【歩】第51回歩こう会報告~中山道を歩く(第2回目)

平成30618() 午前9時、今にも降りそうな空模様の下、参加者21名がJR巣鴨駅前に集合。前回同様、加藤芳典学芸員(文教ふるさと歴史館)に同行いただいて、たっぷりと街道沿いの名所旧跡の説明をしてもらいます。

旧中山道に沿って、まずは旧板橋宿を目指して出発。おばあちゃんの原宿と呼ばれる「とげぬき地蔵尊」を右手に見て、賑やかな商店街を進みます。やがて「庚申塚」の名称で名高い猿太彦神社が交差点の右手に現れます。一同お参りも早々に次の見学先「延命地蔵尊」へと向かいます。ここはその昔、旧中山道を往来する旅人が立ち寄り、道中の無事を祈った場所。

さらに進み、埼京線の踏切を超えJR板橋駅に至ると、あちらこちらに「新選組の街」の表示物が目に入ってきます。何と駅前の一角に「近藤勇の墓」があるのです。

見学後はまっしぐらに旧板橋の宿場を目指します。右手に高速道路の高架橋が目に飛び込んでくると新中山道(国道17号線)との交差地点に到達。ここから、旧板橋宿の一つである平尾宿に入っていきます。両側に商店街が続く中を進み。中継点の板橋観光協会に到着。ここでは現地ガイドによる旧板橋宿のガイダンスを用意してくれています。「旧板橋宿は京都から見て上宿、中宿、下(平尾)宿に分かれていました・・・・」。ガイドさんの熱心な説明に全員が壁の表示物を注視。江戸時代の宿場町を想像しました。板橋観光センターを後にして途中、「旧板橋宿(中宿)本陣跡」を右手に見て、更に進んでいくと石神井川に突き当たります。ここに架かる「板橋」(宿場の名称の起源)を渡り、その先にある「縁切り榎」を見学。

ここを過ぎると、あとはひたすら「志村一里塚」に向かって街道を上って行きます。ゆっくりと旧中山道の旅人になったつもりで歩き、無事に終点の「志村一里塚」に到着。全員で記念撮影をした後、おいしいイタリアンレストランで乾杯しました。生憎の梅雨空でしたが、気温も上がらず却って歩くのには好都合で、街歩きを楽しむことができた一日でした。