【E】 第83回Oh!Enkaの会を開催しました。

1.日時  平成27年12月23日(水) 14:15ー16;00
2.いずみホール(Bホール)
3.スケジュール
・  第1部 カレッジソング (塾歌、旧塾歌(CD)、踊る太陽、慶應讃歌)
・  第2部)ミニコンサート  アリババと15人の盗賊
・  第3部 みんなで歌おう (諸人こぞりて、ふじの山、喜びの歌、お正月)

今回のゲストは約30年の歴史を持つ、セミプロのアカペラコーラスグループ「アリババと15人の盗賊」です。日本テレビの元ディレクターで冗談音楽家の宮島将郎氏(塾員、S37商)を隊長とし、隊員は慶應ワグネルOBを中心に早稲田グリー、国立大学OBに加えオーストラリア出身の宇宙物理学者もいます。曲目はポピュラーソングで宮島隊長の編曲あり、創作あり、替え唄あり、それもユーモアに富んだものです。全員がソロで歌い、それをバックコーラスで支えるのがアリババのスタイルです。ソロとハーモニーの美しさ、そして宮島隊長の人間味あふれる、観客を飽きさせないトークの面白さに感動しました。
早稲田大学出身メンバーがやってきたときのことを歌った「都の西北から来た男」と言う歌が有りました。慶應と早稲田のカレッジソングを混ぜた曲で、最初は早稲田の歌に固執していたソリストが、しまいには慶應の歌を高らかに歌うという展開です。爆笑の中に慶應と早稲田の友情を感じた次第です。アンコール曲はオッフェンバック作曲「天国と地獄」の替え唄です。男の浮気心をコミカルに描いており、笑いの中にもペーソスがありました。
「歳はとっても心は錦、若けりゃいいってもんじゃない。積もり積もった人生の経験。昔のことなら知っている。今の世の中見透かせる。伊達に長生きしちゃいない」。
宮島隊長のラジオ番組「年寄りの逆襲」の前口上だそうです。平均年齢70歳。大半がビジネスの第一線で活躍し、高度成長とバブル景気、その後の不況を駆け抜けた世代です。その生き方と思いを歌っています。「年寄りの逆襲コーラス」から久々に元気をもらいました。
「アリババと15人の盗賊」は日本経済新聞(2011年12月27日)並びに三田評論(2012年5月号)でも紹介され、Oh!Enkaの会世話役代表塩井勝也さんが以前から企画を温めていましたが、世話役の一人で慶應ワグネルOB高橋伸一さんの紹介でゲストとしてお招きすることができました。今回は会場の関係から定員64名で締め切り、参加できない方もおられました。例年11月にサントリーホール(小ホール)で演奏会を開催しており、毎回満席だそうです。コーラスグループは沢山あれど、これだけユニークなグループはまずないでしょう。機会が有りましたら演奏会に出席されるとことをお奨めします。