10月5日以降「Oh! Enkaの会」は「音楽を楽しむ会」に名称が変わりました。
多くの方にご来場いただき、10月4日(土)国分寺市本多公民館ホールにおいて第140回「Oh! Enkaの会(創設20周年記念例会)」が開催されました。
1.日時 2025年10月4日(土) 14:00~16:30
2.会場 国分寺市本多公民館ホール(2階)
3.出席者 会員・ご家族・ご友人77名
4.プログラム
・「塾歌」及び「都の西北」斉唱 指揮・伴奏:應義會
・ゲストスピーチ 20周年を振り返って
国分寺三田会 小林 隆夫様(S39 政)
国分寺稲門会名誉会長 清水 元様
・第1部 講演
演題:都の西北 VS 若き血
講師 慶應義塾大学名誉教授 池井 優様
・第2部 ソプラノ独唱
ソプラノ宗田 舞子様 ピアノ伴奏西澤 ことは様
新名称発表 世話役代表 塩井 勝也(S41 法)
・第3部 カレッジソング・愛唱曲斉唱 指揮・演奏 應義會
・「若き血」斉唱、エール 指揮・伴奏 應義會
エール 平林 正明会員(S47 経)
開会に先立ち、塩井世話役代表から万感の思いを込めて、創設20周年を迎えることができた喜びと、これまで「Oh!Enkaの会」を応援し支えていただいた方々にお礼のご挨拶がありました。
続いて、20年を振り返って、小林隆夫氏(S39政)と国分寺稲門会名誉会長清水元氏からお祝いと塩井さんへの感謝のお言葉をいただきました。
小林さんは「Oh!Enkaの会」創設に拘わられた13名のお1人で、「信時潔作品をうたう」コンクールで「塾歌」を歌って最優秀賞を受賞したこと、森川由美子先生から毎回厳しく歌唱指導を受けたこと、様々な分野の素晴らしい演奏を間近で聴くことができたこと、そして池井先生を始めとして多くの著名な方から興味深いご講演をいただいたことなどを懐かしく語っていただきました。
清水さんは「Oh!Enkaの会」創設後早い段階から例会に参加され、第28回例会では講師としてご講演をいただきました。例会では肩を組んで共に「若き血」を歌っていただくなど、稲門会・三田会の垣根を超えて親しくお付き合いをいただいております。清水さんからは、「稲門会と三田会にはこれまでに培った深い繋がりと友情があります。これからもいろいろな領域でますます交流を深めていきたいと思います」との力強いお言葉をいただきました。
第1部は「都の西北 VS 若き血」を演題に、日本外交史を専門とされ、日米野球の歴史や早慶戦にも精通されている池井優慶応義塾大学名誉教授による講演です。池井名誉教授には国分寺三田会でこれまでに5回も講演をいただいております。講演では早稲田大学と慶應義塾大学が互いの矜持を大切にし、早慶戦の結果を強く意識しながら、両校の威信をかけて「都の西北」 と 「若き血」が制作された背景と経緯について、藤山一郎による「若き血」歌唱指導のエピソード等を交えてお話をいただきました。両校はその後も良きライバルとして、野球やレガッタ等の伝統的な早慶戦に止まらず、男声合唱等の音楽分野でも切磋琢磨する関係が続いています。
第2部は世界を舞台に数々のオペラやコンサートで活躍されている宗田舞子さんのソプラノソロ演奏です。宗田さんは2018年4月第111回例会でピアノ伴奏とソプラノソロ演奏両方に出演していただいたことがあり、今回が2度目の出演になります。
ピアノ伴奏はこれまでに何度も「Oh!Enkaの会」に出演していただいた西澤ことはさんです。今回の例会では日本歌曲やオペラのアリアを中心に演奏していただきましたが、宗田舞子さんの清冽で艶やかな美しい歌声に会場が酔いしれました。アンコールでは、世話役からリクエストさせていただいた「千の風になって」が演奏され、大満足でした。
演奏曲
・「七つの子」 本居長世作曲 岩河智子編曲 ・「ねむの木の子守歌」 山本正美作曲
・「落葉松」 小林秀雄作曲 ・オペラ「ジャンニ・スキッキ」より 私のお父さん プッチーニ作曲
・オペラ「ラ・ボエーム」より 私が街を歩くと プッチーニ作曲
・オペラ「蝶々夫人」より ある晴れた日に プッチーニ作曲
アンコール
・「千の風になって」 新井満作曲
新名称の発表
いよいよ新しい会の名称発表です。荘重な「應義會」演奏による「KEIO Victory Song」が流れ、最高潮となったところで塩井世話役代表から新しい会の名称が発表されました。この曲はアルバート・シー・ハアスが作曲し、この日のために「應義會」に特別にアレンジしていただいたものです。新しい会の名称は、「音楽を楽しむ会」です。
「Oh!Enkaの会」は2005年に発足し、今年の9月で創設20周年を迎えました。20年間、皆さまから「オーエンカの会」として馴染み親しまれてきましたが、創設20周年を機に、音楽の会であることが一目瞭然とイメージできる名称に改めようということになり、「音楽を楽しむ会」に改称することになりました。「Oh!Enkaの会」の名称は10月4日の第140回例会を以って最終とし、次回第141回例会からは「音楽を楽しむ会」の新名称で活動いたします。どうぞご期待ください。
第3部は「應義會」の指揮・演奏によるカレッジソングと愛唱曲の斉唱です。「應義會」は塾歌ならびに慶應義塾の応援歌、愛唱歌の数々を演奏する塾内唯一のOB楽団で、連合三田会大会を始めとする塾内の各種イベントで活躍されています。この日は「三色旗の下に」、「踊る太陽」、「Victory March」、「オール慶應の歌」、「慶應讃歌」、「丘の上」のカレッジソング6曲と「故郷」計7曲が演奏、斉唱されました。勇壮な「應義會」の演奏をバックに、学生時代を思い出しながら歌うカレッジソングは格別で感無量だったと思います。創設20周年記念例会にふさわしく、そして「Oh!Enkaの会」らしい心に残る例会となりました。
最後は『應義會演奏隊』の指揮・伴奏による「若き血」の斉唱と、平林正明会員によるエールでお開きとなりました。
「Oh!Enkaの会」20年の例会史」について
10月4日例会では20年間に実施された140回すべての例会の活動内容(プログラムとゲスト)が記録されている「Oh!Enkaの会20年の例会史」が配布されました。活動内容を見ると、コンサートではソプラノ・テノール・バリトンの独唱、合唱、バイオリン、ピアノ・連弾、弦楽4重奏、ギター、マンドリン、ハーモニカ、サックス、シンセサイザー、アイリッシュハープ、フルート、オカリナ、ラテンタンゴ、和太鼓、津軽三味線、筑前琵琶、雅楽まで多岐に亘り、講演会ではオペラの楽しみ方、現代音楽、塾歌・慶應応援歌誕生、バルカン管弦楽団等の音楽に関するテーマの他にも早慶戦やシェイクスピアを題材とするものもあり、特別編として忠臣蔵を演目とした講談も開催されています。「Oh!Enkaの会」では、これからも会員の方にもっと楽しんでいただけるように幅広くテーマを探求してまいります。ご期待ください。
出演者プロフィール
【池井 優(いけい まさる) 慶應義塾大学名誉教授プロフィール】
1935年東京に生まれる。1959年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同大学院修士、博士課程修了、法学博士、以後助教授、教授となる。政治学科で「日本外交史」を担当、日吉の一般教養で他学部学生に「政治学」を講義。池井ゼミ1期~31期生合計489名。2000年、慶應を定年退職、青山学院大学教授となる。主要著書に『日本外交史概説』(慶大出版会)、『大リーグへの招待』(平凡社),『藤山一郎とその時代』(新潮社)、『ハロー、スタンカ、元気かいープロ野球外人選手列伝』(講談社)、『学問と野球に魅せられた人生』(芙蓉書房出版)など
【宗田舞子氏プロフィール】
東京音楽大学ピアノ科卒業。同研究科オペラコース修了。二期会オペラ研修所修了。ジュリアード音楽院EveningDivisionOperaClass修了。オペラ「愛の妙薬」のアディーナでデビュー。「フィガロの結婚」ケルビーノ、伯爵夫人、「椿姫」ヴィオレッタ、「ラ・ボエーム」ミミ、「仮面舞踏会」オスカル、「道化師」ネッダ、「アドリア―ナ・ルクヴルール」のタイトルロール、国連ミュージカル「赤毛のアン」のルシーラ役などを演じる。伊ベッルーノ市の歌劇場にてオペラ・ガラコンサートに出演。2011ー16年まで渡米。NY国連大使公邸にて、ソロリサイタルを開催。カーネギー大ホールにてマンハッタンオケと共演。カーネギーワイルホールにて、NYリリックオペラ主催ガラコンサートに出演。NHKTV「トゥトゥアンサンブル」NHKラジオ「今日も元気でわくわくラジオ」TV「しゃべくり007」のタイアップCMなどに出演。近年では異色のトリオ「クラスティックス」を結成し、全国各地で演奏。2024年10月1日より石川県白山市観光特使として委嘱され、演奏活動を通して、全国で白山市の魅力をお伝えしている。スタジオアコルデ主宰。二期会会員。
【西澤ことは氏プロフィール】
国立音楽大学ピアノ科卒業。在学中より伴奏の研鑽を積み、卒業後、同大学にて歌曲演習演奏補助員や坂口声楽塾にてレッスン伴奏を務める。坂口声楽塾にて小島常弘氏と出会い、多数のコンサートで共演、所沢三田会ファミリーコンサートも第一回より出演。「Oh! Enkaの会」においては、昨年に引き続き出演。現在、合唱団の伴奏やリトミック指導を行う傍ら、演奏活動も幅広く行っている。
【應義會】
應義會(公認三田会)の活動目的の一つは「慶應義塾の懐かしの応援歌、愛唱歌の復活、継承」です。演奏隊はその実現を目指して慶應義塾と楽器演奏をこよなく愛する有志が集まり應義會の演奏部門として2010年に結成されました。最大の特徴は、塾歌ならびに慶應義塾の応援歌、愛唱歌の数々を演奏する塾内唯一のOB楽団という点にあります。連合三田会大会を始めとする塾内の各種イベント、またご要請があれば各地域三田会の行事などで応援歌・カレッジソングの演奏を行うことを主な活動としています。應義會メンバーはチラシ参照。
Oh!Enkaの会世話役代表:塩井勝也(S41法)
世話役:髙橋伸一(S45法)、久保田宏(S46工)、坂田久美子(S46文)、池田敏夫(S47商)、
芳賀崇(S47経)、平林正明(S47経)、山田健(S47経)、井上徹(S49政)、
塚原正典(S54文)、山根良広(S58 経)
今後の例会予定
第141回「音楽を楽しむ会」
1.日時:2026年1月24日(土) 午後2時~4時
2.場所:本多公民館・視聴覚室を予定
3.プログラム
・第1部:津軽三味線、尺八演奏 ・第2部:皆で歌おう(仮称) ・歌唱指導・ピアノ伴奏:森川由美子先生
以上
「Oh!Enkaの会」第140回例会チラシ、20年の例会史、スナップ写真集がご覧いただけます。
◆「Oh!Enkaの会」第140回例会(創設20周年記念)チラシ ここをクリック
◆「Oh!Enkaの会」20年の例会史(国分寺三田会会員限定) ここをクリック
◆「Oh!Enkaの会」第140回例会(創設20周年記念)
スナップ写真集(国分寺三田会会員限定) ここをクリック
- 塩井世話役代表挨拶
- 全員で塾歌斉唱(演奏:應義會)
- 20年を振り返って:小林 隆夫会員
- 20年を振り返って:清水 元会員(国分寺稲門会名誉会長)
- 池井 優教授講演
- 宗田舞子さんソプラノ独唱
- ピアノ伴奏:西澤ことはさん
- Oh!Enkaの会新名称公表
- 應義會演奏
- 会場も一緒に斉唱
- 全員肩を組んで若き血斉唱











