1.日時 2025年3月23日(日) 14:00~16:30
2.会場 国分寺市本多公民館ホール(2階)
3.出席者 会員・ご家族59名、ご友人・出演関係者27名、計86名
4.プログラム
・塾歌斉唱 ピアノ伴奏:上原安江会員
・第1部 中3弦楽トリオ演奏
ヴァイオリン:大原理紗子、種田につこ チェロ:守屋一木 ピアノ:小島さやか
・第2部 下村雅人氏のテノール独唱と講演、男声4部合唱
(1)独唱 ピアノ伴奏:下村敬子
(2)講演 演題:「歌を歌って健康になろう!」
(3)KKメンネルコール有志による男声四部合唱
・若き血斉唱 指揮:井上徹会員、ピアノ伴奏:上原安江会員
寒暖差の大きな日が続いた後、本格的な春の到来というよりも初夏を思わせる季節になりました。多くの会員・ご家族、ご友人・出演関係者にご来場いただき、国分寺市本多公民館ホールにおいて第138回Oh!Enkaの会が行われました。
開会に先立ち、塩井世話役代表から挨拶とプログラムについて説明がありました。
上原安江会員のピアノ伴奏による塾歌斉唱の後、第1部は中3弦楽トリオ演奏です。
演奏曲目は、
①ひまわり (葉加瀬太郎) ②ハンガリー舞曲第5番 (ブラームス)
③パッサカリア (ヘンデル=ハルヴォルセン) ④カンタービレ (パガニーニ)
⑤プレリュード (バッハ) ⑥チゴイネルワイゼン (サラサーテ)
⑦アイドル (YOASOBI) ⑧情熱大陸 (葉加瀬太郎)
と、クラシックから人気のあるアニメやTV番組の主題歌まで幅広く、難しいといわれる曲を見事に、そしして楽しそうに演奏されました。中3(今年4月から高校に進学されます)とは思えない伸びのある艶やかな弦楽3重奏に会場は終始圧倒され、感動に包まれました。若いエネルギーをたくさんいただいたような気がします。3人の今後のご活躍が楽しみです。
第2部は下村雅人氏のテノール独唱と講演、そしてKKメンネルコール有志による男声4部合唱です。
(1)テノール独唱
演奏曲は、
①妖精のまなざし (デンツァ) ②オペラ「トスカ」より“星も光りぬ” (プッチーニ)
③落葉松 (作詞 野上彰 曲 小林秀雄) ④死んだ男の残したものは (作詞 谷川俊太郎 曲 武満徹)
⑤彼女に告げてよ (ファルヴォ)
で、下村氏の心に沁み入るような美しく優しいソロに会場が酔いしれました。ピアノ伴奏は奥様の下村敬子氏です。下村氏の「落葉松」にはフアンが多く、今回も情景が浮かんでくるような素晴らしい演奏でしたが、「死んだ男の残したものは」にも多くの方が心を打たれ、感銘を受けられたのではないでしょうか?
(2)講演
大きな声で歌を歌い、歌詞を覚えようとすることで、横隔膜や体幹、脳が鍛えられ、記憶力・認識力・呼吸機能・嚥下機能が維持・改善され、若返りに効果があるそうです。今回は「歌をうたって健康になろう」という演題で、具体的な経験や実例を紹介しながら、脳トレの実技指導も交えて、歌を歌うことの大切さについて講演をいただきました。
(3) 男声4部合唱
下村氏の指揮で、KKメンネルコールメンバー有志によって「Gaudeamus(欧州の学生歌)」と「いざたて戦人よ」が演奏され、大きな拍手をいただきました。メンバーは6月8日に計画されている第7回定期演奏会向けて決意を新たにしております。
最後は井上徹会員指揮、上原安江会員ピアノ伴奏による「若き血」の斉唱と、エール交歓でお開きとなりました。
出演者プロフィール
【下村雅人】
佐賀県出身。国立音楽大学声楽科卒業。イタリア声楽コンコルソ金賞、日伊声楽
コンコルソ入賞、飯塚新人音楽コンクール優秀賞、佐賀県音楽協会新人賞、2009年6月に佐賀県音楽大賞受賞。モーツァルトの「魔笛」タミーノ役でオペラ デビュー。以後、プッチーニの「ジャンニスキッキ」リヌッチョ・ヴェルディ「椿姫」アルフレード・プッチーニ「ラ・ボエーム」ロドルフォ 役等数々のオペラに出演。近年では、2017年10月 エンリケ グラナドス生誕150年コンサートオペラ「ゴイェスカス」フェルナンド役(演奏会形式/スペイン語上演)日本初演。2018 年9月 グノー生誕200年コンサート オペラ「サバの女王」アドニラン役 日本初演 。2022年 7月 ミャゴラトーリ主催の「椿姫」に出演。都内や地方における「第九」をはじめ、モーツアルト「レクイエム」「戴冠ミサ」、サンサース「クリスマスオラトリオ」、ヘンデル「メサイア」、シューベルト・ハイドンのミサ曲のテノールソリストとしても幅広く活躍する。また合唱指揮者として宗教曲・オペラそしてポピュラーまで様々な作品を指導する。現在 KKメンネルコール 女声合唱団ぐみ コーラスさつき 百合合唱団 常任指揮者。2011年東日本大震災において、震災後逸早く音楽家へ発信し「小平チャリティーコンサート」発起人となり 毎年多くの義捐金を集め日本赤十字社、毎日希望奨学金制度、岩手の学び希望基金、ふくしまキッズプロジェクトinこだいらなどを通じて現在も被災地支援を続けている。2024年3月 能登半島地震へも支援を行う。2025年3月16日 第13回東日本大震災&第2回能登半島地震 こだいらチャリティーコンサート開催。二期会会員・Music planning Freude 代表
【下村敬子】
岩手県出身。国立音楽大学教育音楽学科卒業。下村敬子ピアノ教室を主宰。“音楽のある生活”をテーマに連弾や歌のレパートリーも広くユーモアに富んだ指導に定評がある。東日本大震災直後より復興支援チャリティーコンサートを毎年開催。文化庁文化芸術による子供育成事業として福島県文化振興財団の学校公演にピアニストとして携わる。また声楽家下村雅人氏との夫婦コンサート “二人のつむぎ歌”を各地で開催中。高齢化が進む地域の支え合いをテーマに毎月開催している歌声会では市民との交流も深めている。現在こぶしコーラス、コーラス風の伴奏者。伴奏法を水谷真理子氏に師事。
【弦楽トリオ演奏】
【大原理紗子(ヴァイオリン)】
3歳よりヴァイオリンを始める。国分寺市立第二中学校3年在学中。第44回、第45回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール弦楽器部門中学の部全国大会それぞれ審査員賞、奨励賞受賞。第33回日本クラシック音楽コンクール中学生の部全国大会入選。
【種田につこ(ヴァイオリン)】
3歳よりヴァイオリンを始める。国分寺市立第二中学校3年在学中。第15国際ジュニア音楽コンクール中学生の部第2位。第24回大阪国際音楽コンクール中学生の部第2位。第34回日本クラシック音楽コンクール中学3年生の部第5位。
【守屋一木(チェロ)】
音楽家の両親の元に生まれ、音楽に親しみながら育つ(父・守屋拓之 コントラバス、母・アヤコレット ピアノ弾き語り)。東京都立武蔵高等学校附属中学校3年在学中。室内楽部にてチェロとコントラバスを担当、部長を務める。ホホホ座(愛媛・今治)、国分寺音楽連盟コンサート、カフェブレッソン(東村山)他多数のコンサートに出演。
【小島さやか(ピアノ)】
国分寺出身。国立音楽大学を経て、同大学院を修了。イタリアのパルマにて、オペラ・カンツォーネの伴奏法を学ぶ。現在は地元国分寺で後進の指導に当たる他、森山良子氏、川井郁子氏、オクサーナ・ステパニュック氏、秋川雅史氏などと共演を重ねている。
Oh!Enkaの会世話役代表:塩井 勝也(S41法)
世話役:髙橋 伸一(S45法)、久保田 宏(S46工)、坂田 久美子(S46文)、
池田 敏夫(S47商)、芳賀 崇(S47経)、平林 正明(S47経)、山田 健(S47経)、
井上 徹(S49政)、清水 靖子〈S49薬〉、塚原 正典(S54文)
今後のOh!Enkaの会の予定
次回 第139回Oh!Enkaの会
日時:2025年7月20日(日) 午後2時~4時 会場:リオンホールA
プログラム
・ピアノ演奏 吉村美華子 ・バリトン独唱 成田博之
次々回 第140回Oh!Enkaの会(創立20周年記念)
日時:2025年10月4日(土) 午後 or 10月11日(土) 午後 会場:未定
プログラム
・講演:池井優 名誉教授 演題:都の西北 VS. 若き血
・吹奏楽:應義會
以上
- 上原安江会員のピアノ伴奏で塾歌斉唱
- 中3弦楽トリオ演奏
- 下村雅人氏テノール独唱。ピアノ伴奏は下村敬子氏
- 下村雅人氏による講演
- KKメンネルコール有志による男声4部合唱
- 井上徹会員指揮、上原安江会員ピアノ伴奏で若き血斉唱。久々にエール交歓も。