【C】La Madre Cooking 第30回の料理教室を開催しました!

テーマ「野菜たっぷり韓国風料理」

 穏やかな陽がまどろみを誘う4月18日(火)、第30回の料理教室を開催しました。2016年6月14日に第1回の教室が開催されてから足掛け7年。第30回という記念すべき節目であることから、当初からのメンバーである平林さんと講師の伊藤先生に料理教室のこれまでを振り返っていただきました。
【平林さん】:「古賀さんは素晴らしい分科会を残されました。当初から参加して毎回楽しく有意義な時を過ごしています。今後もメンバーと共に料理教室を盛り立て、教室が長く続いていくことを願っています。」
【伊藤先生】:「これほど続くとは、正直思っていませんでした。私自身も料理教室を通じて新たなことを知ることがあり、楽しみが一層増えました。これからも料理から色々な楽しみを皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。」

 また、2019年に米寿を迎えられた丸山さんは今回もお元気で参加され、第2回から参加された広田さんは全ての実習に参加されたことなどを披露し、今回から入会された若林さんにご挨拶をいただきました。
【若林さん】:「今晩の夕食に、これか実習する料理をレシピを参考にして作ってみたいと思います。」

古賀さんには楽しい会を創設していただき感謝しています。伊藤先生にはこれからもご指導をお願いいたします。

 今回は初めての韓国風料理。挑んだ料理は「鯛の刺身の韓国風」「ナルム」「鶏手羽先ともやしのスープ」。辛いものやニンニクを苦手としている私は韓国料理に距離を置いていたこともあり、小学校の入学式に臨む時のように、不安と期待が交錯した複雑な心境で‘ひかりプラザ’に向かっていたと思います。

【鯛の刺身】→ 韓国風の刺身は「タレ」が秘訣!
・辛さの中に甘みのある奥深いタレが刺身の甘さを引き出し、野菜の辛味と絶妙に調和。→ 韓国風の刺身だ!
・タレは、コチュジャン・醤油・酢・味噌・すりごま・ごま油を混ぜて作成。
<コチュジャン> 麹で糖化させた米やもち米に赤唐辛子を加えて発酵させた唐辛子みそ。うま味成分はアミノ酸。
<韓国の刺身> ヒラメ・タイ・クロソイなどの白身魚が一般的。刺身の店には水槽があり、注文されてからその場で生きた魚をさばくので、刺身は弾力に富む。タレは、酢入りコチュジャン(チョジャン)、韓国味噌だれ(サムジャン)が一般的でサンチュに包んで食べるのが一般的。
【豆まやしナムル】→ 豆もやしの根を丁寧に取り、蒸し煮が秘訣!
・すりごま等の風味豊かな香ばしさと大豆のうま味と酸味、もやしのコリコリ感がイイ。→ 韓国の家庭料理だ!
・ほかに「ほうれん草ナムル」と「ぜんまいナムル」も作成。ぜんまいナムルはさっぱり感と食感がイイ。
<韓国のナムル> 手間がかかり、作り手の心遣いが味を左右するので、「ナムルの味をみれば嫁の料理の腕がわか
る」ということわざが生まれ。
【鶏手羽先とモヤシのスープ】 → 手羽先の皮をしっかり焼くことが秘訣
・すりごまのコクと旨味が鶏手羽先の出汁に溶け込み、濃厚だがまろやかな味。→ 辛くない韓国料理だ!
<韓国家庭の朝食> 朝ごはんには、薄めのスープ‘クッ’がつきもので、優しい味の「もやしスープ」が人気。ニンニクや唐辛子も入って気合十分。

以下に参加者全員の写真、実習の様子、各テーブルの料理完成後の様子を載せます。(文責・写真 昭48沼野義樹)

 

 

 

 

 

【C】第29回La Madre Cooking 開催報告

「骨正月の郷土料理を堪能」

今回のうたい文句は「温まる昔ながらの味をどうぞ!」。季節は‘雨水’の2月20日、三寒四温の天候に身体が面食らっている今の時節にピッタリの郷土料理でした。

献立は三品。具が沢山で栄養豊富な「鮭の粕汁」は汁物というより主菜。上品な‘あご出汁’に溶けた酒粕が塩鮭や野菜などのうま味と絡み合い、やさしくまろやかな味わい、何とも言えません。「つくねの照り焼き」は、玉ねぎと生姜のしぼり汁が鶏のうま味を引き立て、ご飯との相性が抜群でした。柚子のしぼり汁の風味が漂う「柚子大根の甘酢漬け」は爽やかな名脇役でした。
毎回のことながら、先生にあれこれ聞きながら調理に苦戦する時間は心のオアシスです。
また、先生から「昔は1月20日に粕汁を食べる習慣がありました」といった粕汁の発祥をお聞きし、粕汁への興味が一層かきたてられました。
以下に‘月20日と粕汁の深い結びつき’について簡潔に触れます。

1月20日は正月の終わりとなる節目の日といわれ、「二十日正月」とか「祝い納め」と呼ばれています。正月にお迎えした‘歳神様’が帰られる日と言い伝えられていますが、1月20日が「祝い納め」となった理由についての定説はないようです。
大晦日に用意した鰤や鮭などの「歳取り魚」を正月に少しずつ食べ、1月20日に骨になるまで食べ尽くすので、1月20日は「骨正月」とも呼ばれています。「歳取り魚」を最後まで食べきる工夫から生まれた料理が‘粕汁’や‘ぶり大根’、「始末の料理」とも呼ばれています。「骨正月」は‘SDGs’の‘食品ロスの削減’を真っ先に実践した日本が誇れる風習だと思います。
ところで、粕汁は地域によって多様です。京都の粕汁の具材は豚肉。有名店の粕汁は西京味噌がたっぷり加わり、深みのある味わいだそうです。大阪の粕汁は‘かやくご飯’がつきもので、池波正太郎は随筆「むかしの味」の中で好物だと高く評価しています。

鬼が笑うかもしれませんが、来年の大寒である1月20日は、京都で「粕汁」と「ぶり大根」で身体をポカポカにし、翌21日は東寺の「初弘法」で露店を廻り、身体がヒエヒエになったところでアツアツの「粕汁」をアテにして一杯。今からワクワクしています。
発酵食品‘酒粕’には肝臓を保護する働きや生活習慣病の予防効果があります。酒粕がタップリ溶け込んだ粕汁と末永く付き合っていければと思います。

「歳取り魚」…新年に‘歳神様’を迎えるためのご馳走‘歳取り膳’に供される魚。縁起物として、東日本では塩鮭、西日本では塩鰤が定番。

以下に当日調理した‘粕汁’と参加者の笑顔を掲載します。       (文責、写真:沼野義樹)

                                          以上

【C】第28回La Madre Cooking 開催報告

「ローストビーフでクリスマスパーティ-!」

   12月19日(月)午前より‘ひかりプラザ生活実習室’にて14名(先生入れて15名)が参加して開催しました。
実習に先立ち、伊藤先生の今年1年間の熱血指導に対して、メンバーを代表して丸山さんから伊藤先生に
感謝の意を表した品を贈呈しました。
調理した料理はクリスマスらしく、①ローストビーフ、②オニオンスープ、③カラフルサラダ、④明太クリ
ームチーズ、⑤柴キャベツの酢漬け、⑥マッシュルームとえびのピンチョス、⑦ホワイトチョコレートと
ラズベリーのパフェの合計7品、バケットを添えてた調理後の食事は大層豪華でした。
<ローストビーフについて>
ローストビーフはイギリスの伝統料理で、一般的には牛肉の塊をオーブンでじっくりと焼きます。
その起源は古く、古代ローマ軍がイギリスに駐留していたときに、牛肉の塊を焚き火で焼いて食べたこと
が始まりと言われています。
かつてイギリス貴族の間では「サンデーロースト」という、日曜日に牛を1頭さばいてローストビーフを
作る習慣があったそうです。しかし、牛1頭分のローストビーフを1日で食べきることはできないので、平
日も同じものを食べ続けることになります。このような食生活を長年続けた結果、ローストビーフはイギ
リスの食文化に深く根付きましたが、それが原因でほかの料理が発展しなかったのではないか、とも言わ
れています。
イギリスの家庭では、ローストビーフを作るときにはポテトを一緒に添えて焼き、天板に残った焼き汁
をヨークシャー・プディングに使い、そして、各人の皿にローストビーフ、ヨークシャー・プディング、ホ
ースラディッシュソース、ポテトを盛り付けて食べるのが一般的だそうです。
<料理実習での調理>
今回は、オーブンを使った伝統的な調理法でなく、フライパンで肉の表面全体に焼き色をつけてからジ
プロックに入れ、70℃の湯を入れた炊飯器の中で40分保温(保温機能を利用)してじっくりと火を通す調
理法(低温調理)を実習しました。
<食材の購入>
小林一夫さん、高橋さん、小林和憲さん、岩下さん、先生、沼野が担当しました。
食材によっては最寄りのスーパーで取扱っていないものもあり、苦労したようです。
<後片付けチェック>
久保田さんと平林さんが、ひかりプラザの職員と一緒に入念にチェックしました。
<写真>
1段目…①感謝品贈呈、②実習前の説明
2段目…①実習指導A、②実習指導B
3段目…①ローストビーフ、②完成です!!
4段目…①チームA(小沼、小林(一)、丸山、宮西)、②チームB(岩下、川口、久保田、平林)
5段目…①チームC(小林(和)、野口、広田)、②チームD(内野、高橋、沼野)

【C】料理実習27「中華ちまきは竹の皮の香りがおいしさの決め手!」

秋の色が日増しに濃くなり立冬の足音がひたひたと迫ってくる10月31日、12人が参加して実施しました。
ハイライトは馬肥ゆる秋にふさわしい「中華ちまき(粽)」です。

<実習の内容>
中華ちまき、棒棒鶏、ネギと生姜の卵スープ、キャベツとキュウリの中華風和え物です。
〇ちまきの具材:もち米、豚ロース、干しシイタケ、干しエビ、白子タケノコ(京タケノコ)、ニンジン、ネギ
〇棒棒鶏:一般的にはむね肉を使用するが、コクとうま味を増すためにもも肉を使用
〇スープ:鶏肉の茹で汁を使用。茹で汁にはたんぱく質・ビタミンB群に加え、睡眠の質改善に役立つトリプトファ
ン、抗酸化作用や持続力の向上に効果があるイミダゾールジペプチド、骨粗しょう症に効果のコラーゲンが多く含ま
れ無駄にできない。
<ちまきの出来栄え>
私は、竹の皮にもち米と具材を炒めたおこわの前段階のようなものを正四面体に満足に包み込むことができず、同じ
テーブルで調理しているメンバーが既に中華せいろに詰め終わっていたこともあり、中途半端な状態でせいろのわず
かな隙間にあわてて押し込みました。蒸し上がった中華ちまきが不格好に崩れかかっていたことは言うまでもありま
せん。実習内容を伝えることははばかりたく、今回はちまきの由来などについて触れることにします。
<ちまきの由来>
ちまきの由来は中国の故事にあり、楚国の政治家で詩人でもある屈原(くつげん)の死を供養するためのものとのい
い伝えがあります。
1.楚の政治家屈原
楚国の王族であった屈原(約23百年前に活躍)は、博識の上政治的手腕にも優れていたため王に信任されて要職に
就くが、他の官僚の妬みにあい失脚。最後には長沙(現在の湖南省)に左遷されてしまう。王に見放された屈原は、
楚の未来を憂い汨羅江(べきらこう)に身を投げ、失意のうちにその一生を終えた。
2.ちまきの誕生伝説
6世紀に成立した『続斉諧記(ぞくせいかいき)』によると、屈原の入水後、その死を悼んだ村人は、命日の5月5日に
供養として竹筒に米を入れ、汨羅江の淵に投げ込むが、蛟龍(こうりゅう:龍の一種)が住んでおり、投げ込んだ供物
を食べてしまう。ある時、屈原の霊があらわれ「厄除けに楝樹(れんじゅ)の葉で包み、邪気を祓うとされる五色の糸
で巻けば蛟龍は食べないであろう。」と告げた。その後、村人は教え通りに供物を作るようになった。これがちまき
の始まりだといわれている。
3.日本への伝来
927年(延長5)に完成した『延喜式』に「粽料糯米(もちごめ)二石」と記載されているほか、934年(承平4)ご
ろの『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』にも、「真菰(まこも)葉をもって米を包み、灰汁をもってちまき
を煮る」と記され、奈良時代から平安時代前期にはちまきが伝来し存在したとされている。
ちまきは、古くは「茅(ちがや)」というイネ科の葉で包まれていたので「茅巻き(ちがやまき)」と呼ばれてい
た。「茅」は「ち」とも言うことから、「ちがやまき」が次第に転訛して「ちまき」と呼ばれるようになったとされ
ている。
<ちまきの種類>
1.中国
もち米と一緒に豚肉やタケノコ、シイタケなどに甘辛く味付けしたものを、竹の皮で正四面体状に巻いてイグサで縛
り、蒸し上げた料理は「肉粽」(ロウツォン)と呼ばれる。日本では「中華ちまき」と呼ばれる。
2.日本
日本国内のちまきはその昔、灰汁の中で煮込んで作られていた。これは、灰汁が持つ殺菌力や防腐作用がもち米の保
存に適しているので、武士が戦へ向うときに携帯して食べる食料として用いられていたといわれている。
その後、日本の各地で改良され、防腐作用のある笹の葉が使われ、包まれている中身も、もち米を包んだもの、あん
こ入りの餅、くずもちを包んでいるものもある。
ちまきの形は三角形や円錐形、長方形に包むものもある。三角形は、毒蛇の形をあらわし、毒蛇に見立てられたちま
きを食べることによって免疫がつき、病気や災難から身を守ることができると考えられている。なお、端午の節句に
ちまきを食べるのは関西を中心とした地域で、関東では「かしわ餅」が一般的。
京都では有名な祇園粽がある。祇園粽は、八坂神社が出している厄除けちまき、外側も中身も笹のみで巻かれている
ため食べられない。「蘇民将来之子孫也」という赤い紙が付いているのが特徴で、八坂神社のご祭神で、ヤマタノオ
ロチ退治でも有名な素戔嗚尊(すさのおのみこと)の伝説に由来する。厄病や災難から守ってくれるご利益があり、
祇園祭の宵山の日に授けられ、一年間玄関先に飾る。私も厄除けにと山鉾のお会所で幾度か買い求めている。
<ちまき作りの記録>
1枚目…これから食すちまきランチ、2枚目…中華せいろで蒸し上げた中華ちまき、3枚目…実習前の雑談、
4枚目…丸山さんテーブル実習シーン、5枚目…丸山さんテーブル(池田、井上、広田、丸山)、
6枚目…斎藤さんテーブル実習シーン、7枚目…斎藤さんテーブル(沼野、樋口、伊藤先生、斎藤、久保田)、
8枚目…宮西さんテーブル実習シーン、9枚目…宮西さんテーブル(宮西、内野、小沼、川口)

文責・写真:沼野義樹

【C】La Madre Cooking パン焼きに挑戦しました

            -「田舎パンを焼いて、お洒落なランチ!」-

9月28日(水)午前10より国分寺市ひかりプラザ「生活実習室」にて、指導頂く伊藤先生と会員10名(申込順10名限定)が参加して、田舎パン(カンパーニュ)を焼きました。
今回は、これまでの「主食、主菜、副菜、汁物またはデザート」といった実習とは異なり、パンを焼くことがテーマでした。人数の制限、一人一人の作業が中心ということもあり、特別実習として開催しました。また、民間の料理教室のように食材等は全て用意され、会費も定額ということで、気軽に参加できました。
ほとんどの参加者にとってパン焼きは初めての経験でしたが、焼き上がったパンに満足な表情でした。
<実習した料理>
・田舎パン
パンはライ麦を混ぜた田舎パン、出来上がりはパリっとした外皮に気泡があるやわらかい中身、しっかりとし
た噛み応えと穀物の素朴な風味が感じられました。
オープンサンドにして、サーモン、サニーレタス、クリームチーズなどをトッピングしてお洒落なランチが楽
しめました。
・キャラメルバナナジャム
バナナ特有の甘い味と香りに、ラム酒のカラメルを焦がしたような苦味を感じる甘い味と甘い香りが溶け合っ
て気品のある大人のジャムでした。
<反響>
実習に参加した小沼さんは、実習日の翌々日にパン焼きに挑戦していました。その他にも自宅でパン焼きにチ
ャレンジする予定の参加者、上位レベルのパン焼き実習を期待している参加者もいて、非常に好評でした。
<パン焼きの成績?>
パンの焼き上がりスピードを競った実習ではありませんが、焼き上がりが早かった上位は、1位:小沼さん、
2位:丸山さん、3位:広田さん、4位:宮西さんでした。
<写真>
・以下に当日の写真を掲載します。
①実習風景、②丸山さん作成の田舎パン、③久保田さん調理中のジャム、④お洒落なランチ、⑤1位の小沼さん
⑥2位の丸山さん。⑦小林和憲さん・広田さんチーム、⑧川口・宮西さんチーム、⑨高橋さん・常谷さんチーム
⑩久保田さん・沼野チーム

文責:沼野義樹、写真:沼野義樹、伊藤先生

 

 

 

 

 

 

 

【C】第26回 La Madre Cooking(料理の会)を開催しました

-「ゴーヤをたっぷりいただきましょう!」-

処暑を迎えたとはいえ残暑がまだ厳しい8月31日(水)午前10より国分寺市ひかりプラザ「生活実習室」にて、ご指導頂く伊藤先生と会員11名が参加して‘La Madre Cooking’第26回料理実習を開催しました。コロナ感染拡大前に行われた2020年2月の料理実習以来、2年6ヵ月ぶりに川口さんも元気に参加されました。

今回の実習は夏野菜の王様といわれるゴーヤ(「苦瓜」)をたっぷり使い、酷暑で疲弊したカラダにはもってこいの料理でした。実習のテーマはそのものズバリ、「ゴーヤをたっぷりいただきましょう!」です。

ゴーヤの苦味正体であるモモルデシンには抗酸化作用や血糖値を下げる効果があり、更に整腸作用により胃腸を刺激して食欲を促す働きがあるので、食欲が衰えやすい夏場にうってつけの食材です。また、加熱に強いビタミンC、カリウム・カルシウム・鉄分などの必須ミネラル、食物繊維なども豊富なので、疲労回復、高血圧予防、貧血予防などにも効果があり、豆腐と合わせて油で炒めると肝機能の改善にも効果があるそうです。ゴーヤは病害虫に強く、肥料や農薬を使用しなくても収穫できるので、食の安全面からも優等生といえます。
ゴーヤの苦い部分は中にあるワタだとよく言われていますが、「苦いのは外側の緑色をした‘ツブツブ’で、塩もみし、油で炒めて、卵やかつお節と合わせると苦味が和らぎます」と先生から解説がありました。

〇当日の献立と食材
・ゴーヤチャンプル :  ゴーヤ、豆もやし、豆腐、にんじん、豚バラ肉、たまご、鰹節
・ゴーヤといかの梅肉和え :  ゴ-ヤ、いかそうめん、みょうが、青しそ、梅干し
・蒸しなすの酢しょうゆがけ : なす、しょうが
・パリパリチーズのおせんべい : ピザ用チーズ、桜エビ、青のり
・主食 : ご飯(白米)
*ゴーヤチャンプルのチャンプルの語源には、長崎ちゃんぽんの「ちゃんぽん」の沖縄方言読みという説、
インドネシア語・マレー語のCAMPUR(チャンプール)に由来するという説などがあります。

〇主な食材の購入
・ゴーヤ  :  川口さんが新鮮な色鮮やかなゴーヤを6本購入
・豚バラ肉  :  林さんが国産豚の美味しいバラ肉を約700g購入
・いかそうめん  :  樋口さんが新鮮な刺身用いかそうめん(ゲソ付き)を約400g購入
・米  :  宮西さんが「歴史をひもとく会」で鶴岡を訪問された際に勧められた山形県産「つや姫」を2kg購入

〇感想
ゴーヤチャンプルは鰹節の味とたまごの効果で想像していたより苦くはなく、「多少の苦味は夏バテ解消に効果があるのだ」と自分に言い聞かせて美味しく食べました。ゴーヤといかの梅肉和えは梅肉で和えたいかそうめ
んがゴーヤのスッキリした味・歯ごたえとマッチして、夏にピッタリの副菜でした。

文責(沼野義樹)

【C】第25回 料理実習を開催しました。(La Madre Cooking)

暑さが日増しに強くなっていた6月24日(金)、市当局の指導に基づく「新型コロナ感染防止対策」に従い、ご指導頂く伊藤先生と会員15名が参加して第25回の料理実習が‘ひかりプラザ’にて開催されました。
当日は、コロナ感染拡大前の料理実習(2020年2月)以来2年4ヵ月ぶりに、丸山茂さん、高橋伸一さん、池田敏夫さんのお元気な姿もを見ることが出来ました。

〇今回のテーマ :「野菜たっぷりの定食屋さん」
〇献立 : メンチカツ、牛蒡の生姜マヨネーズ、豆腐となめこの味噌汁、きゅうりのキューちゃん、白米
〇食材 : いつも通り分担して購入しました。今回は重いものが多く運ぶのが大変だったようです。
・豚ひき肉ほか:約1.6kg、池田敏夫さんはブランド「やまと豚」のひき肉を予約していました。
・サラダ油ほか:約2.0kg、野口泰寛さんは力持ちなので余力がありそうです。
・キャベツ・米:約4.4kg、沼野は車で運びました(家から教室まで近いです)。
・新玉ねぎほか:約1.5kg、平林正明さんがやがて店頭からなくなるであろう新玉ねぎを7個持ってきました。
・きゅうり  :約2.5kg、広田さんが地元産の新鮮なきゅうりを24本購入しました。
・味噌汁の具等:約1.4kg、内野さんが絹ごし豆腐を慎重に運んでいました。

〇勉強になったこといろいろ
<メンチカツ>
A.豚ひき肉は具材を混ぜたのち30分位寝かせました。寝かせると何故いいのか?
⇒ 肉の旨味成分のアミノ酸が増えジューシになる。玉ねぎ・キャベツの水分がひき肉に行き渡り味が馴染む。
肉の油が固まって形が崩れにくくなる等の利点があるそうです。
B.揚げ上がりを見極めるポイントは?
⇒ 油に具材を入れると、最初はシュワシュワと大きな音をたてて泡が勢いよく出るが、何分かすると次第に音
が小さくなり、チリチリ、ピチピチといった高い音に変わる。この音の頃が揚げあがりのサインだそうです。
<牛蒡の生姜マヨネーズ>
A.牛蒡の泥の落とし方 ⇒ アルミホイルを丸めて広げ、牛蒡をこすると綺麗に泥が落ちました。
<豆腐となめこの味噌汁>
A.なめこの使い方 ⇒ なめこはザルに入れて水をかけ軽く洗って使う、ということを初めて知りました。
<きゅうりのキューちゃん>
A.生姜の皮の剥き方 ⇒ ペットボトルのキャップを使うと綺麗に剥けました。

〇料理の感想いろいろ
<メンチカツ>
・食レポでよく使われる「外はサクサク、中はジューシー」そのものでした。
・やまと豚のひき肉の濃厚な重量感のある味が美味でした。
・同じ班で一緒に調理した高橋さんの揚げ方は凄腕、ソースのまろやかさは絶品でした。
<牛蒡の生姜マヨネーズ>
・マヨネーズが牛蒡をマイルドな味に、生姜が爽やかでさっぱりした味に仕上げました。
<豆腐となめこの味噌汁>
・定食で不可欠の味噌汁、久し振りに作りました。先生持参のだしパックがいい味を出しました。
<きゅうりのキューちゃん>
・ご飯の供にもつまみみも合う、歯切れの良いパリッとした食感のある絶品でした。

〇当日の写真いろいろ

文責・写真 沼野義樹(48年卒)

【C】料理実習「フライパン一つで作る簡単フレンチ」を開催しました

新型コロナまん延防止等重点措置の解除により、‘ひかりプラザ’での料理実習が3月22日から可能となったことから、適切な感染防止対策の徹底を図った上で、4月22日(金)に実習24回「フライパン一つで作る簡単フレンチ」を開催しました。当日は、会員12名と料理の教えをお願いしている伊藤先生の合計13名が参加しました。実習は調理台ごとに3名づつに分かれて行ったので、参加者同士の間隔は十分に確保できました。調理後は恒例の作った料理による昼食でしたが、今回も昨年の12月の料理実習と同様に「黙食」で楽しみました。
当日の献立は、「豚肉のマスタードソース」「帆立て貝のプロバンス風」にデザートの「オレンジゼリー」、そしてバケットでした。フレンチ仕立ての料理なので、ソースの作り方を中心に実習しました。フレンチはソースが決め手とも言われますが、食べてみて実感しました。
<豚肉のマスタードソース>
豚肉を焼いたフライパンから豚肉を取り出して油を切り、残った焼き汁を水で溶かし、粒マスタード・生クリーム・塩・こしょうを加えてまぜ、豚肉をもどし入れて、さっと煮て作ります。豚肉のコクとうま味が
ソースにたっぷりと馴染んで、料理全体の味が格段にグレードアップしました。鶏肉や魚などのソテーにも良く合うソースだそうです。
<帆立て貝のプロバン
ス風>
鍋にオリーブオイル、ニンニク・玉ねぎのみじん切りを入れ弱火で炒め、香りが出たら、白ワイン・塩・こしょうを加えて中火で煮、角切りにしたトマトとみじん切りにしたパセリを加えてひと煮したら完成です。
プロバンス風の食材の代表であるオリーブオイル・トマト・ニンニクと、帆立て貝と相性抜群の白ワインが結びついた深いコクのあるソースが、さっと焼いた帆立て貝のクセのない甘味を引出しました。ソースはバケットに付けても香ばしさと甘みが引き立ち、上品な味で美味しかったです。

(文責:沼野)

 

 

【C】第23回料理実習を開催しました(La Madre Cooking)

2021年11月8日にひかりプラザ生活実習室の利用が再開され、クリスマス間近の12月21日に
1年10ヶ月ぶりの料理実習を開催しました。参加人数は、ご指導頂いている先生を含めて16名でした。
(生活実習室の定員は30名ですが、内規として最大20名としています。)
料理実習のテーマは「野菜たっぷりのホームパーティー」、20種類以上の彩り鮮やかな野菜をたっぷりと
堪能しました。食材のベーコンとアンチョビを除けば菜食主義者、乳製品を除けば完全菜食主義者です。
具体的なメニューや料理で使用した野菜・果実については「会報63号」をご覧いただければと思います。

料理実習の開催条件として国分寺市から策定を求められた「新型コロナ感染防止策」の概要をご参考として
以下に記載します。感染防止策は昨年11月中旬に承認申請し、11月末に国分寺市の承認を得ました。
 1.施設利用前の留意事項(8項目)
   過去2週間以内に発熱や感冒症状で受診・服薬等した場合は参加を控える。ほか
 2.施設入・退館時の留意事項(5項目)
   入館時はロビーのサーマルカメラで検温し、異常値が認められた時はスタッフの指示に従う。ほか
 3.生活実習室利用時の留意事項(8項目)
   感染防止担当者は非接触型体温計で参加者全員を検温して平熱を確認する。ほか
 4.調理中の留意点事項(10項目)
   調理中はエプロンで手を拭かずに、使い捨てのペーパータオルを使用する。
   調理中は髪の毛や顔を触らないように注意する。
   食材を切り分ける時、盛付けの時等には、使い捨てビニール手袋を着用する。ほか
 5.飲食時の留意事項(12項目)
   黙食を徹底し、会話時はマスクを着用する。
   料理酒を含め飲酒は厳禁とする。ほか
 6.感染発生に備えた対処(3項目)
   参加者に感染者が発生した場合、市の指示の下、濃厚接触者把握のために保健所の調査に協力する。
   当会は料理実習終了後に懇親会等の会合を開催しない。ほか

<以下は料理実習時の写真です>

最近(2022.1.7)のオミクロン株による感染拡大を見ると、いい時期に開催出来たと思っています。
生活実習室は2月22日の予約が取れていますが、今後のコロナ感染状況を注視したいと思います。
                                     (文責:沼野)

【C】料理実習は在宅ワーク(La Madre Cooking)

料理の会は、新型コロナ感染拡大の影響による国分寺三田会の活動自粛と料理実習の活動拠点「ひかりプラザ/生活実習室」の閉鎖が続き、2月21日に本年第1回目を開催してからは集まっての活動が休止状態です。
4月に予定していた料理実習が延期となってから、このまま料理から遠ざかってしまっては料理の腕前(?)が鈍ってしまうのではないかと、勝手な分不相応の焦燥感に駆られ、また自由になる時間が有り余るほどタップリと有ることから、先生に相談して在宅での料理実習(ZOOM等等を使ったオンライン実習ではありません)を行いました。
使用する食材と調味料の種類が少なく、特別な技術や知識も必要なく、自宅で簡単にできる料理のレシピを先生からメールでお送りいただき、我々は受取った自習用レシピに従って料理し、感想や質問、写真等を先生に返信するといった流れです。
4月から7月にかけて6品を作りました。以下、受取ったレシピ順にメンバーの感想や写真等を一部紹介します。
春キャベツと新たまねぎのサラダ
・簡単でしかも美味しく市販の色々なドレッシングより美味しかったです。
・夕食にイサキのムニエルをつくり、レシピの春キャベツサラダを添えてみました。春の味をおいしく頂きました。
・オイルはオリーブオイルを使っています。旬の野菜が食べられて人気です。
・新玉ねぎは春の香りが口一杯に広がりサクサクと歯ごたえがし幸せを感じました。
・料理当番の日に作り、大変好評でした!
あさりじゃが
・時間がかからなくて美味しくて最高です。
・奥様(最近巣篭もりの為、結婚以来最も長い時間一緒にいるようで、会話も増加?)と頂き好評を博しました。
・短時間に料理出来、色々アレンジできそうです。
・熊本産あさりは身が大きく雲仙天草(八代海)の潮を感じながら「あさりじゃが」と「あさり汁」を夕食しました。
・コロナウイルス感染症で何かと気が重いこの頃ですが<幸せ>を感じた夕食でした<妻と>。
・上手に出来た料理は、満足感に満ちたものになりました。

キャベツの辛子しょうゆ和え
・キャベツをベースにしていろいろなものを加えて美味しい一品ができそうですね。
・ささ身の酒蒸し(単にささみに日本酒をかけてラップしてレンジでチンしたもの)を和えて作りました。
・出汁はヤマサの“これうまダシ”を使い簡単で美味しくできました。またお酒も進みました。
・春キャベツ、新玉ねぎ、タケノコなど旬の食べ物を楽しみながら、自宅謹慎を続けています。
・のらぼうを使ったからし醤油合えにしてみました。家族には大変好評でした。
・トマトを添えて彩を楽しくしてみました。自分の作ったものは文句なく美味しく食が進みます。
・アブラ菜を使って醤油和えにしました。季節感がプンプンです。
・家に来た娘もの大変気に入り早速あちらのメニューにもなっております。
牛乳茶碗蒸し
・蒸しは地獄蒸しで試しました。蒸し時間の読みが難しかったです。
・卵、牛乳、塩少々を細かい網目の漉し器を通し、口当たりが滑らかで、絹漉しの上品な味?となりました。
・エノキ、ひき肉に色鮮やかな緑の万能ねぎが加わり見た目も美しく満足しました
・家内にも簡単で美味しいのは最高との評価を受けています。 

バナナヨーグルトアイス(お菓子)
・先生から:『ポイントは「熟れたバナナ」を使う事。皮に黒いポチポチが出てきたぐらいで作ってください。』
・ジプロックを使って簡単に出来ました。
・我が家は毎朝今回と同じレシピのヨーグルトを食べております。今度は、凍らせておやつに食べてみます。
・フジッコのお豆を入れてみようと思っています。
・暑くなってきたので、冷たいスイーツが美味しかったです。
・料理教室が再開されたらお菓子教室もいいですね。
春巻きスティック
・先生から:『おやつにもおつまみにもなる簡単レシピです。』
・ワインのつまみにあいそうです。
・クルミを砕いてまぶすとサクサクした食感になった。
・お菓子としてもサクサクとして美味しいですが、つまみとしてガーリックバターがよく合いました。
・オニオンパウダーを初めて使いましたが、クセになりそうです。
・今度、小皿料理のタパスをトライしてみたいです。

民間の料理教室では参加人数を少なくして実施しているケースもありますが、ひかりプラザの生活実習室にメンバーが集まる我々の料理教室(調理+食事)の実施は、まだ先のようです。
・早くコロナが終息して皆さんと再開できることを願っております。
・またお会いできる日を楽しみにしてます。
・秋には実習再開を祈っております。
・早く世の中が落ち着いて皆さんとワイワイ料理作りを楽しめる時がくるのを鳩首しております。
・ワクチン開発までの長期戦の覚悟も必要な状況に見えます。
《先生からの激励メッセージ》
お料理番組の宣伝ではありませんが「キューピー3分クッキング」と言う番組があります。1週間前までの分についてインターネットで動画で見る事が出来、文章のレシピよりも動画を見る事で作りやすいと思います。楽しみながら、自習を頑張ってみてください。
お料理教室が再開されるまで、どうぞよろしくお願いします。