1.日時 2024年5月18日(土) 14:00~16:30
2.会場 cocobunjiプラザ リオンホール(Aホール)
3.出席者 会員51名、ご家族・ご友人・関係者24名、演奏者関係者4名 計79名
4.プログラム
・塾歌斉唱
・第1部 「音楽の花束をあなたに」
演奏者 進美沙子(メゾソプラノ)、小島常弘(テノール)、 米田嗣幸(バリトン)、西澤ことは(ピアノ)
・第2部 筑前琵琶演奏と吟詠
演奏者 城戸旭濤(城戸義明)
・若き血斉唱
30度に迫る強い初夏の日差しの中、多くの会員・ご家族、国分寺稲門会の皆様、そして出演者の関係者にご来場いただき、リオンホールは盛況となりました。今回は演奏者を囲むように客席を馬蹄形にレイアウトし、演奏者とより親近感を感じられるコンサートになったのではないかと思います。
「今日は天候にも恵まれ、あたかも“Oh!Enkaの会晴れ”のようです」との力強い塩井世話役代表の第一声から会が始まりました。
平林正明会員指揮・西澤ことは氏のピアノ伴奏による塾歌斉唱の後、第1部はメゾソプラノ、テノール、バリトンソロ演奏です。「音楽の花束をあなたに」をテーマに、オペラのアリア、日本の歌、カンツォーネ等さまざまなジャンルから馴染みのある名曲が演奏され、年齢を感じさせない伸びやかで迫力のあるテノール、バリトンソロと、深い音色で魅惑的なメゾソプラノソロ演奏が会場を魅了しました。
演奏曲と演奏者
①あわて床屋 作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰、編作:岩河智子、歌:小島常弘
②小さな空 作詞・作曲:武満徹、歌:進美沙子
③さびしいかしの木 作詞:やなせたかし、作曲:木下牧子、歌:米田嗣幸
④Amazing Grace 作曲:ニュートン、歌:進美沙子
⑤昴 作詞・作曲:谷村新司、歌:米田嗣幸
⑥You raise me up 作詞:グラハム、作曲:R.ローランド、歌:小島常弘
⑦献呈 作曲:シュトラウス、歌:米田嗣幸
⑧セレナーデ 作曲:シューベルト、歌:小島常弘
⑨アヴェ・マリア 作曲:ゴメス、歌:進美沙子
⑩歌劇「カルメン」 作曲:ビゼー
●闘牛士の歌 歌:米田嗣幸 ●ハバネラ 歌:進美沙子 ●花の歌 歌:小島常弘
⑪最後の歌 作曲:P.トスティ-、歌:米田嗣幸
⑫忘れな草 作曲:クルティス、歌:進美沙子
⑬彼女に告げて 作曲:ファルボ、歌:小島常弘
⑭グラナダ 作曲:ララ、歌:小島常弘、進美沙子
会場の大きな拍手に応えていただき、アンコール曲として「オー・ソレ・ミオ」が3人のソリストによって演奏
されました。
第2部は筑前琵琶演奏と吟詠です。筑前琵琶の持つ独特の音色と余韻、そして日本人の心に深く訴えかけるような
詩吟の言葉に会場はまるで幽玄の平安時代にタイムスリップしたかのようでした。日本の伝統の美しさに触れ、
歴史に思いをはせることができた優雅な時間でした。
演奏者:筑前琵琶橘流秀師範 詩吟朗詠錦城流宗範 城戸旭濤(城戸義明)
演目
①祇園精舎
②衣川 1189年、陸奥国衣川において藤原泰衡が源義経を自害に追い込んだ戦いの様を謡った物語
③戦艦大和
最後は平林正明会員指揮・西澤ことは氏のピアノ伴奏による若き血の斉唱でお開きとなりました。
【進美沙子氏プロフィール、メゾソプラノ】
東京音楽大学声楽学科卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第22期終了。これまでオペラでは「マルタ」ナンシー役、「泥棒とオールドミス」ミス・ピンカートン役、「コシ・ファン・トウッテ」ドラベッラ役、「フィガロの結婚」ケルビーノ役、「ランスへの旅」メリベーア侯爵夫人役、「蝶々夫人」スズキ役、ケイト役、「ウェルテル」シャルロッテ役、「カルメン」カルメン役、「アドリアーナ・ルクブルール」ブイヨン公爵夫人役等に出演。2011年夏、イタリア、トッレ・デル・ラーゴでのプッチーニフェスティバルにおいて「マダムバタフライ」スズキ役アンダースタディー及び芸者役で出演、好評を博す。その他「グローリア」アルトソロなど宗教曲のアルトソロを務めるほか各種コンサートに出演。国分寺市民生・児童委員協議会合唱団ル・リアン、女声合唱団クー指揮者。
【小島常幸氏プロフィール、テノール】
1942年生まれ、慶応義塾大学卒業。定年退職後、坂口卓也氏に師事し、声楽の勉強を本格的に開始。2006年日本演奏家コンクール入選、2006年、KOSMAアマチュア声学コンクール「金賞・奨励賞」受賞、2009年横浜国際音楽コンクールアマチュア声楽部門第二位(第一位なし)、2012年9月回ウィーンオペレッタコンクールアマチュア部門第一位受賞。2006年川口音楽リリアホールにて本場ウィーン・サロンオーケストラと共演、2009年CLAアンフィニ・スタジオオーケストラと共演。2009年中目黒GTプラザホールにて第1回ソロリサイタル開催。2011年3月テレビ朝日「題名のない音楽会」の新企画「第一回オーケストラ伴奏で歌ってみまSHOW」に応募し合格となり出演、演奏会場は初台の東京オペラシティコンサートホール、伴奏は東京フィルハーモニー交響楽団、2000人満席のお客様の中での演奏。2019年12月「喜寿記念コンサート」を大泉学園「ゆめりあホール」で開催、その他、「所沢三田会ファミリーコンサート」、「すいれんの会」他、各種コンサートに出演し好評を博している。
【米田嗣幸氏プロフィール、バリトン】
塾員(S41経)。慶應義塾ワグネル・ソサイエティ―男声合唱団OB。大学卒業後、会社勤務により暫く音楽から遠ざかっていたが、転勤先の地元合唱団に参加することで音楽活動を再開した。定年後、坂口卓也氏に師事して本格的に声楽に取り組む。2010年並びに2013年、小島常弘氏とジョイントコンサート開催。2022年脳梗塞で入院したが、病に負けないようにとコンクール挑戦を思い立ち、2023年日本演奏家協会コンクール声楽部門アマチュアの部で第1位入賞を果たした。
【西澤ことは氏プロフィール、ピアノ】
国立音楽大学ピアノ科卒。在学中より伴奏の研鑽を積み、卒業後、同大学にて歌曲演習演奏補助員や坂口声学塾にてレッスン伴奏を務める。坂口声学塾で小島常弘氏と出会い、多数のコンサートで共演、所沢三田会ファミリーコンサートも第1回より出演。現在、合唱団の伴奏やリトミック指導などの活動の場を広げている。Oh! Enka!の会に再び出演できますことを嬉しく感じています。
【城戸旭濤(城戸義明)氏プロフィール】
昭和16年(1941年)6月、水戸市に生まれる。茨城大学附属水城小中学校から水戸一高、慶応義塾大学(経済学部)へと進み、学生時代は、入学と同時に始めた詩吟と琵琶に熱中し、恩師、山元錦城(旭錦)師の供をして全国に普及活動を展開した。卒業後、家業の印刷業を継ぐべく帰水し、20代~30代は社長を務めながら青年会議所(JC)活動に熱を入れ、水戸JC25代理事長、茨城ブロック協議会会長等を歴任、40歳で卒業(青年会議所は、40歳が定年)その後、水戸商工会議所副会頭などを務めた。現在は、相談役。琵琶は、重要無形文化財である筑前琵琶橘流 秀師範(号、旭濤) 詩吟は、詩吟朗詠錦城流 宗範(号、城濤)として、全国組織である一般社団法人詩吟朗詠錦城会の会長を務めている。
Oh!Enkaの会世話役代表:塩井勝也(S41法)
世話役:髙橋伸一(S45法)、久保田宏(S46工)、坂田久美子(S46文)、池田敏夫(S47商)、芳賀 崇(S47経)、
平林正明(S47経)、山田 健(S47経)、 井上 徹(S49政)、清水靖子(S49薬)、塚原正典(S54文)
次回(第135回Oh!Enkaの会)の予定
・日時:2024年7月21日(日) 14時~16時30分
・会場:cocobunjiプラザ リオンホール(Aホール)
・プログラム
1.ピアノ演奏:山田玲子氏、ヴァイオリン演奏:佐藤祥子氏
2.雅楽(龍笛、篳篥、笙)演奏 〆野護元氏、岡庭健氏、佐藤祐介氏
次々回(第136回Oh!Enkaの会)の予定
・日時:2024年10月5日(土) 午後
・会場:商協さくらホール(国立駅南口より徒歩3分)
・プログラム
1.講演「塾歌の歌詞に込められた意味とは?(仮)」 慶応義塾大学常任理事、看護医療学部教授 山内慶太氏
2.ワグネル・ソサィエティーOB合唱団による塾歌、カレッジソング演奏
以上