【E】第89回 0h! Enkaの会を開催しました.

1.日時:    平成28年 6月19日(日)10:00~12:00
2.会場:    国分寺本多公民館 視聴覚室
3.出席者:   会員および同伴者55名
・        松岡和子氏(講演)、森川由美子先生(ピアノ伴奏と歌唱指導)
・        髙邑勉氏(応援指導部OB)
4.プログラム:
・ 第1部 カレッジソング(塾歌 踊る太陽 我ぞ覇者 オール慶應の歌)
・ 第2部 松岡和子氏講演 「シェイクスピアの生命力」
・ 3部 皆で歌おう、季節の歌(銀色の道 牧場の朝 茶摘み)
・        エール交歓・若き血

いつも通り森川先生のご指導でカレッジソングを数曲歌って例会は始まりました。今日は応援指導部OBの髙邑さんのご発声でいつにも増して元気で力強い歌声でした。
今回のメインゲストは翻訳家・演劇評論家の松岡和子先生です。「シェイクスピアの生命力」
と題して1時間強の講演をしていただきました。
先生は、シェイクスピアのご専門であり、翻訳だけではなく演劇舞台の企画・指導等にも深く係っておられます。また著書も多数出版されております。
今年はシェイクスピア没後400年に当たるそうですが、今日はシェイクスピアがなぜこんなにも長く、時代を超え国境を超えて読み継がれ演じ継がれているのかというその訳を分かり易くお話しいただきました。
日本人なら誰でも知っているシェイクスピアですが、意外とまともに読み込んだ方は少ないのではないでしょうか。実は、松岡先生ご自身も最初はシェイクスピアからむしろ逃げ回っておられたとのこと、最初に翻訳されたのはトム・ストッパードの現代劇の作品で、シェイクスピアを訳し始めたのは1993年からだそうです。
特に演出家の故蜷川幸雄氏に出会ってからは、人生の方向を指し示されたようにシェイクスピアをライフワークとするようになったそうです。
現在全37本のうち32本まで翻訳が終わったそうで、あと5本に注力するということです。

シェイクスピアはGrammar Schoolしか出ていませんが、天才的な言葉の能力のある作家です。シェイクスピアの作品はローマが舞台であれデンマークが舞台であれ、勿論英語で書かれていますが、いつかは日本語をはじめ各国の言語に翻訳されるということが予め念頭に入っていたのではないか、と思われるような言葉遣いになっています。ジュリアス・シーザーの中にそういうセリフがちゃんと入っています。シェイクスピア自身がまるで予言しているかの如くです。
また、同時代の作家ベン・ジョンソンが「(シェイクスピアの作品は)一時代のものではなく、すべての時代のものだ」とも予言したとおりになっています。
長いこと翻訳をやってきましたが、シェイクスピアの作品は「すべての喜劇は結婚で終わる。すべての悲劇は結婚から始まる」に尽きると思っています。
蜷川さんはシェイクスピアの世界をいかに日本のお客様にスッと受け入れられるかということを第一に考えていました。戯曲の翻訳という仕事を長くやってきましたが、実は翻訳から舞台で演じるに足る決定稿になるまでは紆余曲折があり、演出家や俳優から啓示を受けることも多々あります。
訳してみると、知っているけど口に出したことがない、普段はこんな風には言わない、言わないけど言ってみたらスカッとするというようなセリフが随所にあります。
「黙読は知識になる。音読は体験になる」ということなんだろうと思います。
同じ目線の人やそうでない人への言葉の使い分け、また、一人の相手に言っているようで実は全員に言っているとか、全員に言っているのだが実は特定の一人に言っている、というようなリーダーたるにふさわしいような言葉づかいも見事に使い分けられています。この辺にシェイクスピアが長い時間色あせずに生き抜いてきた理由があるのではないでしょうか。

こうしたお話を伺ってから、改めて「ジュリアス・シーザー」から阿部寛(ブルータス)と吉田鋼太郎(キャシアス)の練習風景と同じ場面の本番のDVDを見せていただきました。
練習の時から真に迫った演技ですが、本番ではさらに凄味が増して古代ローマの物語が全く日本の演劇になっている、ということを実感させてくれました。本番の舞台でもジャズセッションのように毎日新しいことが起きるんだそうです。まさに、言葉は生きている、シェイクスピアが生きている、とはこういうことなんだと思いました。
シェイクスピアの作品を改めて読んでみたい、演劇も見てみたい、と思いました。

【プロフィール】
松岡和子(まつおかかずこ)、翻訳家、演劇評論家。東京女子大学英米文学科卒業、東京大学大学院修士課程修了。東京医科歯科大学名誉教授。「彩の国さいたま芸術劇場」企画委員。
1993年以来シェイクスピア全戯曲37本の翻訳に取り組んでおり、32本まで終了。
「すべての季節のシェイクスピア」「深読みシェイクスピア」など著書多数。
なお、本会での松岡先生の講演は一昨年に続いて2回目でした。世話役塩井さんの高校同期生ということで著名な先生をお招きすることができました。

講演後皆で愛唱歌を歌ってから、再び髙邑さんに登場願って全員肩を組んで「若き血」を斉唱しました。締めくくりの平林会員によるエールも高邑さんに勝るとも劣らない熱演でした。

 

【歴】歴史散歩 鉢形城跡

2016年6月5日に恒例の歴史散歩の会として、鉢形城跡を訪ねました。当日朝、国分寺を出発する頃は雨模様でしたが、寄居駅に着くころには晴れ間もでてきて、恰好の歩き日和となりました。参加者は19名でした。
今回「鉢形城跡」を訪れたのは、昨年12月開催した太田資曉氏(太田道灌18代目のご子孫)の講演にちなみ、太田道灌と同時代を生きた長尾景春が築城した城跡ということで企画したものです。
鉢形城は1476年(文明8年)、長尾景春乱に際し長尾景春が築城しました。長尾景春の乱がおさまった後は山内上杉氏の根拠地となっていましたが、後北条氏の関東展開に伴い後北条氏第3代北条氏康の4男である北条氏邦が鉢形城に入り、大規模な改修をして後北条氏の北関東展開の拠点となったものです。日本の100名城のひとつにもなっています。その遺構が約24万㎡もの広大な城跡公園となっています(鉢形城跡の概要については、歴史散歩の開催案内の記事を参照ください)。
まずは、公園入口にある鉢形城復元地形模型でその規模を知り、公園内にある歴史館に向かいました。歴史館では鉢形城の歴史や城郭の遺構について学びました。また、歴史館の企画展示は「出土品から見た寄居の歴史」でした。寄居町近辺には旧石器時代の遺跡から、縄文・弥生・古墳時代、そして奈良・平安時代へと各年代のものがあり、室町時代の鉢形城の築城へと続いていることを知りました。
歴史館での学習のあとは昼食をとりながらの歓談でメンバーの交流の時間となりました。
昼食休憩のあと、実際にその遺構の中を歩いて城郭の規模を実感しました。遺構の一部には石垣や虎口等か復元されており、また山々の緑、城跡の下を流れる荒川も目を楽しませてくれました。
城跡のあとは、「名勝 玉淀河原」「玉淀の碑」を経由して寄居駅へと戻りました。

昼食後、歴史館の前で記念撮影

昼食後、歴史館の前で記念撮影

遺構を歩き、復元四阿の前で記念撮影

遺構を歩き、復元四阿の前で記念撮影

 

[C] 第1回La Madre Cooking 三田会が無事スタートしました。

第1回の料理教室が6月14日(火)10時にスタートできました。現在申込者は19名、今回の参加者は15名でした(うち女性1名)。腕に少しは自信のある方、まったく初めて包丁を握る方色々といらっしゃいますが、皆さんエプロンに三角巾を用意し、光プラザに参集です。

まず、伊藤 和子先生から初回でもあることより料理に対する心構えそして献立の説明・仕方を約1時間に渡って説明され、それから4人1組で調理が始まりました。献立表に調理方法も書かれており、それを見ながら進めますが、あちこちから「先生!」と声がかかり、そのたびに伊藤先生は大忙しです。

そして1時間半後になんと4品の料理が完成、材料を少し多めに用意していたことから十分な量です。しかし、食事になるとその量も完食、皆さん満足感・達成感に満ちた顔で終わり、最後に全員で後片付けをして会場を跡にしました。伊藤先生、本当に今回は楽しく終わることができ、ありがとうございました。

La Madre Cooking 三田会は原則偶数月の第3土曜日を予定していますが、会場予約や先生のご都合、他の分科会との調整等から変更になることもあります。開催月の前月初めに連絡します。1回あたりの参加費2,000円、年会費500円です。まだ若干余裕がありますから、是非ご参加ください。

第1回献立:低カロリーで野菜たっぷりのメニュー 

・鶏ささ身の香味焼き ・けんちん汁 ・きゅうりとわかめの酢の物 ・豆腐だんご

 

La Madre Cooking 三田会(料理教室)の新設

このたび第15番目の分科会を設立いたしました。

1.講師;  伊藤 和子先生(国分寺東元町公民館でも料理教室を開催中)

2.料理内容;和・中・洋食の家庭料理

3.時期;  隔月の第3土曜日予定(場所・先生の都合により変更あり)

・第1回目は6月14日(火)午前10時~午後2時終了予定

4.場所;  光プラザ(国立駅北口より歩いて7分、鉄道総研前)

5.費用;  年会費500円        各回2,000円(材料費・謝礼)

6.人数;  1回あたり30名まで 世話役 古賀 良三(S46経)

【ゴ】第14回国立・立川・国分寺合同コンペ

第14回立川・国立・国分寺三田会合同コンペが6月1日新緑の中「大月カントリークラブ」にて開催され、参加者は23名(国分寺 11名、立川 7名、国立 5名)でした。国分寺三田会はトップ10に7人が入る健闘で団体優勝となりました。個人優勝は立川三田会の大野さん、準優勝は国分寺三田会樋口さん、ベスグロは国分寺三田会吉村さんと諸江さんでした。プレイ終了後は、場所を変えて「庄や 西国分寺店」で成績発表を兼ねた懇親会が開催され、3三田会のメンバーの交流をすることができました。

DSCN7540

スタート前に 練習グリーンを背景に記念撮影

第14回国立・立川・国分寺三田会合同ゴルフコンペ

・ 開催日   6月1日 (水曜日)
・ 場 所   大月カントリークラブ(大月市)
・ 時 間   8:04 out.in 各3組
・ 競技方法  新ぺリア方式
・ 参加者   23名

合同ゴルフ懇親会

・ 場 所  西国分寺 「庄や 西国分寺店」
・ 時 間  18:00~
・ 参加者  16 名

 

【応】平成28年春季六大学野球慶早戦応援会

5月28日、曇り空の下15人参加で慶早戦応援会が開催されました。優勝に無関係の両校対抗戦で入場者は幾分少な目でした。慶應は2回、3回に2ホーマー5打点で大きく試合をリードし、応援指導部員やチアリーダー達は勝利を確信し大声で声援し活気に満ちていました。6、7回は早稲田が2点づつ入れて元気を取り戻し慶應危うしと思われたが、慶應は7、8回に3塁打、ホームランで2点づつ加え逃げ切りました。点が入ると肩を組み陸の王者を歌い大騒ぎ、ホームランでも打つなら蜂の巣をつついた騒ぎでストレス解消にうってつけでした。ともあれ9対4で快勝し丘の上を高らかに歌い球場を後にし、国分寺駅ビル華琳で一服して解散しました。

RSCN2367

 

 

DSC_0056 DSC_0073