テーマ「野菜たっぷり韓国風料理」
穏やかな陽がまどろみを誘う4月18日(火)、第30回の料理教室を開催しました。2016年6月14日に第1回の教室が開催されてから足掛け7年。第30回という記念すべき節目であることから、当初からのメンバーである平林さんと講師の伊藤先生に料理教室のこれまでを振り返っていただきました。
【平林さん】:「古賀さんは素晴らしい分科会を残されました。当初から参加して毎回楽しく有意義な時を過ごしています。今後もメンバーと共に料理教室を盛り立て、教室が長く続いていくことを願っています。」
【伊藤先生】:「これほど続くとは、正直思っていませんでした。私自身も料理教室を通じて新たなことを知ることがあり、楽しみが一層増えました。これからも料理から色々な楽しみを皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。」
また、2019年に米寿を迎えられた丸山さんは今回もお元気で参加され、第2回から参加された広田さんは全ての実習に参加されたことなどを披露し、今回から入会された若林さんにご挨拶をいただきました。
【若林さん】:「今晩の夕食に、これか実習する料理をレシピを参考にして作ってみたいと思います。」
古賀さんには楽しい会を創設していただき感謝しています。伊藤先生にはこれからもご指導をお願いいたします。
今回は初めての韓国風料理。挑んだ料理は「鯛の刺身の韓国風」「ナルム」「鶏手羽先ともやしのスープ」。辛いものやニンニクを苦手としている私は韓国料理に距離を置いていたこともあり、小学校の入学式に臨む時のように、不安と期待が交錯した複雑な心境で‘ひかりプラザ’に向かっていたと思います。
【鯛の刺身】→ 韓国風の刺身は「タレ」が秘訣!
・辛さの中に甘みのある奥深いタレが刺身の甘さを引き出し、野菜の辛味と絶妙に調和。→ 韓国風の刺身だ!
・タレは、コチュジャン・醤油・酢・味噌・すりごま・ごま油を混ぜて作成。
<コチュジャン> 麹で糖化させた米やもち米に赤唐辛子を加えて発酵させた唐辛子みそ。うま味成分はアミノ酸。
<韓国の刺身> ヒラメ・タイ・クロソイなどの白身魚が一般的。刺身の店には水槽があり、注文されてからその場で生きた魚をさばくので、刺身は弾力に富む。タレは、酢入りコチュジャン(チョジャン)、韓国味噌だれ(サムジャン)が一般的でサンチュに包んで食べるのが一般的。
【豆まやしナムル】→ 豆もやしの根を丁寧に取り、蒸し煮が秘訣!
・すりごま等の風味豊かな香ばしさと大豆のうま味と酸味、もやしのコリコリ感がイイ。→ 韓国の家庭料理だ!
・ほかに「ほうれん草ナムル」と「ぜんまいナムル」も作成。ぜんまいナムルはさっぱり感と食感がイイ。
<韓国のナムル> 手間がかかり、作り手の心遣いが味を左右するので、「ナムルの味をみれば嫁の料理の腕がわか
る」ということわざが生まれ。
【鶏手羽先とモヤシのスープ】 → 手羽先の皮をしっかり焼くことが秘訣
・すりごまのコクと旨味が鶏手羽先の出汁に溶け込み、濃厚だがまろやかな味。→ 辛くない韓国料理だ!
<韓国家庭の朝食> 朝ごはんには、薄めのスープ‘クッ’がつきもので、優しい味の「もやしスープ」が人気。ニンニクや唐辛子も入って気合十分。
以下に参加者全員の写真、実習の様子、各テーブルの料理完成後の様子を載せます。(文責・写真 昭48沼野義樹)