「はけの道を巡り、武蔵野・野川公園へ」
昭和46 久保田 宏
第36回の例会は新緑が芽吹き、武蔵野の雑木林がもえぎ色に輝く武蔵野公園、野川公園を訪れた。
4月25日、参加者は9名。JR武蔵小金井駅を9時半に出て駅前の道を南のへ下る。途中の「はけの道」を左折。 “はけ”下の金蔵院に立ち寄る。小金井市指定の天然記念物である樹齢300年を超す、ムクと欅の大木を眺める。当院を出て直ぐ左にオニイタヤの巨木(小金井市の天然記念物)がある。樹高が高く遠くから撮らないと全貌が写真に入らない。
小金井神社の脇を通り野川に出る。川沿いの住宅の庭は春の花が満開で、のんびりとしたプロムナードである。11時には武蔵野公園に到着。公園の中程にはこんもりと土を盛った小山(くじら山)があり、保育園児達の恰好の遊び場になっている。園児達に続いて私達も“くじら山”に登った。そこからは対岸の“はけの道”と国分寺崖線、新緑の雑木林の中の農家が見渡せ、気持ちの良い里山風景が望まれる。
武蔵野公園には、都立の公園や街路樹に植える木々を育てる苗圃(びょうぼ)があり、その中を散策。ハナミズキなどの花の咲く樹木も植えられていたが、残念ながらどれも咲く時期は終わっていた。
西武多摩川線のガードをくぐると野川公園である。この公園は東八道路で南と北の区域に分かれ、北側は自然の地形を利用した公園になっていて、自然観察園は北の区域にある。自然観察園は“観察園”と名前があるように湧水を巡る木道が整備されていて、四季折々の草花を観察することが出来る。私達が訪れた日には、クリンソウ、オドリコソウ、が花を咲かせていた。
東八道路を陸橋で渡り、気持ちの良い芝生が拡がる野川公園の南地区を散策。ここは元国際基督教大学のゴルフ場であっただけに、実に気持ちの良い散歩道であった。
12時に野川公園の正門に到着。散会となった
次回は、秋に“紅葉を楽しむ散策”を考えています。お楽しみに。