慶應連合三田会菅沼会長から”伊藤公平塾長の「塾長室だより」のご紹介”が届いています。(詳細はここをクリックください)

                                2021年11月2日

連合三田会の皆様

                               慶應連合三田会
                               会長 菅沼 安嬉子

拝啓
 秋も深まってまいりました。皆様お元気でお過ごしでしょうか。新型コロナ感染者
の数が急速に減少してきてまるで夢のようです。国民の協力もあるかと思いますが、
やはりワクチン接種と感染者も含めると8割弱の国民が抗体を持ったためかと思います。
でもワクチンの抗体は減弱していきますから、今までのように感染予防の対策は怠りな
くお願いいたします。
 10月17日(日)の連合三田会大会は、塾員皆様のご協力で連合三田会始まって以来
初のオンライン大会が無事終了いたしました。福引の時にシステム障害が発生して皆様
にご迷惑をおかけしましたが、福引の引き換えも無事終了いたしました。実行委員の皆
さんが1年半かけて何もないところから全部を立ち上げる作業に果敢に立ち向かい、
例年の大会をWEB上で再現し、慶應義塾の目的である「先導者たれ」を見事に実行し
ました。来年、コロナの内服薬が承認されれば、日吉キャンパスのリアル大会で塾員が
集まるのと、デジミタで地方や海外からも楽しめるデジタル大会の両立が出来ればいい
と考えております。

 本日は、慶應義塾の塾長室から出された伊藤公平塾長の「塾長室だより」のご紹介です。
塾長室だより 2021年10月15日:[慶應義塾] (keio.ac.jp)
今回は塾長が5月28に日就任されてから5か月分の慶應義塾の活動報告ですが
とても素晴らしい活動や嬉しいニュースも沢山あり、何より伊藤塾長ご自身の語り口
がいいので、是非皆様にお読みいただきたく思います。
慶應義塾(https://www.keio.ac.jp/ja/で検索して、最初の慶應義塾公式サイトを
クリックして、伊藤公平塾長の写真をまたクリックしてください。動画をクリック
すると9月入学式の常任理事の挨拶も聞けてとても勉強になります。慶應義塾の
ホームページをいつもチェックしている方はあまりおられないかと思いますが、

これから毎月半ばには塾長メッセージに触れることができますので、是非ご覧ください。
 また、三田会活動が再開されて、私たちも皆様にお会いできるようになることを切に
祈念しております。皆で元気にお会いしましょう。
                                    敬具

2021年11月4日 | カテゴリー :

会員専用頁「会員交流サイト」に「つぶやきコーナー」を開設しました(詳細はここをクリック)。

このたび、会員専用頁「会員交流サイト」に「つぶやきコーナー」を開設しました。
ウイズコロナの時代の情報交流の場として活用いただければ幸いです。

◆「つぶやきコーナー」の概要
1.国分寺三田会会員だけが利用できるサイトです。下記を自由に投稿ください。
  (1)「会員交流サイト」に掲載された寄稿文についての意見、感想、質問。
  (2)国分寺三田会活動に対する意見、提案。
  (3)会員に伝えたいこと。
 2.“つぶやき”があると国分寺三田会メールアドレスに連絡が入りますので、事務局から関係者に転送します。
 3.投稿方法、投稿にあたっての注意事項等は「つぶやきコーナー」で
   ご覧いただけます。
◆10月は暫定運用とします。会員の方は是非つぶやいてみてください。ご意見等ありましたらよろしくお願いします。

2021年10月11日

【総】第20回定期総会・講演会の講演録を掲載しました(詳細はここをクリックください)。

国分寺三田会会員の皆様

9月20日に行われた第20回定期総会・講演会(Zoomオンライン)の講師:西澤教授から当日の講演録をいただきました。維新史の中における福澤諭吉と中津藩について斬新な視点から広範にわたる興味深いお話でした。講演録は会員専用頁(講演会記録)に掲載しています。是非お読みください。会員の方はこちらからご覧ください。ここをクリック
テーマ:中津士族たちの明治維新   講師:慶應義塾福澤センター教授 西澤直子氏

 

 

2021年10月8日 | カテゴリー :

【総】第20回定期総会・講演会を開催しました。

令和3年9月20日(月・祝)14時より第20回定期総会をオンラインにて開催しました。コロナ禍の中初めての試みでありました。
総会は、塾員センター2名、会員65名の出席を得て、井上幹事長(昭49政)の司会により進行しました。開会にあたり前原会長に代わって平林副会長(昭47経)の挨拶があり、引き続き恒例により議長に平林副会長を指名して総会審議に移りました。総会はオンラインによりパワーポイントの画面を共有して行われました。
2020年度活動報告・会計報告・監査報告、2021年度活動計画・収支計画、役員選任の各議案についての説明を経て全議案とも承認され滞りなく議事は進行しました。
議事に続き、新役員・幹事(平林会長(昭47経)、坂田会計(昭46文)、江端幹事(昭52商)、二見幹事  (昭57文))の紹介が行われました。
続いて来賓の慶応義塾塾員センター小島部長の挨拶をいただき、最後に今年米寿を迎えられた新田会員(昭32政)、賀谷会員(昭32政)、目黒会員(昭34医)の紹介と新入会員2名の紹介がありました。以上をもって総会は無事閉会しました。
第二部として講演会が開催されました。慶應義塾福澤研究センター教授西澤直子氏による「中津士族たちの明治維新」の講演でありました。維新史の中での福澤諭吉と中津藩について斬新な視点から広範にわたる興味深いお話をいただきました。質疑応答の後髙橋副会長(昭45法)による挨拶で閉会しました。
恒例の懇親会は、時節柄断念せざるを得ず、代りに有志によるオンライン交流会を山田副幹事長(昭和47経)の司会で開催しました。岩田副会長(昭45工)の乾杯の音頭で始まり、丸山会員(昭30経)の卒寿のお祝い、長寿の秘訣、講演会の感想、分科会活動報告等が話題になり、一年半振りにオンラインで再会した会員も多く、お酒も進み大いに盛り上がりました。

*HP会員専用頁に下記を掲載しています。会員の方はご覧ください。 ⇒ここをクリック
  <総会コーナー>第20回総会
     (1)第20回定期総会資料(会員送付用)
     (2)第20回定期総会議案説明資料
     (3)講演会レジュメ「中津士族たちの明治維新」)
  <写真コーナー>総会
     スナップ写真(スクリーンショット)

 

210920総会集合写真(オンライン参加)

          参加者全員で集合写真(自宅からオンライン参加)

 

 

 

 

 

2021年9月23日

【総】国分寺三田会 第20回 定期総会・講演会 のご案内

   「国分寺三田会 第20回 定期総会・講演会 のご案内」
                           2021年8月10日
                           国分寺三田会副会長 平林正明
 コロナ禍におけるオリンピック開催も若者の活躍に元気をもらい楽しんで観戦された方も
多かったと思われますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。この間、東京では変異ウイルス
が猛威を振るい緊急事態宣言が発令され、一日の感染者数も5,000人を超える等記録を更新
する残念な状況が続いています。ワクチン接種を終了したとはいえ、感染リスクを意識され
ている方も多いと思われます。
先にホームページで第20回国分寺三田会定期総会・講演会(9月20日)開催をお知らせし、
関係者は集会に向けた準備を鋭意進めてまいりましたが会員の皆さんの安心・安全、健康第
一を優先させ、対面での集会は難しいと判断しました。6月に実施した講演会と同様、ご自
宅から参加できる完全オンライン(Zoom方式)の総会・講演会に切換えさせて頂きます。
実際の対面はできませんが、画面上での再会を期待していただければと思います。
オンライン使用に不慣れな方には使用方法のご相談に応じますのでご連絡ください。
未だ、未だ暑い日は続くと思いますが、皆様健康第一でお過ごしください。

               記

(1)方 式: Zoomオンライン
(2)日 時: 2021年9月20日(月・祝)14時~16時30分
        *エントリー;13時45分~
(3)第一部 総会 (14時~15時10分) 議案審議、新任役員紹介など
   第二部 講演会(15時20分~16時30分)
        演題:「中津士族たちの明治維新」
        講師:西澤直子氏(慶応義塾大学福澤研究センター教授)
(4)出 欠:①出席(参加) ②出席(参加)&オンラインの指導希望 ③欠席(不参加)
      *9月5日(日)までにご返信ください。
      *Zoom操作不明時には小林一夫副幹事長まで連絡ください。
        E-mail:kazukobabs@yahoo.co.jp   携帯電話:080-6729-7756

2021年8月10日 | カテゴリー :

国分寺三田会ホームページURL変更のお知らせ

国分寺三田会会員の皆様

    国分寺三田会ホームページURL変更のお知らせ
                         2021年7月14日
                         HP運用委員会
◆セキュリティ強化を目的としてURLが変更になりました。
  変更前 http://kokubunji-mitakai.net
  変更後 https://kokubunji-mitakai.net (2021年7月13日~)

◆国分寺三田会ホームページへのアクセスの方法
 1.検索エンジンで「国分寺三田会」を検索します。(従来通り)
 2.「お気に入り」に国分寺三田会ホームページを登録している場合は
   再登録をお願いします。
   (『国分寺三田会のホームページ』を表示し、アドレスバー右端の
    ☆を左クリックして「お気に入り」に追加してください。)

◆セキュリティ強化内容
 インターネット上のデーター通信を暗号化しています(SSL通信)。
 これにより、情報の漏洩、サイトのなりすまし、サイトの改ざん等の防止
 を行うことができます。またURLの前に鍵マーク🔏が表示され、訪問者
 が安心して利用できるサイトであることもアピールできます。
  *SSL(Secure Sockets Layer)とはWebサイトとそのサイトを閲覧し
   ているユーザとのやり取り(通信)を暗号化するための仕組み。

◆うまくアクセスできない等の問題がある場合は下記まで連絡下さい。
       池田 敏夫(S47商)

2021年7月14日

国分寺三田会第20回定期総会・講演会の開催について(詳細はここをクリックください)

国分寺三田会会員の皆様

   国分寺三田会 第20回定期総会・講演会の開催について(お知らせ)
                           2021年7月11日
                              幹事会
 東京都に緊急事態宣言が再発令されましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
掲記につき下記にて行います。出席ご予定ください。
8月10日頃に開催案内を発行します。

・日時:2021年9月20日(月・祝日) 14:00~16:30
・場所:JR国分寺駅北口「リオンホール」
(コロナ感染状況により「ZOOMオンライン開催」の場合も有り)
・スケジュール
 14:00~15:10 第一部 総会
 15:20~16:20 第二部 講演会
             演題:「中津士族たちの明治維新」
             講師:慶應義塾大学福澤研究センター教授 
                西澤 直子氏

2021年7月11日

【講】国分寺三田会第13回講演会をオンライン(Zoom)で開催しました。

■開 催 日:2021年(令和3年) 6月 20日(日)14 時 00 分~16 時 10 分
■開催場所:オンライン(Zoom)方式
■講演テーマ:『先端生命科学が拓く地方創生』
■講師:冨田勝氏(慶應義塾大学環境情報学部教授)
■主催:国分寺三田会
■出席者数:80名(当初参加予定者86名)

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の中、上記の通り参加者の安心・安全を考慮して完全なオンラインでの講演会を開催しました。
冒頭、全員で『塾歌』を斉唱、前原会長代行で平林副会長がオンライン講演会に至った経緯と冨田勝先生を紹介した後、慶應義塾大学先端生命科学研究所所長でもある冨田勝先生に『先端生命科学が拓く地方創生』をテーマに約2時間の講演を頂きました。今年は後援協力の依頼を一切行わず、参加者も国分寺三田会会員に限定しての講演会となりましたが、慶應関係者3名・国分寺三田会OB1名を含む80名の方に参加いただきました。
 当初、オンライン講演会では臨場感に欠けるのではとの懸念の声もありましたが、冨田勝先生のお話は,多岐にわたる動画を上手に活用され、臨場感にも溢れ、大変分かり易く、画期的な講演会であったと称賛の声が多く寄せられました。
オンライン講演会に参加された感想として、
〇一年振りに会員同士の顔が見られ懐かしさで胸が一杯になった。
〇講演会を視聴して、慶應義塾大学が鶴岡キャンパスの成功・発展によって日本の科学、経済、社会に大きな貢献をし
 ていることを痛感。一塾員として大きな誇りを感じることができた。等々・・・オンラインならではの交流の楽しさ
 も目立ちました。
また、講演会プログラムに多くの音楽を盛り込み、視聴者に飽きのこない工夫もされました。
〇開始前:今春の東京六大学野球優勝、全日本大学野球選手権優勝を祝いカレッジソング
                  ・・・「ダッシュ慶應」、「丘の上」、「慶應賛歌」等。
〇休憩時間:冨田勲氏(冨田勝氏のお父様)が作曲された大河ドラマ「花の生涯」「勝海舟」
〇最後の閉めは『若き血』を全員自宅で斉唱。
 井上幹事長による冨田勝先生への感謝のエールでお開きとなりました。
〇エンデイングの音楽は松田聖子の「瑠璃色の地球」で癒されながら退出しました。

冨田勝先生の講演概要は下記の通りです。
講演会のご案内で添付された参考文献も参照ください。(2021.4. P68~71)
冨田勝氏著 三田評論掲載『鶴岡タウンキャンパス開設20年』 ~福澤スピリットで結実した学問による地方創生~
                    (ここをクリックで閲覧できます)

『先端生命科学が拓く地方創生』講演概要

1.慶應義塾大学先端生命科学研究所
1999年山形県・鶴岡市・慶應義塾の3者の協定で2001年4月に研究所をオープンすることが決まり、2000年の秋に私が所長に任命された。
研究所の主力技術はメタボローム解析という究極の成分分析技術で、一度の測定で対象のサンプル内にどういう物質がどのくらい入っているか分析できる。それまでの研究はまず仮説を立て、そこに結び付く代謝物を分析するもので、メタボローム解析はそれとは真逆のやり方だったが、2011年に研究チームは血液のメタボローム解析で肝臓疾患の人だけがある代謝物の濃度に違いがあることを突きとめた。これにより鶴岡に世界最高の技術があると評価され、世界中から企業や研究者が押し寄せることになった。
現在慶應鶴岡発ベンチャー7社の従業員は550人、これに慶應を入れると約670人の雇用を生み出しており、これは鶴岡市の労働人口の1%にあたる。さらに国の研究機関やIT企業が鶴岡に入ってきている。ゼロから産業を創る、地域の為でなく日本ひいては人類・社会の為に産業を興す、それがうまくいけば結果的に地元も潤う。

2.慶應鶴岡発ベンチャー企業
1)HMT(ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ)社
  2003年創業、2013年東証マザーズ上場。慶應を誘致して13年目に庄内地方として9社、そして庄内に本社のある
  企業としては唯一の上場企業となった。
  基本的には受託分析で、企業からサンプルを受け取り有料で分析して返すというビジネス。最近ではアンジェスと 
  いう国産のDNAワクチンを作っている会社と提携。
2)Spiber(スパイバー)社
  人工のクモの糸を作るところから発想を得て、クモの糸に限らずタンパク質素材を微生物につくらせることを可能
  にした企業。
  アプリケーションは多々あるが今一番力を入れているのはアパレル。ナイロン・ポリエステルは、石油由来という
  こともあるが、最終的にマイクロプラスチック・ナノプラスチックとなって海にいき地球環境に悪影響を及ぼす。
  一方タンパク質素材は何年か後に土に還るという生分解性があり、さらにアニマルフリーでもある。
  代表者の関山和秀氏が大学生の時の飲み会で、たまたまクモの糸が話題になったのが発端だったが、天然のクモの
  糸は重さ当たりの強靭性が鋼鉄の340倍といわれ、既に米軍やNASA等名だたる組織が人工のクモの糸の研究に取
  り組みながら成功しておらず、当初周囲の反応は否定的だった。しかし、タンパク質由来の新素材を実用化するこ
  とは持続可能な社会をつくる上で大きな役割を果たすと考え、研究を応援した。
  本人ができると思ったら気の済むまでやるべきで、例え失敗しても時間の無駄ではなく、その過程で人は成長す
  る。今は人毛に替わるカツラの素材としてアデランスとの共同研究も進めているが、課題は量産化。本年3月タイ
  に鶴岡第二工場の100倍の規模の工場が完成、2023年にはさらにその10倍の工場がアメリカにできる予定。
3)Saliva Tech(サリバテック)社
  医療機関と提携して唾液による癌のスクリーニング検査を行っている。ストローと小さな容器の専用キットが実用
  化されビジネス化されており、国内1300の医療機関でおよそ3~4万円で検査を受けられ5種類の癌のリスクを調
  べることができる。唾液を解析センターで専用装置にセットし、癌のリスクをAからDの4段階で判定する。自宅で
  唾液を採取して送るというサービスも去年始めた。更に血液での鬱病の補助検査も実用化に向けて研究中。
4)メタジェン
  世界初となる便を常温保存できる検便キットを作った。便の中には病気を治してくれる腸内細菌がおり、世界中か
  ら便を集めて取っておけば、将来そこから菌を取り出して薬にできる可能性がある。但しその為には冷凍技術は使
  えず常温保全が必要となる。腸内細菌のバランスは最近非常に注目をあつめており、免疫や糖尿病・動脈硬化、更
  に精神疾患にも関与していると言われており、新型コロナの重症化にも関わっているとの研究結果もある。
5)ヤマガタデザイン
  社長の山中大介氏はSFC出身だがバイオとは関係なく、アメリカンフットボール部OBで、卒業後大手不動産会社
  に7年間勤務後鶴岡で街づくりの会社を始めた。
  前からサイエンスパーク内に宿泊施設が欲しいという話があり、山中氏がたまたまSFCの教授をやられていた坂茂
  氏にデザインを頼み込み、スイデンテラスが完成した。サイエンスパーク、学園都市と言うと日本では研究所の団
  地みたいになってしまうが、研究者がそこに移る時の最後の課題は家族を説得することで、家族からここに住みた
  いと言って貰えるような街づくりを目指している。

3.人材育成
今藤沢キャンパスの学生が鶴岡キャンパスの寮に泊まって毎日実験をやるバイオキャンプと呼ぶカリキュラムがあり、ここでは1年生から研究を開始する。週末には学生たちは山形の自然や文化を満喫するが、これも授業の一つ。大切にすべきことはひらめきとかアイデアであり、つまりサイエンスもアートであり自然や文化に触れて感性を磨くことが重要だと思う。
2009年以降、市内の普通高校と酒田東から多くの高校生を助手や研究生として受け入れている。市内の高校生全員にチラシを配っているが、応募条件の一つは“世界的な生命科学者になる意欲を持っていること”、もう一つは“特別研究生に採用されたら研究成果をアピールすることでAO入試若しくは推薦入試に臨む気概を持っていること”。つまり中途半端にセンター試験の勉強をせず、好きな研究をやり詰めて出した結果をアピールすることで大学に採ってもらう気概を持っている高校生は受け入れて全面的に援助するという制度。慶應の5つの高校からも3~4人ずつ選抜し、2~3泊で実験・実習をやるイベントがあり、2つの小学校の6年生と中学校の1年生合わせて30名に鶴岡に来てもらって同様のイベントを行っている。
また、世の中の問題で文系だけで解決できる問題なんてないし、理系だけでも解決できないという観点から、文理融合を目指して大企業の会社員も受け入れている。大企業の経営者と話をすると、皆うちの社員は優秀だが人と違うことをやる人がいないと言う。人と違うことをする人がいないと社会も組織も進歩しないし、そういう人を応援するのが慶應の理念だと思っている。
2018年  3月に損害保険ジャパン日本興亜と包括連携協定を結んだのを皮きりに第一生命と明治安田生命とも協定を結び、その後日本ユニシスと、またつい最近SMBC日興証券とも同様の協定を結んで、現在10名の会社員が文理融合で活躍している。彼らは自分でテーマを選んで研究を行っており、ゼロから考えることで力が付き面白いアイデアが出るとかんがえている。
福沢先生に“異端妄説の譏(そしり)を恐れることなく、勇を振って我思う所の説を吐くべし”という言葉があるが、私はこれを“流行や権威に迎合する優等生ではなく、批判・失敗を恐れず勇気を持ってやれ”と理解しており、これが福沢スピリットの原点であり慶應義塾の理念のはず。私は鶴岡ではこの理念を愚直に守っている。そのスローガンの一つが“普通は0点”。世間では65点ぐらいが普通だろうが、このキャンパスでプレゼンして、でもそれ普通だね、と言われたらそれは全否定つまり0点を意味する。普通のことは普通の人がやってくれたらいいのであって、私たちは普通の人がやらないことやろう。皆と同じことを上手くやる人は優等生ともてはやされるが、私たちは脱優等生を応援する。

質疑応答

  • いろいろな技術者の方々が異なる分野で研究されていると思うが、どんな仕組みで彼らのアイデアを導きだしているのか。
    ⇒ 研究者も人間だから研究しながら楽しいと思える環境を整えることが必要。その考えに基づき当初からジャグジー・サウナ・仮眠室を完備している。リラックス施設はけしからんという発想をやめないと日本のサイエンスは進歩しない。
  • ハヤブサが貴重なサンプルを持ち返ったが、メタボロームで早く解析できないか。
    ⇒ 既にJAXAと話を進めている。但し、解析そのものはすぐだがそれは元データに過ぎず、解析結果にどんな意味があるか考えたり、それを裏付ける実験が必要となる。
  • タイやアメリカにクモの糸の工場を作るとの事だが、今は経済安全保障ということが言われている。なぜ日本国内ではなくタイ・アメリカなのか。
    ⇒ 研究開発本部は日本で、持って行くのは大きなタンクの部分のみ。コスト上ネックとなるのは微生物の餌となるバイオマスで、タイはバイオマスが豊富なことから量産化の部分のみタイに置こうというもの。また一国に頼るのは安全保障上危ないのでアメリカにも工場を作る予定。
  • 2年前分科会で鶴岡見学を計画したが地震で中止。今後も塾員向け見学会を実施するか。
    ⇒ 今後共観光とセットにした塾員向けツアーを実施するが、いずれにせよワクチン後。
  • 先生が所属する環境情報学部のアイデンティティーをどのように評価されているか。
    ⇒ 今までの教育は学部に学問分野の名前がついていたが、これからは学問分野をマスターするのでなく、例えば地球環境とか高齢者福祉といったイシューに取り組むべき。そのイシューの解決の為に、文理を問わずあらゆる分野の勉強をして、それを卒業論文にするのがSFCのスタイル。
    教育で一番重要なのはモチベーションで、好きなテーマを見つければ基礎がなくとも研究を始められるし、研究をスタートすれば何を勉強すべきかわかる。そうなると勉強は楽しくなる。これからはオンデマンドで学んでいく力をつけるべきで、大学を卒業しても勉強だと思う。SFCにおけるあなたの専門は、と聞かれた時、そこにはイシューがくる。それに向けて各学問分野をオンデマンドで勉強する。そしてまたテーマを替えてまたオンデマンドで勉強する。そうやって自分が成長していくと思う。

以上

<冨田勝氏略歴>

1957年東京生まれ。慶応大学工学部卒業後、米カーネギーメロン大学に留学し、コンピューター科学部で修士課程(1983)と博士課程(1985)終了。その後、カーネギーメロン大学助手、助教授、准教授、同大学自動翻訳研究所副所長歴任。1990年より慶応義塾大学環境情報学部助教授、教授、学部長、評議員を歴任。
米国National Science Foundation大統領奨励賞(1988)、日本IBM科学賞(2002)、科学技術政策担当大臣賞(2004)、文部科学大臣表彰科学技術賞(2007)、International Society of etabolomics功労賞(2009)、福澤賞(2009)、大学発ベンチャー表彰特別賞(2014)、Audi Innovation Award(2016)、鶴岡市市政功労者(2016)、国際メタボローム学会終身名誉フェロー(2017)、山形県特別功労賞(2017)第68回河北文化賞(2019)などを受賞。

 

2021年7月3日

慶應連合三田会 菅沼会長からメッセージが届いています(詳細はここをクリックください)。

2021年5月18日

慶應連合三田会の皆様

連合三田会への支援のお礼と2021年連合三田会大会について

慶應連合三田会
会長 菅沼安嬉子

拝啓
 5月の連休は終わりましたが新型コロナウイルス感染拡大は収束せず、ワクチン接種と
の競争が始まっております。気の休まらない日々が続いておりますがお変わりなくお過ご
しのことと拝察申し上げます。昨年は連合三田会大会が中止となり、大会運営差益による
収入が見込めなくなったため心苦しくはございましたが皆様にご支援をお願いいたしまし
た。日本中がコロナ禍で苦しんでいたにもかかわらず、本年4月末で1,002件、27,450,000
円の支援金をいただくことができました。お蔭様で基本財産から6,000万円を取り崩すつ
もりでおりましたが、経費も節約いたしまして、4.000万円の取り崩しで済むことになりま
した。誠に有難く心より感謝申し上げております。支援のお願いは4月末で一旦打ち切ら
せていただきました。ありがとうございました。
 ところが今年もコロナは猛威を振るっており、10月17日(日)に行われます大会はオンラ
インということになってしまいました。大会券はいつもの通り発行いたしますが、皆様のご
協力がなければ連合三田会の連営にも支障が出ることが予想され、あと一年このような状
況が続きますと大変厳しい状況になります。
 オンライン連合三田会大会は「デジミタ大会」と称して、名前、メールアドレス、パスワ
ードで登録でき、大会券も簡単に手に入ります。年長者には面倒くさく感じますが、周りの
若い塾員に手伝ってもらい登録をお願い申し上げます。「デジミタ」で検索もできます。
 今年のテーマは「みんなでみらいへ」です。未来はデジタルの世界です。現在、実行委員
の皆様が知恵と工夫を凝らして大会を成功させるべく頑張っております。皆様どうぞ大会
へのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。そして大会実行委員を応援してやってく
ださい。それは今年の大会の成功にもかかっております。大会券入手方法等については、実
行本部から資料が送られてまいりますので、ご確認くださいますようお願いいたします。
 末筆ながら、温かいご支援に感謝いたしますと共に皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
                                      敬具

 

2021年5月21日

【講】国分寺三田会第13回講演会のご案内

                                       2021年5月18日
国分寺三田会会員各位

               国分寺三田会第13回講演会のご案内

                               国分寺三田会会長 前原憲一

 新緑の候、変異ウイルスの感染拡大により非常事態宣言が5月末迄延長される等厳しい状況を迎えています
が、皆さまいかがお過ごしでしょうか。このような状況に対応し、会員の皆さまの安心・安全を第一に、ご自宅
から参加できるオンライン講演会を開催することに致しました。今回も昨年同様、講演会は中止にするといった
選択肢もありましたが、withコロナ禍でできる三田会活動を継続したい、そして冨田先生の熱い講演を是非とも
聞いて頂きたいとの想いから「安心・安全のオンライン講演会」を選択致しました。
オンライン(Zoom)講演会が初めての方でも操作は易しいので安心してご参加ください。会員の皆さまには準
備のための事前説明会を予定します。オンライン講演を受ける環境をお持ちでない会員の皆さまには誠に申し訳
ありませんが、ここに至る経緯とコロナの現況をご理解の上、ご了承いただきたくお願い申しあげます。
 講師には、慶應義塾大学先端生命科学研究所所長の冨田勝氏をお迎えし『先端生命科学が拓く地方創生』をテ
ーマに講演頂くことと致しました。昨年予定した冨田先生のご講演はコロナ禍のため止むを得ず中止、延期とし
た経緯がございますが、今回も先生は快くお引き受け頂き、またオンライン講演会のご協力も頂き、誠に有難く
先生には深く、深く感謝申し上げます。
 冨田先生は分子生物学の無限の可能性に強い興味を抱き、山形県鶴岡市に先端生命科学研究所を設立し、世界
に誇る最先端研究を行っております。現在この研究所をホームとして、石油製品に代わる素材としての画期的な
人工クモ糸繊維や、唾液からガンを検査する技術開発など数多くの世界最先端バイオベンチャーが相次いで誕生
しています。
 我が国の科学技術競争力は低下の一途を辿っていると言われる中で、冨田先生の研究は現状を打破する強力な
突破口になる可能性を秘めています。研究所を山形県鶴岡市に設立したのも、自然に囲まれた所でリラックスし
て大きな発想を生み出そうという考えからであり、更に研究所に地元の高校生を受け入れ、自由に最先端の研究
が出来る環境とチャンスを提供している処でもあります。冨田先生は日本に活力を与えるには教育が極めて大切
であり、その中で特にチャレンジ精神の重要性を強調しておられます。
 本講演会では冨田先生に先端生命科学の研究を通じて、今後の人材育成並びに地方創生の展望についてお話を
お聴きしたいと思います。尚、準備の都合上、ご出欠の返信は、6月7日(月)までにご連絡頂きたく宜しくお
願い申し上げます。

                    

1.演題:『先端生命科学が拓く地方創生』
2.講師:冨田 勝 氏 医学博士、工学博士
      慶應義塾大学先端生命科学研究所所長、慶應義塾大学環境情報学部教授
3.方式:オンライン講演会(Zoom)
4.日時:2021年6月20日(日)14時~16時 エントリー:13時50分~
5.参加費:無料
6.出 欠:①出 席  ②出 席・オンライン説明希望  ③欠 席
      * 6月7日(月)までにご返信ください。②の方は早めのご連絡をお願いします。
7.注意事項:講師のご都合、コロナ感染状況の変化などで、変更となる場合がありますのでご了承ください。

以 上

2021年5月18日