【C】La Madre Cooking第33回 「オーブンにおまかせ!」

ローストポークで有終の美(味)を飾る

【実習の様子】
 師走も半ばの12日、「料理作りを楽しむ会」では極上の「ローストポーク」を料理して有終の美(味)を飾りました。当日は実習生19名と講師2名の過去最多の21名が参加したこともあり、実習室はさながら大宴会の準備で慌ただしいホテルの厨房のような、入ったことはありませんが、熱気に満ち溢れた様相でした。

 今年の料理実習は、2月「鮭の粕汁」、4月「鯛の韓国風刺身」、5月「ベーグル」、6月「豚の生姜焼き」、9月「鯖のカレー風味マリネ」に続いて今回が6回目、伊藤先生の一年間のご指導に感謝申し上げるために、会を代表して丸山さんから御礼の品をお贈りさせていただきました。

 今回の実習は、参加人数が多く、また食材・調味料の種類・量も多く、調理の段取りも複雑なことから、伊藤先生ご息女の友美さんがアシスタントとして初めて参加され、我々の実習を笑顔で優しく手際よくサポートしていただきました。お陰さまで実習がスムーズに運んだものと思っております。

 また今回の実習から、小島修さんが「料理作りを楽しむ会」の仲間となりました。今年に入り、若林さん、廣瀬さん、石塚さん、小島さんがメンバーに加わったことで、「料理作りを楽しむ会」はこれまで以上に活気のある会になったと思います。

 実習の終わりに伊藤先生から実習の講評をいただき、平林さんには参加者の健康と会の発展を祈念して「一本締め」で今年の料理実習を締めくくっていただきました。

【献立】
〇「ローストポーク&グレイビイソース」
廣瀬さんと石塚さんが吟味して買い求めた豚ロースは、うま味が凝縮された柔らかな触感のローストポークに仕上がり、香ばしいグレイビイソースと相性抜群でした。
〇「コーンポタージュスープ」
炒め玉ねぎの食感と牛乳・生クリームを加えたコーンクリームのやさしい甘さがローストポークへの食欲をそそりました。
〇「グリーンサラダ カリカリベーコンのドレッシング」
カリカリに炒めたベーコンの塩味とレモンの酸味が程よく調和したドレッシングが野菜の新鮮さを引き立て、グリーン野菜を飾ったパプリカの赤色と黄色、ブラックオリーブの黒色、紫キャベツの紫色、各色とも目に鮮やかでした。
〇「錦松梅」
佃煮ふりかけの錦松梅に取り組んだ時間は延べ何と2時間、出来上がった貴重な錦松梅をお土産として持ち帰り、ご飯のお供やお茶漬けの具として堪能しています。
なお、株式会社錦松梅のホームページには錦松梅の29通りの食べ方が掲載されています。
〇白米
主食は白米です。大食漢がいないので21人分のご飯は11合の白米で炊きました。

【グレイビイソース】
グレイビー(gravy)は肉汁という意味で、グレイビイソースとは肉汁で作るソースのことです。発祥はイギリス。18世紀のイギリス料理の文献には「グレイビー」が基本的なソースとして紹介されているそうです。
西洋ではステーキやハンバーグはもちろん、ミートローフやローストチキン、それに七面鳥の詰め物など幅広い肉料理にグレイビイソースが使われています。
アメリカ料理ではマッシュポテトにグレイビイソースをかけるのが定番、ハワイでもロコモコ(日系移民が考案)と言えばグレイビイソースです。
私事で恐縮ですが、子供の頃に母親がグレイビイソースをよく作っていたことが影響してか、私はグレイビイソースが大好きです。グレイビイソースで食べたい料理には、僅か2分で作れるインスタントパウダー(マコーミック)を使ってグレイビイソースを作っています。

【実習のひとコマ】
午前10時からレシピの説明があり、調理は午前11時頃から午後1時頃にかけて行いました。

【完成です!】
午後1時過ぎに料理が完成しました。会食前の記念撮影です。6枚目はお土産にした「錦松梅」。

(文責・写真 昭48沼野義樹)