-「ゴーヤをたっぷりいただきましょう!」-
処暑を迎えたとはいえ残暑がまだ厳しい8月31日(水)午前10より国分寺市ひかりプラザ「生活実習室」にて、ご指導頂く伊藤先生と会員11名が参加して‘La Madre Cooking’第26回料理実習を開催しました。コロナ感染拡大前に行われた2020年2月の料理実習以来、2年6ヵ月ぶりに川口さんも元気に参加されました。
今回の実習は夏野菜の王様といわれるゴーヤ(「苦瓜」)をたっぷり使い、酷暑で疲弊したカラダにはもってこいの料理でした。実習のテーマはそのものズバリ、「ゴーヤをたっぷりいただきましょう!」です。
ゴーヤの苦味正体であるモモルデシンには抗酸化作用や血糖値を下げる効果があり、更に整腸作用により胃腸を刺激して食欲を促す働きがあるので、食欲が衰えやすい夏場にうってつけの食材です。また、加熱に強いビタミンC、カリウム・カルシウム・鉄分などの必須ミネラル、食物繊維なども豊富なので、疲労回復、高血圧予防、貧血予防などにも効果があり、豆腐と合わせて油で炒めると肝機能の改善にも効果があるそうです。ゴーヤは病害虫に強く、肥料や農薬を使用しなくても収穫できるので、食の安全面からも優等生といえます。
ゴーヤの苦い部分は中にあるワタだとよく言われていますが、「苦いのは外側の緑色をした‘ツブツブ’で、塩もみし、油で炒めて、卵やかつお節と合わせると苦味が和らぎます」と先生から解説がありました。
〇当日の献立と食材
・ゴーヤチャンプル : ゴーヤ、豆もやし、豆腐、にんじん、豚バラ肉、たまご、鰹節
・ゴーヤといかの梅肉和え : ゴ-ヤ、いかそうめん、みょうが、青しそ、梅干し
・蒸しなすの酢しょうゆがけ : なす、しょうが
・パリパリチーズのおせんべい : ピザ用チーズ、桜エビ、青のり
・主食 : ご飯(白米)
*ゴーヤチャンプルのチャンプルの語源には、長崎ちゃんぽんの「ちゃんぽん」の沖縄方言読みという説、
インドネシア語・マレー語のCAMPUR(チャンプール)に由来するという説などがあります。
〇主な食材の購入
・ゴーヤ : 川口さんが新鮮な色鮮やかなゴーヤを6本購入
・豚バラ肉 : 林さんが国産豚の美味しいバラ肉を約700g購入
・いかそうめん : 樋口さんが新鮮な刺身用いかそうめん(ゲソ付き)を約400g購入
・米 : 宮西さんが「歴史をひもとく会」で鶴岡を訪問された際に勧められた山形県産「つや姫」を2kg購入
〇感想
ゴーヤチャンプルは鰹節の味とたまごの効果で想像していたより苦くはなく、「多少の苦味は夏バテ解消に効果があるのだ」と自分に言い聞かせて美味しく食べました。ゴーヤといかの梅肉和えは梅肉で和えたいかそうめ
んがゴーヤのスッキリした味・歯ごたえとマッチして、夏にピッタリの副菜でした。
文責(沼野義樹)