀬さんから差し入れ頂いた日本酒で新年の乾杯を行い、熱戦の火蓋が切って落とされました。
 午前10時より午後4時まで6時間の熱い戦です。途中、得点を平準化するため2回のメンバー交代を行いましたが、各自の持ち点に大きな差がなく優勝者の行方が難しい熾烈な戦いとなりました。
 その激戦を制したのは、小林さん(39政)と大石さん(40法)が何と同点で優勝を分け合い、3位は、田村さん(44経)という結果となりました。大石さんは前年に続いての2連覇達成です。その後は国分寺南口の「北海道」に場所を移し表彰式と新年懇親会。蟹と鍋を囲みながらおいしい料理とお酒を堪能しました。今回の優勝者2名へ白鳥杯カップの授与が行われ、大いに盛り上がりました。
 さて、今期の戦いは既に始まっています。11・12月度月例会は古豪岩堀さん、立川三田会の小田島さんが見事優勝を達成しています。1月度の月例会も近日中に開催予定であり、若手の奮起を期待します。
                                     麻雀会 世話役 利根川

 

【E】第137回Oh! Enkaの会を開催しました

1.日時   2025年1月18日(土) 14:00~16:30
2.会場   本多公民館視聴覚室
3.出席者   会員・ご家族・ご友人38名、演奏者関係者・その他5名 計43名
4.プログラム
  ・塾歌斉唱 指揮:髙橋伸一会員 ピアノ伴奏:上原安江会員
  ・第1部  「ぷち・こまんたれう”」ハーモニカ演奏
        演奏者 黒田彩氏、大庭麗奈氏
  ・第2部 沼野雄司氏講演
        演題  現代音楽の不思議な世界-荒唐無稽?あるいは名曲?
  ・若き血斉唱 指揮:井上徹会員 ピアノ伴奏:上原安江会員

 冬晴れで最高気温が1桁の寒い日でしたが、多くの会員・ご家族・ご友人、その他の皆様にご来場いただき、本多公民館視聴覚室において第137回Oh!Enkaの会が行われました。
 開会に先立ち、塩井世話役代表より、「今年は戦後80年目(昭和100年)にあたり、阪神淡路大震災から30年目を迎える等大きな節目の年になります。何よりも2005年9月に13名で発足したOh!Enkaの会が20年目を迎えます。今秋には20周年にふさわしい記念の会を計画しておりますのでご期待ください」との挨拶がありました。
 続いて行われた塾歌斉唱では、前回の第136回Oh!Enkaの会において、ワグネル・ソサィエティーOB合唱団から信時潔・富田正文の正譜に従って歌唱することについて指導を受けましたが、その指導内容を思い出しながら、髙橋伸一会員の指揮、上原安江会員のピアノ伴奏によって斉唱が行われました。

 第1部は「ぷち・こまんたれう”」によるハーモニカ演奏です。「ぷち・こまんたれう”」は2008年に日本最大のハーモニカコンテストでデュオ部門第一位を獲得され、複音ハーモニカならではの奏法を駆使したユニークな演奏には定評があります。この日はクラシック、童謡、タンゴ、ポピュラーから演歌まで幅広く10曲を演奏していただきましたが、美しく、透明感があり、哀愁のあるハーモニカの音色に会場は魅了されました。「ハーモニカはポケットに入るオーケストラだ」と言われますが、小さなハーモニカだけで楽団のようないろいろな音色や演奏が生み出される様はまるでおとぎの国にいるような感じさえしました。

演奏曲目(演奏順)
デュエット 愛の喜び
      つき
      ヒーリングクラシックメドレー
      
ソロ    津軽海峡冬景色 (黒田彩)
      ラ・クンパルシータ (大庭麗奈)
デュエット タンゴ「碧空」
      君は薔薇より美しい
      アイ・ガット・リズム
      アルルの女

第2部は「現代音楽の不思議な世界-荒唐無稽?あるいは名曲?」という演題で、桐朋学園大学教授(音楽学)沼野雄司氏に講演をしていただきました。現代音楽はいわゆるクラッシック音楽の延長線上で創作され、何らかの様式的な「新しさを」備えた音楽と定義されています。ただ、鑑賞には時間がかかること、その抽象性、難解であるがゆえに他の現代芸術に比べてあまり知られていないかもしれません。講演では、実際に曲を聴き楽譜を見、曲が使われた映画を鑑賞しながら、現代音楽の代表的な作曲家と曲が紹介され、現代音楽の特徴について解説がありました。また、2つの世界大戦等の政治・社会情勢がどのように現代音楽に影響を与えてきたのか、そして1989年以降、ソ連が崩壊し、ヨーロッパ中心主義が懐疑されるようになり、ポピュラー音楽が発展する中で、これから現代音楽がどのように変化していくのかについてもわかりやすく説明していただきました。現代音楽の不思議な世界を垣間見るともに、現代音楽の歴史を紐解くことが現代史を知ることでもあると気付かされた貴重な、そして楽しい1時間でした。

 最後は参加者全員で、井上徹会員指揮、上原安江会員のピアノ伴奏によって若き血のエール交歓でお開きとなりました。

出演者プロフィール
【ぷち・こまんたれう“】(黒田 彩氏 & 大庭 麗奈氏)
2001年、宮田奈美(Nami)、大庭麗奈(Reina)、黒田彩(Aya)のハーモニカトリオ「こまんたれう”」を結成し、ジョイント&単独コンサート、3枚のCDリリース、楽曲提供など精力的に活動を展開する。2003年よりNamiがフランスに居を移したため、不在時はAya&Reinaのデュオ「ぷち・こまんたれう”」として活動中。2008年、FIHハーモニカコンテスト・デュオ部門第一位。2019年にはトリオでフランス、エストニアでの演奏を果たす。様々なジャンルを自由にアレンジし、複音ハーモニカならではの奏法を駆使したユニークな演奏には定評がある。なお「ぷち・こまんたれう”(Commennt Allez-vous?)」とはフランス語で「ごきげんいかが?」の意味。今後もハーモニカデュオの新しい形を展開し、その魅力を伝えていきたいとされている。

【沼野雄司氏】
東京藝術大学大学院博士課程修了。博士(音楽学)。現在、桐朋学園大学教授。2008年から2009年、および2020年から2021年にかけてハーバード大学客員研究員。著書に『トーキョー・シンコペーション 芸術表現の現在』(音楽之友社)、『現代音楽史 闘争しつづける芸術のゆくえ』(中公新書、第34回ミュージック・ペンクラブ賞)、『孤独な射手の肖像 エドガー・ヴァレーズとその時代』(春秋社、第29回吉田秀和賞)ほか。国内はもとより、アメリカ、中国、オランダ、リトアニア、ジョージア(グルジア)、アイルランド、ドイツなど多数の国際会議で発表。趣味は自転車。

Oh!Enkaの会世話役代表:塩井 勝也(S41法)
         世話役:髙橋 伸一(S45法)、久保田 宏(S46工)、坂田 久美子(S46文)、
             池田 敏夫(S47商)、芳賀 崇(S47経)、平林 正明(S47経)、山田 健(S47経)、
             井上 徹(S49政)、清水 靖子〈S49薬〉、塚原 正典(S54文)

今後のOh!Enkaの会の予定

◆次回(第138回)Oh!Enkaの会
  日時:2025年3月23日(日) 14時~
  会場:本多公民館2階ホール
  プログラム
   ・ヴァイオリン・チェロ演奏
   ・下村雅人氏によるテノールソロ
   ・下村雅人氏による講演

◆次々回(第139回)Oh!Enkaの会
  日時:2025年7月中旬 午後
  会場:未定
  プログラム
   ・ピアノ演奏(吉村美華子氏)
   ・バリトンソロ演奏(成田博之氏)
                                              以上