【講】国分寺三田会第15回講演会を開催しました。

  1. 日時:令和5年7月1日(土)14時30分から16時30分
  2. 会場:国分寺市立いずみホール(Aホール)
  3. 講師:新井 康通 先生(慶應義塾大学 看護医療学部教授、医学部百寿総合研究センター長)
  4. 演題:百寿研究から学ぶ健康寿命の延ばし方
  5. 来場者:246名(新井先生、国分寺三田会会員97名、塾員センター・近隣三田会・稲門会27名、
            近隣在住塾員(非会員)2名、ご家族・ご友人他102名、一般17名)

今回の講演会は国分寺三田会年間三大行事の一つとして開催されたもので、リーダーの小川副幹事長(S.54経)以下幹事全員で取り組んできました。講演会に先立つ5月には新型コロナの扱いが2類から5類に弱められ、新規感染者数も低位安定していることから、2019年以来4年ぶりに、対面でしかも来場者数の制限も解いて開催することが出来ました。
今回成功裏に講演会を開催し、新井先生という謂わば時代の要請を代表するような百寿総合研究センター長をお招きできたのは、会員全員の熱意と、いち早く百寿というテーマを前面に出して新井先生にお願いした先見性の賜物であったと考えます。
更には昨年の橋本五郎氏の講演会終了直後から、即ち一年前から、テーマを考え講師を捜し始める、という早め早めの対応が功を奏した事も特筆すべきであり、国分寺三田会では「一年前ルール」とも言うべき早めの準備開始が定着するきっかけにもなりました。
新井氏は慶應義塾大学医学部をご卒業後、当時の老年科に入局、1995年から百寿者調査に参加されました。超百寿者(105歳以上)やスーパーセンチナリアン(110歳以上)の調査、長寿家族調査などを進めながら、健康長寿の要因について研究されています。
人類は寿命を延ばしてきましたが、同時に認知症やフレイル、骨関節疾患などの為に介護の必要性も増えており、将来の医療・介護負担の増加が懸念されている今日です。高齢者の生活の質の確保と社会保障システムの持続可能性を両立するために、今回の演題は重要なカギとなるものと考えました。
当日は演題への興味の深さを反映して多くの来場者にお越しいただきましたが、コロナ予防による50%規制をした昨年に比べ、ホールの収容人員の7~8割という大きな目標に対して、幹事一同知恵を絞り、汗を流した結果、会員の家族、友人に加えて、市内の公民館にチラシを置く、市報への掲載、などの努力が功を奏し、一般市民の方々の参加も得て、250人近くの来場者を集めることに成功しました(当日欠席者を含む正式申込者数は270名越え)。
当日は、246人の来場者が待つなか司会の上原安江さん(S.59文)の開催の辞に続いて平林正明会長(S.47経)の開会の挨拶と新井先生の紹介に続き、先生が登壇し講演が始まりました。
新井先生の明快な語り口と医学的研究成果に基づく数々のデータや各種分析は来場者の心を掴み、会場は講演に引き込まれて行きました。
講演の最終段階では健康長寿の延ばし方として次の5項目が示されました。

  • 肥満を避け、糖尿病・動脈硬化を予防する
  • 後期高齢期以降はフレイル(虚弱化)と認知症の予防がカギとなる
  • 百寿者は誠実性と開放性が高く、ポジティブな考えの方が多い
  • 適度な運動、バランスの良い食事が健康長寿につながる
  • 社会とのつながりや地域参加を促進する

これらは全ての来場者に共通して当てはまる事であり、夫々に理解・納得されて大きくうなずく姿が会場全体で見られました。
講演後の質疑応答も活発になされ、予定の時間配分ギリギリの時間内に男女6人の方々から質問がありました。新井先生からは一つ一つに丁寧にお答え頂きましたが、中でも「社会とのつながりや地域参加」の好例として、当三田会に代表されるような活動を挙げて頂き、会員一同を我が意を得たと喜び合いました。
各来場者はこれからの生活設計を頭に具体的に描いて、こうした事柄を実践していこうとの決意の下に講演会場を後にされたものと思います。
講演会後には、これも4年ぶりに、対面による懇親会が場所を移して国分寺駅傍の「デンズキッチン」で新井先生にもご参加いただき、総勢61名で行われ、大いに盛り上がりました。

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スクリーンショット (264)

デンズキッチンでの懇親会。講演会後の懇親会は4年ぶり。新井先生を囲んで大いに盛り上がった。