【C】La Madre Cooking 「男の一人料理」

“9月8日”は何の日? “ハヤシの日”!』

≪男の一人料理≫
今回の料理実習は、参加人数が10名迄に制限され、参加者と伊藤先生の距離感がグッと縮まった実習。静かに冬の到来を告げる‘小雪’に入った11月28日(金)、幸いにも当日は穏やかな日和。参加者10名は「ひかりプラザ」に集合し、先生からの微に入り細を穿つ説明を受けたのち、二人ずつ5テーブルに分かれて、これまで実習では作らなかった料理に取り組みました。
今回の‘うたい文句’は「男の一人料理」。「ハヤシライス」「ごぼうときのこのきんぴら」「ブロッコリーの温サラダ」「キャベツのスープ」と、和洋折衷で盛り沢山。レシピを頼りに、どうにか作り終えたあとは、先生と一緒のランチタイム。達成感が得られた「男の一人料理」でした。

≪ハヤシライス≫
「簡単に作りたい」という我々の希望で、敢えて市販のルウを使った、お手軽なハヤシライス。食品メーカーが「香り立つスパイス&ハーブとまろやかなトマトの風味が豊かなハヤシソースです」と宣伝するだけあって、出来上がったハヤシライスは、まろやかで食べやすく、アッという間に完食。
とは言え、先生が考えていた実習は、じっくりと手間をかけたハヤシライスを作ることだったようです。男の一人料理であれば、手間を厭わないのが本来でしょうが、それはまたのお楽しみ。
ところで、私は“ハヤシの日”のことは初耳でした。丸善のHP等には、『慶應義塾で福澤諭吉に認められた早矢仕有的(ハヤシユウテキ)は、実業家の道に進み、明治2年に丸善を創業。西洋料理に詳しかったことから、親交のある外国人を、肉と野菜の煮物にご飯を添えた料理でもてなしていた。その料理は「早矢仕さんのライス」と呼ばれ、やがて‘ハヤシライス’という名で評判になった。これらの食文化を伝えるために、丸善は、早矢仕の誕生日“9月8日”を“ハヤシの日”として制定した』とあります。
早矢仕は、牛肉好きで知られる福澤諭吉の影響を受けて、牛肉料理を考案したものと思います。‘ハヤシライス’は『文明開化』の象徴のひとつとして今に残っています。

≪ごぼうときのこのきんぴら≫
 ごぼうは噛み応えしっかり、きのこは旨味タップリ。懐かしさを感じるごぼう独特の香りと甘辛の味が食欲をそそりました。料理法の‘きんぴら’は、江戸前期の中頃(1660年前後)に流行った「金平浄瑠璃」に登場する、架空の主人公‘坂田金平(キンピラ)’に由来します。「きんぴらごぼう」という料理名は、ごぼうの固くしっかりした食感を、坂田金平の力強さに例えたと言われています。
今も定番の惣菜「きんぴらごぼう」。江戸後期に発刊された、倹約料理の見立て番付『日々徳用倹約料理角力取組』には、精進方・小結(第3位)として三役入り。江戸庶民にとっては、日々の惣菜でした。当時の「きんぴらごぼう」は、我々が口にする、醤油に砂糖やみりんを加えた甘辛い味とは少し違っていました。輸入された砂糖は高価で料理に使えなかったので、醤油ベースのキリっとした味だったようです。
2025.11.28料理キンピラ               👅都立図書館

≪ブロッコリーの温サラダ、キャベツのスープ≫
・「ブロッコリーの温サラダ」
BB焼き色をつけて甘みが増したブロッコリーと、バター風味のスクランブルエッグがよく馴染んだ
BBまったりした味でした。
・「キャベツのスープ」
BBキャベツと玉ねぎをコンソメで煮込んだ穏やかな味に、ほっこりしました。

≪実習の写真記録≫
★調理の様子★  <先生の説明>  <テーブル毎の様子>

★完成です!★  <完成した料理>   <先生と一緒の記念写真>

≪今後の予定≫
次回の料理実習は12月23日(火)です。

(文責・写真 昭48 沼野義樹)