【Y】第41回ザ・ヤングサロン「生涯現役でいるために〜ヨガで健康寿命をのばすアプローチ〜」を開催

 2022年10月23日(日)、光公民館にて24名参加の下、第41回The Young Salonを開催、ヨガ講師の冨永ゆ
かこ氏お迎えし、ヨガの講義と実技を行ないました。コロナ感染症対策には万全を期した上で対面で行ない
ました。しかし懇親会の実施は見送りました。ザ・ヤングサロンとしては、久しぶりの実技をともなう講演会
で、とても有意義な時間となりました。講演の概要は以下の通りです。

                     記
第41回ザ・ヤングサロン講演会
     テーマ:生涯現役でいるために〜ヨガで健康寿命をのばすアプローチ〜
                                      ヨガ講師 冨永ゆかこ
1.講師紹介
 YIN YOGA in ASIA 最高指導者Victor Chng先生、YIN YOGA JAPAN代表 川端友季湖先生のもと、タイ・
 バンコクで指導者養成コースを修了。在タイ14年を経て2020年より国分寺に在住。現在は西国分寺を
 中心に少人数ヨガクラスを開催。セレオ国分寺での屋上ヨガ、清正公寺での寺ヨガ(日本橋浜町)など
 開催。11月26日には国分寺市のぶんぶんウォーク・史跡指定100周年記念事業イベントにて、史跡ヨガ
 を担当されるヨガ講師です。
2.はじめに 進化した陰ヨガとは
 ・古典的なハタヨガ、古代中国の陰陽論・中医学をベースに、最新の筋膜リサーチや解剖学のideaを
  加えて進化したヨガ
 ・静かな動きの中に最小限の筋肉の力を使って、最小限の負荷をかけてポーズを維持する。
 ・Energy movement 気のめぐりを整える(循環、調和、足に向かって下していく)
 ・Fascia Release 呼吸で内側から筋膜リリース(解剖学や最新の筋膜リサーチに基づく)
 ・Re-Alignment 着実の体の構造が変わる(歯の矯正のように・・・)
  平均寿命と健康寿命の差は、男性(81歳-70歳)11年、女性(88歳-74歳)14年あり、
  この健康寿命をのばすアプローチです。
3.本日のポイント
 1)正しい姿勢を身につける
   姿勢は大事!→歪み・腰痛・肩こり・膝痛・・・に関係。呼吸にも影響する。
  ・まずは背骨(脊椎)を整える
   真っ直ぐな背骨=自然なS字のカーブがある状態
   衝撃をクッションで吸収できる
  ・横隔膜と骨盤底を平行な状態に⇒最も呼吸ができる
  (実技)<正しい立ち方、座り方>
     立っているときは、左右の足の裏に均等に体重が乗る
     座っているときは、左右の座骨に均等に体重が乗る
     尾骨と頭頂を同じ線でつなげる
     髪の毛一本を上から引き上げられている感じ
     背中のバックラインをギュッと閉めない
     
 2)みずみずしい体に
   人体の60%以上は体液(卵子の時は99%が水分);私たちの体は水で形づくられている
  ・骨や内臓を包んでその構造をキープしているFascia(結合組織)は、ネットやスポンジの様に
   全身に3Dに広がっていて、その繊維上にも水分が存在している。ヨガで多方向に動かしていくことで、
   水が循環し、全体に水分が行き渡っていく(乾いたスポンジに水を含ませていくイメージ、水の入れ
   替えができる)
  ・体の中の水分を良い状態に保つことも大事、水は流れないとよどんでしまう
  ・どこかが痛い、かたい:水分が減って乾いた状態になっていたり古くなっていたりする
  ・Fascia結合組織:ミルクレープのイメージ
   (実技)筋膜のつながりを感じてみよう!筋膜のつながりを確かめる姿勢

 3)関節の可動域と安定性を高める
  ・引っ張るでもなく、伸ばすでもなく、ストレッチでもない動き(ハリのある水分を保った肌のイメージ)
  ・下半身の3つの関節、足首・ひざ・股関節の調和した動き方
    ⇒怪我をしにくい
    ⇒省エネでエコな体の使い方
  (実技)長生き筋肉「内転筋」を使う練習

4.実技 休憩、換気の後、講師の指導で約1時間の実習を行なった。
     詳細は、下記の写真を参照にしてください
                                  (文責:小林(一) 写真:青木)