【C】La Madre Cooking 第6回特別実習 開催報告

満ちたりた盛夏の半日

≪熱血指導を受け料理にとり組む≫
料理実習の8月4日は大暑の最中、暑さが気がかりだったが前日から気温が急降下。当日の朝も26℃と引き続きすごしやすく、幸運に恵まれたというべきか。今回は人数が少なく、先生に何でも聞いて何でも教えてもらえる。みっちりした実習になりそうだ。
実習の献立は「肉じゃが」「サバのしょうゆバター」「きゅうりの酢の物」「ナスの味噌汁」「とうもろこしご飯」、肉と魚がそろった盛りだくさんの一汁三菜。レシピには「肉じゃが」が主菜となっていたが、「サバのしょうゆバター」も主菜レベル。
料理作りは時間に追われてあわただしくもあったが、充実感で満足。先生の懇切丁寧な熱血指導のおかげで最後はボリュームたっぷりの美味しい昼ご飯。夏の半日、満ちたりた気分になった。

≪作った料理の感想≫
【肉じゃが】
実習では4年ぶりの牛肉、しかも先生が用意したのはA5ランク。美味しくないわけがない。肉と野菜を煮詰めてから一旦火を止め、1時間ほど冷ましたあと、再度沸騰させて味を調える。1時間ほど冷ますことがキモ。味が十分に染み込むそうだ。
我々3人のチームが作った「肉じゃが」は煮汁がしっかり染み込み、甘さがやや気になるものの、おだやかなうす味。人によって好みは様々だろうが、減塩を気にしている私にはちょうどいい。
【サバのしょうゆバター】
両面をこんがりと焼いたサバの切り身に、溶かしバターとしょうゆとレモン汁を加えてひと煮したソースをかける。
パリッと香ばしく焼けたサバにレモンの香りとバターの風味が合わさって食べやすい。サバを久しぶりに食べる。美味しいサバ料理に出会ってよかった。

≪立つ鳥跡を濁さず≫
実習終了後、小林和憲さんと私は、実習で使った調理器具などの状態を施設の担当者と一緒に確認。これから料理するグループのために。

≪余談をふたつ≫
①町おこしと肉じゃが
 戦前の海軍の艦上食に「甘煮」がある。牛肉、蒟蒻、馬鈴薯、玉葱を胡麻油で炒め、砂糖、醬油で味付けるとある。東郷平八郎がイギリス留学中(1871~1878)に食べたビーフシチューを艦上食として作るように命じた結果、醤油と砂糖を使った「甘煮」が生まれ、この「甘煮」が「肉じゃが」のルーツとなった、という説が1990年代に広がる。東郷は1890年に呉鎮守府参謀長、1901年に舞鶴鎮守府司令長官に赴任していた経緯から、舞鶴市と呉市が「肉じゃが発祥の地」としてPRを展開。町おこしに一役買っている。しかし、両市ともに‘肉じゃが発祥の地’である根拠はないようだ。
②文化干しの由来
サバ料理で使った「サバの文化干し」、文化が付くのはなぜか? 1950年、東京のある会社が天日干しにした魚の干物をセロファンで巻いて販売したところ、その梱包が見た目に美しく画期的だったことから文化的、「文化干し」と名付けた。今では梱包のことではなく、冷風乾燥機で人工的に乾燥させた干物のこと。天日干しに比べ衛生的で旨味が凝縮されてしっとり仕上がるそうだ。

≪実習の様子いろいろ(写真)≫
①三つのテーブルに分かれて料理作り 

②熱血指導の先生とメンバーの真剣な様子

②出来上がった料理を前にして満足した様子

≪アテンション≫
お試し参加、大歓迎。

文責・写真 昭48沼野義樹)