【E】第136回Oh! Enkaの会を開催しました

1.日時   2024年10月5日(土) 13:45~16:00
2.会場   国立商協さくらホール
3.出席者 会員49名、ご家族・ご友人3名、近隣三田会1名、稲門会関係4名、講演・演奏者14名 計 71名
4.プログラム
   ・塾歌斉唱 ピアノ伴奏:上原安江会員
   ・第1部 講演
        講演者:山内慶太氏 慶應義塾大学 常任理事 看護医療学部教授
        演題:塾歌の歌詞にこめられた気概
   ・第2部 カレッジソング他演奏
        演奏:ワグネル・ソサィエティーOB合唱団
        指揮:須田和宏氏(ワグネルOB合唱団指揮者)
        演奏曲:塾歌、若き血、我ぞ覇者、秋のピエロ、三色旗の下に、丘の上、慶應讃歌(計7曲)
   ・塾歌歌唱指導
        指導:ワグネル・ソサィエティーOB合唱団 ピアノ伴奏:上原安江会員
   ・若き血斉唱 指揮:平林正明会員、ピアノ伴奏:上原安江会員

 ようやく秋の気配が感じられる中、多くの会員・ご家族、近隣三田会、稲門会の皆様にご来場いただき、今回が初めての利用でしたが、国立商協さくらホールにおいて第136回Oh!Enkaの会が行われました。
開会に先立ち、髙橋世話役から「この企画は世話役代表の塩井さんが以前より温められていたものですが、本日は山内慶太教授による塾歌の歌詞に関するご講演とワグネル・ソサィエティーOB合唱団による塾歌演奏を聴いて、塾歌のすばらしさを再確認したいと思います」との挨拶がありました。
参加者全員による塾歌斉唱の後、第1部は「塾歌の歌詞にこめられた気概」という演題で、慶應義塾史の研究者としても著名な山内慶太教授による講演です。講演では、塾歌が作られた経緯・時代背景、富田正文氏を始め関係者の塾歌に対する思い、1、2、3番それぞれの歌詞にこめられた意味とその背景になったエピソード、そして大切にしなければならない気概について熱く語っていただきました。講演の最後には「カレッジソングを歌う時には、どのような時代にどのような思いをこめて作られたかを意識しながら歌ってほしい」とのメッセージをいただきました。
第2部はワグネル・ソサィエティーOB合唱団によるカレッジソングと愛唱曲の演奏です。男声4部合唱によるカレッジソング演奏は迫力があり、とりわけ荘重で格調の高い塾歌の演奏は心に響くものだったと思います。
この後、初めての試みでしたが、ワグネル・ソサィエティーOB合唱団による指導・指揮の下で塾歌の歌唱指導が行われました。歌詞にこめられた意味を意識し、そして信時潔・富田正文の正譜通りに、強弱や速度を変えながら歌う塾歌は新鮮で、改めて塾員であることを誇りに感じることができたのではないでしょうか?

最後は参加者全員で、平林正明会員指揮による若き血のエール交歓でお開きとなりました。

当日の配布資料を添付します。国分寺三田会会員は閲覧できます。 ここをクリック

出演者プロフィール
【山内慶太】
1991年慶應義塾大学医学部卒業。2005年より看護医療学部教授。また慶應義塾福澤研究センター所員、一般社団法人福澤諭吉協会理事。横浜初等部の開設準備室長・部長を歴任。2021年5月より慶應義塾常任理事。専門は精神医学、医療政策・管理学、塾史。著書に『福澤諭吉歴史散歩』『慶應義塾 歴史散歩 全国編』『慶應義塾 歴史散歩 キャンパス編』(いずれも共著、慶應義塾大学出版会)など。本年3月に『福沢諭吉 教育論-独立して孤立せずー』(編集・解説、慶應義塾大学出版会)を出版。

【ワグネル・ソサィエティーOB合唱団】
慶應義塾ワグネル・ソサィエティーは1901年(明治34年)に発足し、創立後は、オーケストラに合唱に幅広く活発な活動を続け、戦前には〝日本のクラシック音楽界は「上野の音楽学校(官)と慶應のワグネル(民)」の両輪で支えられた〟と言われている。OB合唱団は、男声合唱団卒団生有志により1953年(昭和28年)に結成され、以来今日まで紆余曲折はあったが継続的に絶えることなく活動を続けている。現在週1回定期的に行われる練習には毎回50名ほどが参加しており、定期演奏会のほかに東西四大学OB合唱連盟演奏会・東京六大学OB合唱連盟演奏会にも臨み、今秋11月4日(月・祝)にはOB合唱団単独での定期演奏会を北とぴあさくらホールにて開催する。

Oh!Enkaの会世話役代表:塩井 勝也(S41法)
       世話役:髙橋 伸一(S45法)、久保田 宏(S46工)、坂田 久美子(S46文)、池田 敏夫(S47商)、
           芳賀 崇(S47経)、平林 正明(S47経)、山田 健(S47経)、井上 徹(S49政)、
           清水 靖子〈S49薬〉、塚原 正典(S54文)

今後のOh!Enkaの会の予定
◆次回(第137回)Oh!Enkaの会
  日時:2025年1月18日(土) 午後    会場:未定
  プログラム ・黒田彩氏、大庭麗奈氏によるハモニカ演奏
        ・桐朋学園大学教授沼野雄司氏(音楽学)による講演
◆次々回(第138回)Oh!Enkaの会
  日時:2025年3月23日(日) 午後    会場:未定
  プログラム ・下村雅人氏によるテノールソロ
        ・下村雅人氏による講演
                                              以上