【歩】第52回歩こう会  「御岳・大塚山」ハイキングとブリジストン保養所「奥多摩園」宿泊の報告 

平成301115日、快晴の空の下、御岳山ケーブル滝本駅の広場で参加者19名が円陣となり、渡辺紀子(S37年文)さんのリードで出発前の柔軟体操です。

体が解れた処でいざ出発。最初は武蔵御嶽神社「産安社」にお参り。ここは知られざるパワースポットとのこと。横瀬靖夫(昭36法)さんを先頭に、爽快な朝の空気の中、枯葉を踏みしめ、周りの景色や紅葉を楽しみながら大塚山の山頂を目指して進みます。途中、休憩の折に小さな事件が発覚。参加者の秋田正光(昭50商)さんが、大切にしている父の形見の水筒(志那事変に出征時の軍用品でレア物)の栓を山道で落としてしまったことに気づいたのです。後続して登っていた広田茂(昭50経)さんが、それを偶然拾い上げたけれど、道の脇にポイしたことが判明。それを傍で見ていた江端真理子(昭52商)さんが、秋田さんに同行して、紛失したと思しき場所まで捜索に下山。2人を見送って一同は頂上を目指すことにしました。やっと頂上に到着し、お昼を食べながら一服。ところが、待てども2人は上がってこない。「これは大変だ、何か事故でも」と心配になり、一同が集まって相談、山のベテランである菅谷國雄(昭37経)さん他2名が捜索しながら下山することにして出発。暫く降りた処で無事登ってくる2人と遭遇。落とした栓も見つかり事なきを得た次第で一同も大喜び。思い出に残るハプニングでした。下りは滑らないように慎重に下山して、全員が無事に今夜の宿泊先であるブリジストン保養所「奥多摩園」に到着。今回、当国分寺三田会の現会長渡邉恵夫(昭40工)さんのご厚意で宿泊の手配をして戴き、宿泊のみの方々も合流し21名がありがたく利用させていただけることになったものです。

ここは、創業者の別荘地を会社の保養所にした所で、かつて天皇陛下も来られた名勝の地。早速、陽のある裡に保養所の脇を流れる多摩川沿いの広大な庭園を散策。中央に生えるもみじの大木が真っ赤に色づいて、将に燃える秋。その下で一同記念撮影し、庭園の奥にある自然の滝を見物したり、思う存分に奥多摩の秋を満喫しました。

おいしい夕食、カラオケルームで楽しんだ後に専用の談話室に集まってみんなで酒盛り。奥多摩の秋の夜は長く、楽しく更けて往きました。

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