【蕎】第58回蕎麦っけの会を開催しました

第58回「蕎麦っけの会」は、2019年10月19日(土)に小平「佳蕎庵」(日本各地の厳選した蕎麦の実から打った上質な蕎麦の店)を貸切りにて19名の参加で開催しました。今回は「地元回帰」をコンセプトにお店を選びました。推薦していただいた樋口稔さん、芳賀崇さんありがとうございました!。時間前に西武多摩湖線・青梅街道駅に集合。お店は青梅街道沿いにありますが、少し地味な店構えです。しかし、夜は予約なしでは入れない「小平ナンバー1」の名店です。

「蕎麦っけの会」に相応しく、「そば味噌」等の前菜盛り合わせでスタート。お酒は近隣・東村山の「屋守(おくのかみ。ヤモリの表象)」でスタート。このお酒は、「お酒らしいお酒」として最近評価を上げている注目の酒。続いて、魚料理との相性抜群の宮城県石巻「日高見」、さらりとした端正な吞み口が絶品。その後も全国の銘酒が続々。お料理は、椀物、刺身、蒸物、焼物、煮物、揚物と続きました。全て美味ですが、中でも刺身(鮪、鯖)と海老天婦羅は出色でした。

そして、いよいよ真打登場の蕎麦。少し細目で、コシのある蕎麦に一同、大満足でした(蕎麦の実の産地を失念・・申し訳ありません)。菅谷国男さんの締めのお言葉にてお開きに。
美味しく楽しい時間を過ごしました♪

次回第59回「蕎麦っけの会」は、恒例の忘年会を12月21日に国立「きょうや」にて開催します。お陰様で既に満席となりました。

(世話役。野田(52年経))

 

【E】第127回Oh! Enkaの会を開催しました

1.日時   令和元年10月27日(日)10;00~12:00

2.会場   本多公民館・視聴覚室

3.出席者  会員(国分寺三田会、国分寺稲門会):42名、
・      非会員(会員家族・同伴者):3名
・      計45名
・      アイリッシュ・ハープ:田中 麻里
・      ヴィオラ・ダ・ガンバ:品川 聖
・      (プロフィールは下記をご参照ください)
・      ピアノ伴奏     :山田 玲子
・   *なお、今回はOh!Enkaの会と二水会の共催でした。

4.プログラム

・第1部   カレッジソング斉唱:①塾歌 ②オール慶應の歌 ③慶應讃歌
・第2部   アイリッシュ・ハープとヴィオラ・ダ・ガンバ DUO LIVE
・      ~ヨーロッパの古い音楽や民族音楽、そして日本の音楽~

  1. 庭の千草(アイルランド民謡)
  2. 埴生の宿(イングランド民謡)
  3. グリーンスリーブス(イングランド民謡)
  4. アイリッシュハープソロ
    ・フェアウェルトゥリバプール
    ・オカロラン(アイルランドの吟遊詩人)の曲から
    “小さな妖精大きな妖精” “キャッシェルへ旅行くカロラン”
    ・トゥーシスターズ
  5. ヴィオラ・ダ・ガンバソロ
    ・ミュゼット1,2(マラン・マレ)
    ・ギター(マラン・マレ)
    *ミュゼット:バグパイプに似た楽器の名前
  6. 知床旅情(森繁久彌)
  7. 荒城の月(瀧廉太郎)
  8. 赤とんぼ(山田耕作)
  9. かくも甘き嘆き(モンテベルディ)
  10. レセルカーダ(オルティス)
  11. アメイジング・グレイス(作曲者不詳)
    (アンコール) ロンドンデリーの歌

・第3部   皆で歌おう:①旅愁 ②故郷の廃屋 ③村祭り
・エール交歓 若き血(指揮:井上徹会員)

・第1部はいつもの通りカレッジソング斉唱です。「塾歌」「オール慶應の歌」「慶應讃歌」の3曲を山田玲子先生のピアノ伴奏で歌いました。
・第2部は珍しい楽器アイリッシュ・ハープとヴィオラ・ダ・ガンバのDUO LIVEと題したミニコンサートです。
最初の3曲と後半の6曲はDuoでした。メロディーと伴奏を交互に演奏していましたが、お互いを引き立てあう素晴らしく相性の良い組み合わせでした。2つの楽器が日本の曲によく合うことにも驚きました。お二人の息もぴったりで静かなアイルランドやイングランドの野原の情景や、日本の山里の情景が目に浮かぶようでした。
間にそれぞれの楽器のソロが入りました。アイリッシュ・ハープは我々が通常目にするグランドハープより小型ですが、アイルランドで12世紀頃から使われていたようです。愛らしく清らかで透明感ある音色の中にも、どこか哀愁を帯びたような温かい響きでした。ヴィオラ・ダ・ガンバは遠くペルシャに起源をもち、北アフリカからイベリア半島を通ってヨーロッパにもたらされたということです。16~18世紀に主に宮廷で愛好されていた楽器で、チェロに似ていますがコントラバスの系統だそうです。この楽器はバロック時代を彷彿とさせる落ち着いた音色で、高貴でしみじみとした感慨に打たれました。
最後に盛大な拍手に応えていただき、アンコールの演奏がありました。
まさに、宮廷のサロンか緑に囲まれた草原の中で過ごしているような安らぎのひと時でした。
アイリッシュ・ハープは田中麻里さん、ヴィオラ・ダ・ガンバは品川聖さんに演奏していただきました。合間にそれぞれの楽器の詳しいご説明や曲の解説もしていただきました。

・第3部は皆で歌おうです。すっかり秋めいてきた今日この頃にぴったりの3曲を山田玲子先生のピアノ伴奏で歌いました。
・最後は全員が肩を組み井上徹会員指揮による「若き血」斉唱です。声高らかにエールの交歓を行いお開きとなりました。
・本日は以下3人の新入会員の紹介がありました。
井口尚志さん(S50経)、岡村宏司さん(S52経)、根崎末理子さん(S54薬)

【田中(たなか)麻里(まり)さんプロフィール】
アイリッシュ・ハープを西村光世氏、金属弦ハープをStefan Battige、Javier Sainz各氏に師事。
’04~’09ドイツ在住、活動の傍ら、Historical Harp Society of Ireland(HHSI)主催のスクールに参加、ハープの伝統的奏法を学ぶ。ソロ演奏の他、アイルランド伝統音楽、北欧音楽、古楽、ポップス、クラシックなど多彩なアーティストと共演、各種イベントやNHK等に出演。
朝日カルチャーセンター等でレクチャーコンサートを行うなど意欲的に活動を展開、後進の指導にもあたる。HHSI会員。
アイリッシュ・ハープ及びアイルランドのパーカッション教室主宰。JEUGIAカルチャーセンターららぽーと立川立飛、レソノサウンド講師。

【品川(しながわ)聖(ひじり)さんプロフィール】
1999年桐朋学園大学古楽器科を卒業、同年ブリュッセル王立音楽院留学。
2003年ディプロマを取得し首席で卒業。ヴィーラント・クイケン氏他に師事。留学中の2001年信州でのソロ・デビュー以来、全国各地で演奏活動を展開。
主にヴィオラ・ダ・ガンバのソリストとして活躍。北アルプスの山小屋でもソロ・コンサートを継続、フィールドを歩く演奏家としても注目を集めている。
2016年松本と上高地で開催された第1回「山の日」記念全国大会にて、皇太子殿下の御前でソロ演奏を披露。これまでに4枚のソロCDをリリース。
東京古典楽器センター講師。日本ベルギー学会会員および日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会会員。

世話役代表:塩井勝也(S41法)
世話役:斎藤信雄(S38政)、金田 一(S42工)、高橋伸一(S45法)、久保田宏(S46工)、芳賀 崇(S47経)、平林正明(S47経)、山田 健(S47経)、池田敏夫(S47商)、井上 徹(S49政)

♪次回以降の予定
・11月16日(土) 午前10時~12時、本多公民館音楽室:Songs
・11月30日(土) 年末コンサート 午後2時~4時30分
・      本多公民館ホール:下村雅人テノール、佐藤祥子ヴァイオリン
・12月15日(日) 午前10時~12時、本多公民館視聴覚室:都倉武之准教授講演会

【歴】第91回 歴史をひもとく会 開催報告

第3回 会員による歴史談義 

「歴史談義とお酒談義」

第91回の講演会は10月5日(土)、本多公民館にて、歴史をひもとく会会員のお二方の講話、及び菅谷國雄氏のご紹介による特別講師として、同級生の渡邊 護氏(蔵元;渡邊佐平商店会長、昭37経)をお迎えし、45名の参加者の下で行われました。

「会員による歴史談義」も三回目を迎え、今回は異例の2本立て。会員による講演に加えて、秋と共に日本酒の恋しい季節を迎え、蔵元の塾員によるお酒談義。しかも、講演会場で実際に日本酒の試飲も行うという国分寺三田会の分科会ならではのユニークな企画が実現しました。

 

まず、第1部は会員によるお話。トップバッターは久保田宏氏。

講演1「玉川上水の話」 久保田 宏 氏 (昭46・工) IMG_1713 - コピー - コピー

我が郷土の玉川上水はその歴史的評価も定まっており、多くの研究者によって語られています。延長43㎞、高低差僅かに92m、勾配23cm/100mを掘り進んだ難工事。さて、講師の講演はどの様なアプローチがなされるのかと興味津々の中に始まりました。
冒頭のテーマは「上水は如何に作られたか」。工区毎に、「取水口」→「河岸段丘越え」→「分水路」→「用水終端」に分け、高低差が表示された地図を併用して、ルートを確認しながら明快に解説。江戸迄の道程が明瞭に理解でき、流石は工学部出身者の話だと感心。
次に「上水開削の謎」へと話は続いて行きます。「ルートはどの様に見つけられたのか」「何故1年で開削できたのか」「何故、1年で作らねばならなかったのか」「何故、野火止用水は40日間で出来たのか」。講師は、これらの興味深い疑問に対し、その豊富な歴史の知識や深い洞察力で、まさに快刀乱麻の謎解きを行っていきます。
締めくくりは歴史のif。「もし玉川上水ができていなかったら」・・・当然水不足で、行水も打ち水もなく、粋な江戸文化も生まれていなかったであろうと結んでいます。
講師は与えられた40分ぴったりに講演を終え、会場から思わず拍手が上がり、聴衆は素晴らしい講演に「成程な」と納得しつつ、大いに楽しみました。

 

 

次に登壇されたのは斎藤信雄氏で、「日本酒のルーツ」に纏わる話です。 

講演2 「日本酒起源の考察」 斎藤 信雄 氏 (昭38・政)IMG_0098 (2)

冒頭、講師は、「私のお役目は、後にお話し頂く渡邊会長の講演への導入役です」と茶目っ気たっぷりに表明し、古事記の時代からの酒造りの歴史、日本酒のルーツについて研究成果の発表に入りました。
神代の時代から“神様はお酒が大好き”で、弥生時代に米を原料とした酒造りが始まり、やがて麹の酒が出現して日本酒の起源に繫がって行きます。律令時代に入って、技術も進み、国営の酒造りが本格化しますが、701年松尾大社を創建した秦族(秦の始皇帝の子孫と称される)に見られる大陸からの技術集団の渡来で酒造り、醸造技術は進化します。平安時代中期に入ると奈良・正暦寺を筆頭に大寺院での酒造りが本格化します。所謂「僧坊酒」の出現です。近代醸造法の基礎酒造技術が確立したと説明します。時代は進み、室町時代には幕府が酒造りを奨励し、徴税システムに組み込んでいきます。京都を中心に造り酒屋が急増し、土倉と呼ばれた金融業を兼営する特権階級に成長して行き、その後の酒を中心とした文化の発展が現代に繫がっていると説いています。
特に、日本酒の起源を祀る三大神社として「大和の大神神社」「出雲の佐香神社」「京都の松尾大社」を挙げていますが、講師の強みは、実際に現地に行って自らの目で確かめてきていることで、話の一つ一つに説得力があることです。前回、前々回と古事記についての講演をして戴いた講師の知識の確かさ、会員から“古事記の斎藤さん”と慕われる同氏の面目躍如たるものがあると感じ入りました。

 

第2部はいよいよ試飲会付きのお酒談義です。

講演3 「お酒談義」 渡邊 護 氏 (昭37・経)IMG_1737 - コピー

日本酒「陸の王者」醸造元 (株) 渡邊佐平商店 代表取締役 

講演は自作の資料に沿って、まず、福沢先生が日本酒党であったという話題から始まります。洋酒はあまり好まず、酒品の好い愛飲家であった由。続いて、日本酒の原材料別の製品表示、日本酒の特色や効能等々話は多岐に亙ります。講師の話術はそこかしこにウイットが潜み、当意即妙かつユーモラス、聞く者の気を逸らさぬ“名プレゼンテーター”です。歯切れのよい説明は正確で、口に含んだお酒が体に沁み込んでいく様に内容がよく判ります。飲み方や使われる酒器の話では、予め実物を持参しての実演付きです。解説が一段落して閑暇休題。そこで氏曰く「さあ、会場がシーンとなった処で試飲にしましょう」。

試飲会に供されたお酒の銘柄は以下の4種、それぞれ4合瓶×2本です。

・純米大吟醸 「清開」    ・きざけ 「日光誉」
・特別純米 「陸の王者」   ・樽まろ 「日光誉」

 会員は、それぞれの銘柄の味と香りを飲み比べて、その違いや味わい等をお互いに確かめながら大いに楽しんでいます。一通り試飲を楽しんだ後に続く話は、日本酒を中心とした食文化について。
日本食は、栄養素のバランスが良く、魚介類の摂取が多くかつ生食で効率の良い食べ方であり、日本人の健康寿命は世界一。また日本の食材は種類が多く1200種類、フランス料理の2.5倍、中国料理の1.5倍、また、調理器具の種類も世界一。適量飲酒は健康増進に効果抜群、等々日本酒に関わる興味の尽きない話が続きます。その知識は膨大で、醸造の権威者、蔵元としての威厳すら感じられます。
最後に、現在80曲程ある酒造り唄の中から、越後の杜氏と南部杜氏の唄う酒造り唄を2曲、ご本人の喉をご披露頂いた処で終演。“粋なエンターテナー”の側面も窺えました。会場は、まだまだ聞き足りないという雰囲気で、特に今回は講話に加えて日本酒の実物を味わい、皆幸せそうな表情で笑顔に溢れ、至福の時を大いに楽しみました。

以 上

【ゴ】第58回国分寺三田会ゴルフ会

心配した雨も上がり秋晴れに恵まれて、国分寺三田会第58回ゴルフ会が「サンメンバーズカントリークラブ」で、初参加の小川さん、堤さんを含め14名の参加で開催されました。優勝は鶴谷さん、準優勝は初参加の堤さん、3位は樋口さんでした。BG賞は、優勝の鶴谷さんがトータル「84」の断トツで獲得しました。プレー終了後は、ゴルフ場のコンペルームでの懇親会の中、成績発表会が開催され、NP・順位・ハンデキャップの発表に驚きや歓声で大いに盛り上がり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

第58回国分寺三田会ゴルフ会

・ 開催日   令和元年10月8日 (火曜日)
・ 場 所   サンメンバーズカントリークラブ(上野原市)
・ 時 間   9:11 OUTスタート 4組
・ 競技方法  新ぺリア方式
・ 競技者   14名

表彰式・懇親忘年会

・ 場 所  サンメンバーズカントリークラブ
・ 時 間  プレイ終了後
・ 参加者  14名(競技参加者全員)

 

開会式に続きキャディーマスター室前で(参加者全員)

開会式に続きキャディーマスター室前で(参加者全員)