【歴】第106回 歴史をひもとく会 開催報告

古代武蔵国の豪族たちと律令国家

第106回例会は3月17日(日)午後2時より多摩図書館セミナールームで、慶應義塾大学文学部准教授の十川陽一先生を講師に招き開催された。今回は一昨年第99回で講演頂いた「古代武蔵国のなりたち」の続編である。会員52名が出席する盛会となった。引き続き懇親会も先生を囲んで29人が参加して楽しく終始した。

 

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<< 講師プロフィール >>

十川 陽一氏  慶應義塾大学文学部 准教授
1980年生まれ
2003年(平成15年) 慶應義塾大学文学部史学系日本史学専攻卒業
2010年 博士(史学)
2019年~ 慶應義塾大学文学部准教授

<< 講演内容 >>

律令国家の地方支配は、国司と郡司によって遂行され、地方豪族を巻き込みながら地方末端まで行政機構と官人制を展開した。

第一部は「国司と郡司」。郡司たちの任命は、家柄要因が強く、適任者が無ければ能力に依り、その候補者の能力差が無ければ国造からの登用が行われた。また、地方豪族たちはなぜ律令制を受容するのかという豪族の思惑が実例を挙げて語られた。その他、位階が上がるとどのような特典が得られるか、豪族たちによる郡司になるための自己推薦や私穀献上等の中央への活動、郡司の構成や制度の変化についての内容も近年の研究の進展を織り込んで語られた。

第二部は「地方支配体制の形成と展開」。古代国造制から、国・郡・里としての地方支配体制への移行と、租庸調による税制の仕組み解説。その中で租は意外に重税ではなかったことや、庸調の詳しい解説も興味深いものであった。また、郡司層の蓄財、貨幣経済推進のための蓄銭叙位令により蓄財と位階との結びつきも見られたこと等。

第三部は「武蔵国分寺と豪族たち」。国分寺造営開始後の督促内容を「続日本紀」の実文を引いて語られ、これに対する造営遅延に付いても再三細かい指示が下った事の詳しい解説がなされた。

今講演に当たって、先生のご専門が律令官人制なのを踏まえて、可能ならば古代武蔵国における国司・郡司の関係と律令制の様な内容を織り込んで頂けると幸甚との希望をさせて頂いたところ、快く聞き入れて今回の演題にして下さっただけでなく、当会の生い立ちをも勘案して、国分寺造営の開始から遅延や苦難まで織り込んでお話し下さった事を、先生への感謝を込めて記します。

 

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【C】La Madre Cooking 好評につき 生パスタ挑戦!を再度実施

「多くの方に挑戦してもらいましょう!」

【実習の概要】
桜の満開が間近に迫った4月2日、生パスタの実習を再度実施しました。3月19日に開催した「生パスタに挑戦!」が定員に達して参加できない方が出たため、「多くの方に挑戦してもらいましょう」との伊藤先生のご好意もあって、開催できました。
参加者は6名、川口さんは二度目の挑戦です。先生のきめ細かな行き届いたご指導の下、充実した楽しい実習ができました。なお、小林千晃さんが2019年3月以来、5年振りに元気なお姿を見せて生パスタ作りに熱心に取り組んでいました。当日のメニューは前回と同じなので割愛しますが、デザートは先生が自宅で作られたオレンジゼリーでした。

【料理教室に対するお二方の熱い想い】
3月19日と今回の生パスタ作りに2回続けて参加された川口豊明さんには、料理教室や初めて経験された生パスタ作りについて胸の内を熱く語っていただきました。伊藤先生には、料理教室の役割や参加者への期待を熱く語っていただきました。

【川口さんからのメッセージ】
料理教室に参加するたびに思うのですが、料理はいかに準備(プラン、材料の買い物、調味料などのそろえ、道具の用意などなど)が大変で、さらにそれらをどう調理し、どういう手順で仕上げていくかなど工夫も多く、こんなに頭を使うものなのかといつも感心しております。それと同時に、奥が深いなあと思っております。
料理教室のおかげで毎日何気なく食べているものにも、作ったひとの苦労が少しわかるようになった気がしております。
さて、今回のパスタですが、粉から自前のパスタを作るとは思っていなかったので、ちょっと驚きでした。
ボウルに粉や卵、細かく切ったほうれん草や水を入れ、一つの玉にするのはけっこう大変で、力もいり、子供のころの粘土細工のような楽しさがありました。
孫などと一緒につくるといっそう楽しいのではないかと思いました。
それを蕎麦打ちのように丸い棒で引き伸ばし、細く切って麺の形にし、ゆでて、生クリーム・牛乳・粉チーズ・調味料・生ハムで作ったソースと一緒にフライパンでいためてパスタは完成です。
市販の乾麺に比べ、柔らかいもちもち感があり、塩加減、香辛料、その他生ハムなど加えることで味の工夫もでき、自画自讃できるほど美味しいパスタが出来上がりました。
レンズ豆と玉ねぎのスープも逸品でした。
伊藤先生には、材料を準備していただいたうえ、テーブルを駆け回ってご指導いただき、ありがとうございました。
買ってくるのが当たり前と思っていたものを自分で作るというのは本当にいい経験でした。

【伊藤先生からのメッセージ】
お料理を作るのには3つの喜び(幸せとも言えます)があると思います。作る喜び、食べる喜び、喜んでもらえる喜び。
私にとっては皆さんがご家庭で作られた料理をご家族が喜んでくださり、この料理教室を家族の方々も楽しみにしていただけたら最高の幸せです。

【完成した料理と会食】

(文責、写真:沼野)

 

第133回Oh!Enkaの会を開催しました

1.日時   2024年3月30日(土)14:00~16:30
2.会場   本多公民館・ホール
3.出席者  会員とご家族:79名  会員のご友人:29名 藤沼氏関係者:38名   計146名
4.プログラム
・塾歌斉唱
・第1部   藤沼哲朗氏 テノール独唱
・第2部   岸 義紘氏 サクソフォン演奏
・エール交歓 若き血
 一気に初夏の陽気になったこの日、多くの会員ご家族ご友人に加え、藤沼氏の関係者も来場し本多公民館ホールが一
 杯になる盛況でした。
・塩井世話役代表の挨拶で開会となりました。
 「音楽には不思議な力がある。前回はバルカンにおける音楽の力が民族の違いまで乗り越えたという話でした。今日
 の音楽も能登まで届いて明日への希望に繋  がって欲しい」
・プログラムは平林正明会員指揮上原安江会員のピアノ伴奏による塾歌斉唱で始まりました。
・第1部は藤沼哲朗氏のテノール独唱です。
 曲目はカンツォーネ・ナポリターナとバラードの親しみやすい名曲を選んでいただきました。お年(70台半ば)を
 感じさせない若々しいテノールです。歌の合間にはさんだお話は、音大を2度落ちて銀行員になった話、ヨーロッパ
 での仕事と歌の両立の話、カンツォーネコンクールに出場して準優勝した話(前年秋川雅史氏が優勝していた)、
 特攻隊生き残りのお父上の思い出等々で藤沼さんの夢とロマンの人生が偲ばれました。誠実なお人柄がそのまま端正
 で情感あふれる歌声になって会場に響きました。
 演奏曲目は
    ①O sole mio  ②Core ‘ngrato(カタリ・カタリ)  ③I’te vurria vasa(あなたに口づけを)
    ④Musica proibita(禁じられた音楽)    ⑤Dicitencello vuie(彼女に告げて)
    ⑥千の風になって(新井満)   ⑦Stand Alone(坂の上の雲より)   ⑧群青(谷村新司)
    ⑨My Way(Paul Anka)  イタリア語/日本語/英語

・第2部は岸義紘氏のサクソフォン演奏です。岸氏には2017年2月第97回 Oh ! Enka の会で演奏していただき、今回
 は2度目です。誰もが知っている名曲を並べていただきました。とても80才を超えているとは思えない肺活量とリズ
 ム感に圧倒されました。明るく華やかなソプラノサックス、むせび泣くような哀愁を帯びたテナーサックス、伸びや
 かながら落ち着いた音色のアルトサックスと3本を使い分けた大人の演奏を堪能しました。
 サックス以上に愛されているジョークも絶好調で、前回の感動と笑いがついこの間のようによみがえってきました。
 今回は、留学生のおかしな日本語の話、探検家とライオンのお祈りの話、勉強しない息子とお父さんの話、電車の中
 の女の子とミカンの話、ツルとサギの話でした。
 演奏曲目は
    ●Going Home   ●G線上のアリア   ●この素晴らしき世界     ●イエスタデイ
    ●川の流れのように・・・会場合唱    ●白鳥(サン・サーンス)   ●闘牛士のマンボ

・会場の盛大な拍手に応えていただき、アンコールが演奏されました。
 岸氏の「瀬戸の花嫁」、藤沼氏の「You’ll never walk alone」(ダイアナ妃の前で歌った曲)でした。どちらも熱
 のこもった演奏でした。
・閉会に当たって塩井代表から、三田評論1月号に掲載された伊藤塾長と向井宇宙飛行士との対談の紹介がありまし
 た。
 「向井さんが宇宙船の中で「若き血」を日々のエネルギーの源泉にしていた、母校は心の原点、故郷のひとつである
 と話されている」
・最後は井上徹会員指揮、上原会員伴奏による若き血のエール交歓でお開きとなりました。塾歌も若き血も時節柄マス
 ク着用、小さな声でということでしたが少しずつ従来の一体感ある雰囲気が戻ってきたことを感じました。
・なお、1部と2部の合間に塩井代表から当会会員大上祥彦さん、吉崎俊一さんの訃報が報告されました。

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【藤沼哲朗氏プロフィール】
 一時は音大を経てプロの声楽家を目指したが、学習院大学卒業後旧第一勧業銀行に入行。 その
 後はミラノ・ロンドン支店勤務時代を含めて常に歌の練習を欠かさず、1992年に英国赤十字社
 の推薦を受けて、ロンドンのロイヤル・アルバートホールで行われたダイアナ妃主催の英国赤
 十字ガラコンサートにおいてダイアナ妃を始め各国大使等数千人の聴衆の前でソロ演奏を披露
 している。現在は「ちょっぴり歌の上手な元銀行員」としてチャリティーコンサートやフェス
 ティバルへの出演、被災地や高齢者施設でボランティア演奏を行っている。

【岸義紘氏プロフィール】                                     image001
 1941年生まれ、岡山育ち。早稲田大学卒業後、聖契神学校に入学。さらに米国フラー神学大学
 院に留学し、帰国後は巡回牧師として各地の教会で奉仕した。元 JTJ宣教神学校学長。 40歳
 を過ぎてからサックスを本格的に学び直し、ボランティアで教会、病院、刑務所、老人ホーム
 等を回り、全国でサックスの演奏会を開催している。自家用車にテナー・アルト・ソプラノの
 3種類のサックスとスピーカー、アンプを積んでの一人演奏の旅だが、一度旅に出ると 2 3週
 間は自宅に戻れないこともあるという。25歳の頃からサックスの呼吸法とは共通点の多い水泳
 を始め、日本マスターズ水泳200メートル自由形リレー(年代別)日本記録を保持している。

Oh!Enkaの会世話役代表:塩井勝也(S41法)
世話役:髙橋伸一(S45法)、久保田宏(S46工)、坂田久美子(S46文)、池田敏夫(S47商)、芳賀  崇(S47経)、平林正明(S47経)、山田  健(S47経)、井上  徹(S49政)、清水靖子〈S49薬〉、塚原正典(S54文)

次回(134回)の予定
・日時:2024年5月18日(土) 14:00~16:30
・場所:リオンホール・Aホール
・プログラム
  1.メゾソプラノ独唱:進美沙子氏、テノール独唱:小島常弘氏、バリトン独唱:米田嗣幸氏、
    ピアノ伴奏:西澤ことは氏
  2.筑前琵琶演奏:城戸義明氏

次々回(135回)の予定
・日時:2024年7月21日(日) 14:00~16:30
・場所:リオンホール・Aホール
・プログラム
  1.ピアノとヴァイオリン演奏:山田玲子氏(P) 佐藤祥子氏(Vn)
  2.雅楽演奏:〆野護元氏、岡庭健氏、佐藤祐介氏

スナップ写真集を掲載しています。是非ご覧ください。⇒ここをクリック

【ゴ】国分寺三田会ゴルフ会 2024年春例会

今回は平成30年10月以来6年振りに「上野原カントリークラブ」で北村会員のご紹介での開催となりました。
4組16名の参加枠にてエントリーを受け付けたところ、結果4組15名での開催となりました。
天気予報通りの快晴に恵まれ、雪化粧の富士山もはっきりと見ることができました。
午後は多少雲も出ましたが温かい日差しを浴びてのプレイとなり、皆さん楽しくラウンドされました。

プレイ終了後は、ゴルフ場のコンペルームにてケーキセットで表彰式を開催しました。
表彰式は、NPの発表から始まり、飛び賞の発表、BB、3位、準優勝、優勝、BGと発表になりました。
表彰式に引き続き、優勝者のスビーチが行われました。
15名がプレイに参加、アウトスタート4組での開催となり全員ホールアウトしました。
優勝は石塚健さん、準優勝は小林一夫さん、3位は池田敏夫さんがそれぞれ入賞されました。
BG賞は、優勝した石塚健さんが「92」で獲得しました。

 

国分寺三田会ゴルフ会 2024年春例会

・ 開催日   令和6年3月27日 (水曜日)
・ 場 所   上野原カントリークラブ(山梨県上野原市)
・ 時 間   8:22  outスタート4組
・ 競技方法  新ぺリア方式
・ 競技者   15名 (全員ホールアウト)

表彰式

・ 場 所  ゴルフ場 コンペるールーム
・ 時 間  プレイ終了後
・ 参加者  16名(競技参加者 全員、 岩田)

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スライド2

スライド3

 

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次回ゴルフ会のお知らせ

・2024年5月29日(水)  青梅ゴルフ倶楽部

通算第13回国分寺稲門会国分寺三田会懇親合同ゴルフ会
スタート 9:31 8組 予約済(当会からの参加枠16名)

準備ができましたら、会員にはご案内いたします。

また、秋例会(9月下旬~10月上旬)、冬例会(11月下旬~12月上旬)を予定しています。
日程等が決まりましたら、ホームページのスケジュール欄に掲載します。

第4回「昼カフェ」開催のご報告

 3月25日㈪14時から「第4回昼カフェ」を国分寺北口5分の「胡桃堂喫茶店」にて開催しました。参加者は10名。テーブルを2つにして5人づつに分かれてお話し会をしました。
 胡桃堂はオープン7年の喫茶店ですが、藍で染めた和紙で店内を飾り、100年前の喫茶店に置かれていたような家具類や様々なジャンルの本に囲まれ素敵な空間です。地元の会員でも「初めて来店した」と言われる方が多かったのは、「灯台下暗し」の言葉どおりでした。
 今回もあっという間の100分でした。因みに私自身は、国分寺三田会の開設当初に関わった人の話に大きな刺激を受けました。特に開設当初は、まだメールを使える方が少なかった為に、会報を最初は郵送していたものの費用がかかる為にエリアで分担して「宅配」していたことや、会員の「あれやりたい、これやりたい」から「歴史の会やOh!Enkaの会」が始まったことを聴き、草創の方々の息吹を感じました。また同じテーブルの方が妻と同じ塾で仕事をされていたことを知り、地元の繋がりを実感しました。
 もう一つのテーブルのある方は趣味がゴルフであることは存じていましたが、大学時代のゼミ仲間との月一度のゴルフコンペでは「読書感想文」を毎回交換されていることを聞き、心底驚きました。
 昼カフェは身近な地域で知り合いや友人を作りたいとい想いを実現する場としても始まった企画ですから、参加者の方々の距離が段々と近くなったり、新しい気づきや刺激を受けられるのは当初の目的通りです。
次回は、4月22日㈪14時から。今回と同じく「胡桃堂喫茶店」で予定しています。
                                              文責 廣瀬泰幸

【C】La Madre Cooking 第3回特別実習を開催しました

「人生初体験 生パスタに挑戦!」

【実習の概要】
 パスタと言えば日本生まれの「ナポリタン」しか頭に浮かばない私、「うどん」と言えば「丸亀製麺」といった程度のレベルです。今回の実習で教わる「グリーンフィットチーネ」と呼ばれる食べ物は、全く想像もつかない料理でした。実習に先立って送られてきたレシピを参考にしてフィットチーネをネットで調べ、デュラム小麦を使ったイタリア料理の生パスタだと初めて理解した次第です。
今回の実習は少人数で行う「特別実習」の3回目。3月19日(火)に‘国分寺ひかりプラザ’に集合した会員10名は、1テーブル2名の贅沢な環境で(一般的な料理教室は1テーブル4名だそうです)、伊藤先生のご指導の下、生パスタ作りに精を出しました。
 今回は、参加者の大多数が生パスタ作り初体験であること、調理の段取りも多いことから、昨年12月の実習と同様に、伊藤先生ご息女・友美さんにアシスタントとしてお手伝いいただき、手際よく研修をサポートしていただきました。我々が戸惑うことなく円滑に実習が進み、感謝しています。

【実習に先立ち海馬を刺激】
今回の実習でも初めて耳にする料理用語など、知らないことが沢山ありました。「好奇心を持つことは、体積が減少しつつある海馬の萎縮抑制、脳健康の維持につながる」という脳科学研究を拠り所として、知らないことを面倒くさがらずにネットで調べ、それらの情報をセッセと海馬に送り込んでいます。他の人からはこんなことも知らないのかと笑われるかもしれませんが、認知症予防なのだと自分に言い聞かせています。
以下は今回の実習を契機に、海馬に刺激を与えた主な事柄です。
<フィットチーネ>
フィットチーネは約25cmにカットされた麺タイプのロングパスタ。イタリア語で小さなリボンという意味がある。平打ちのロール式製法で作るので断面は長方形、幅7.5mm程の平たい形状。クリーム系の濃厚なソースとの相性がいい。
<デュラムセモリナ粉>
イタリア語で「デュラム」は主にパスタに使われている小麦のこと。「セモリナ」とは粗挽き粉のこと。デュラム小麦は日本の気候に適さず日本では栽培しにくい。他の小麦より固く、黄色が強いことが特徴。柔軟で弾力性の強いグルテンを含み、形が崩れにくく成形しやすいため、パスタにぴったり。水を加えると強いコシのある食感、小麦の風味を感じるパスタになる。
<生パスタの様々な食感>
生パスタは、小麦粉、デュラムセムリナ粉、卵、塩、水の割合を変えることにより様々な食感に変えられる。
<レンズ豆>
世界五大栄養食品(米国健康専門誌「ヘルス」/2006.3)のひとつ。直径4~8㎜、厚さが2~3㎜と扁平、豆の表皮の色は 褐色や緑褐色、皮をむいた状態では赤橙色・黄色など。扁平な形であることから日本では「ひら豆」とも呼ばれる。起源はメ ソポタミア地域。徐々に西方のエジプト、ギリシャ、ローマへと伝わり、紀元前から栄養価の高い食品として食べられる。なお、後世に発明された「レンズ」は、この豆に由来して名付けられたと言われている。日本での生産は行われておらず米国等からの輸入品。実習で使った「皮なしレンズ豆」は火の通りがいいが煮崩れしやすく、スープに使うことが多い。

【実習の献立と感想】
<グリーンフィットチーネ>
デュラムセムリナ粉を混ぜた生地のモチッとした食感が心地よく、食べる直前に茹でた生パスタが作り立ての生ハム入りクリームソースの旨味をしっかり吸収し、食べ応え十分な濃厚なパスタでした。
<レンズ豆のスープ>
レンズ豆のホロホロと溶けるような食感と枝豆のような甘みのある、やさしい味わいのスープでした。口に含んだ瞬間、‘おじや’のように調理したら違った発見があるかもしれません。日本人との相性のいいスープだと感じました。
<イタリアンサラダ>
野菜たっぷり、ワインビネガーの爽やかな酸味が十分に効いてサッパリ感抜群でした。通常、ドレッシングの酢と油の黄金比は1:2との先生の説明でしたが、実習でのドレッシングの比率は1:1、パンチの効いた個性的なドレッシングでした。冷やしたみずみずしい野菜は新鮮でシャキッと歯触りがとてもよかったです。
<コヒーゼリー>
インスタントコヒーを使って手軽にできるデザートです。

【実習のひとコマ】
実習の場面ごとの写真を掲載します。
<調理に先立つ先生からの説明>

<調理時の様子>

<完成した料理、パスタ打ち用のテーブル、皮なしレンズ豆>

<料理完成を祝う食事>

(文責・写真 昭48沼野義樹)

 

 

 

【蕎】分科会だより 第64回 蕎麦っけの会

2024年3月22日(金)第64回「蕎麦っけの会」が開催されました。
9年ぶりに西八王子「山泉」を訪れ21名が参加しました。1月の予約時には花見に丁度良い時期と思いましたが、残念ながらこのところの寒さで桜は咲いておらず見送りとなりました。
一番お元気な丸山大先輩の乾杯の音頭で開宴となり、旨い蕎麦を肴に酒を酌み交わしました。
ホットな時事問題から身近な飲み屋まで桜ならぬ話の花が咲きました。
3月下旬とは思えない寒さで、さすがに熱燗の注文がいつもより多かったような気がします。日本酒は「浦霞」「黒龍」「明鏡止水」で出来高は4.2升でした。リーズナブルな会費で収まりました。最後に皆さんいい笑顔で記念写真が撮れました。

(第4代世話役 山田 健(S47経))
スナップ写真を掲載しています。是非ご覧ください。⇒ここをクリック

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国分寺三田会 小金井サクラの写真投稿依頼

国分寺三田会の皆様

昨年12月に開催した歴史をひもとく会で講演いただいた「小金井桜名勝指定100周年」を契機に、さらに小金井サクラを知り、増やす活動の支援を進めるボランティア活動に取り組んでいきたいと考えています。
「玉川上水の山桜のことをより多くの方に知ってもらうため、玉川上水の桜の蕾や花の写真を撮ってX(旧Twitter)、Instagram、Facebook(Meta)に載せていく活動です」。無理のないできる範囲での活動をお願いします。国分寺三田会のホームページで鑑賞する、小金井桜を見に行くだけ、さらに口コミで広める、写真を撮ってfacebookに上げる、観桜会に参加する、フォトコンテストに参加するなどなど。会員の皆様に合わせて、くれぐれも無理のないように、各個人の自由意思でお願いします。

詳細は、添付資料「国分寺三田会ボランティア係からのお知らせ」を参照ください。ここをクリック

国分寺三田会 幹事長 小林一夫
国分寺三田会 ボランティア係

第3回「昼カフェ」開催のご報告

 2月26日㈪14時から「第3回昼カフェ」を国分寺駅マルイ5階の「武蔵野茶房 」にて開催しました。参加者は11名。テーブルを2つにして6人と5人に分かれてお話し会をしました。
 今回は、3回目ということもありサイコロを振り、出た目に即したテーマについて1人1人がお話し、皆で質問するというより、互いの日常の関心事を話したり、趣味や最近取り組んでいることを交換しあい、あっという間に時間が過ぎました。気づいたら100分が経っていました。参加いただいた方々からは「あの方が、××をされていたとは意外でした。」「音楽を楽しんでおられる方々が多いので、皆さんで集まって練習したらバンドが組めそう。」「回を重ねることにより顔と名前が一致するだけでなく、より親しみを持って皆さんの話しを聴き、自分も話ができるようになる場だと思いました。」という感想を頂きました。お手元の参加者の簡単なプロフィールは趣味の話題を質問する際に有効だったと思います。
 因みに私自身は、今回は聞き役に回ることがほとんどでした。町内会の副会長として年間50回の会議やイベントがあるや、4ケ月前からプロのOpera歌手からボイストレーニングを受けているや、将来は造園業の会社を作りたいという話しに大いに刺激を受けました。
 昼カフェは身近な地域で知り合いや友人を作りたいとい想いを実現する場としても始まった企画ですから、参加者の方々の距離が段々と近くなるのは当初の目的通りです。
 次回は、3月25日㈪14時から。国分寺駅マルイ5階の「武蔵野茶房」で予定しています。
                                          文責 廣瀬泰幸

【C】第34回 La Madre Cooking(料理の会)を開催しました

「ごま和えの奥義を習得!」

[実習の概要]
昔から農耕を始める時季の目安とされてきた‘雨水’が始まる2月19日、「料理の会」も雨水に時を合わせたかのように、我々生徒16名と講師の伊藤先生が、毎回お世話になっている「ひかりプラザ」に集合して2024年のスタートを切りました。今年、料理の腕が上達するか否かは「先生のみぞ知る」ことです。
最近は身体が追いつけないほど寒暖差が激しい日々が続き、当日は季節外れの3月下旬並の暖かさ、2日後からは冬が復活して重ね着が余儀なくされています。今朝(23日)の空には雪がちらつき、身体が温まる料理が何よりも有難く思えます。

【実習での心構え】
 先生は実習のなかで、料理で大切なことは「スピードではなく、美味しさです」と仰いました。料理のセンスがなく、手を動かすだけで精一杯の私には、黒船襲来の如く「えらいこっちゃ」との心境でした。

【実習の献立】
 今回の献立は、ぶりの照り焼き、ほうれん草のごま和え、のっぺい汁、主食は炊きたてのご飯です。献立ごとに食した感想と関連する余話を以下に記します。
≪ぶりの照り焼き≫
◎ブリの背側(皮が銀色)特有のやわらかで脂が乗った身にタレがよくなじみ、焼けた皮と照りの香ばしさが食欲をかき立てました。香りづけに使った柚子のほのかな匂いは、ぶりの照り焼きを上品な主菜に仕上げました。
〇江戸時代の料理書「黒白精味集」(1746)では、ブリはマグロ・サバ・イワシ等と同じ「下魚」に格付けされています。ブリはマグロと同じく脂が乗った赤身魚(分類的には青魚ですが)、さっぱりした味を求めた当時の江戸市民は脂身を持つ赤身魚を嫌っていました。同書における「上魚」の第一位は、今でも祝い事に付きものの鯛(将軍家では「大位」が当て字)でした。
〇今では天然モノより脂が乗って美味しいと言われる養殖モノ、ブリの養殖は1928年に香川県東かがわ市引田で初めて成功、また1970年には近畿大学水産研究所が「ブリヒラ」を開発しました。ブリヒラはブリ(雌)とヒラマサ(雄)の交配による近畿大学独自の魚種で、ブリの脂のりとうま味にヒラマサの歯ごたえと変色しにくい特徴を兼ね備えたハイブリッド魚です。SDGsへの関心の高まりに伴って、ブリヒラの持続可能性に注目した関東の一部スーパーや大手回転寿司チェーンでは販売が始まっています。

≪ほうれん草のごま和え≫
◎美味しかった!のひと言です。ゴマの風味がほうれん草の旨味を一層引き立てていました。この美味しさの秘訣は、ほうれん草の洗い方、茹で方、醤油洗いにあるとのこと。醤油洗いによってほうれん草の余分な水気が抜けて下味が薄く付き、和え衣の味が薄まらないようになるからとの解説でした。「ごま和え」の奥義を知ることが出来ました。
〇私は4年ほど前、江戸時代の料理書「万宝料理秘密箱(玉子百珍)」(1785)に載る「利久卵」名付けられた、卵と「白ごま」を食材にしたチーズケーキのような料理を作ったことがあります。この「利久」とは、戦国時代からから安土桃山時代にかけて活躍した茶人・千利休を指します。「利久」が付いた料理は「利久卵」以外にも「利久煮」「利久焼き」「利久揚げ」「利久仕立て」「利久和え」「利久飯」など数多くあります。
これら料理に共通していることは「ゴマ」を使った料理だということです。なぜ「利久」がゴマを使った料理なのかという疑問ですが、千利休がゴマを使った料理を好んだから、後世の人が利休はゴマ料理が好きだったろうと勝手に想像して付けた、など諸説ありますが、千利休の名前から付けられた料理名であることは間違いないようです。また、「休」でなく「久」の字が使われた理由については、忌み言葉で嫌がれる「休」より縁起のいい「久」が使われたという説が濃厚のようです。

≪のっぺい汁≫
〇根菜の素朴なうま味とまろやかな風味をしっかり味わうことが出来、汁のとろみが身体を優しくほっこり温めてくれました。このようなクセのない郷土料理こそが、安心して食べることの出来る健康的な料理に違いないと実感した次第です。
〇「のっぺい」の語源は汁が粘って餅の様なので「濃餅」と表記され、粘っていることを意味する 「ぬっぺい」が「のっぺい」に訛ったと考えられています。
〇新潟県の代表的な家庭料理「のっぺ」と日本各地で食べられている「のっぺい汁」の大きな違いは、とろみのつけ方にあります。「のっぺ」は里芋の自然なとろみが付いているのに対し、「のっぺい汁」は実習と同様に片栗粉でとろみを付けます。「のっぺ」は汁物というより煮物と言った方が相応しいようです。

【5つの調理テーブルに分かれて実習】

【完成した一汁二菜と会食前の慰労写真】

(文責・写真 昭48沼野義樹)