【C】第35回 La Madre Cookingを開催しました

「簡単!春の煮物とごはん」

【美味しかった!]
最高気温が27℃に上昇して夏日となった5月17日(金)、我々生徒15名と講師の伊藤先生が国立駅北口の「ひかりプラザ」に朝10時集合して料理を実習しました。今年2月の「あたたまる根菜の汁物」、3・4月の「生パスタに挑戦」に続き、今回の料理実習のテーマは「簡単!春の煮物とごはん」。先生いわく「簡単です!」。
先生のご配慮もあり、実習はひとつの調理テーブルに生徒3人の少人数。参加者全員が調理に熱中できました。また、小林千晃さんが第17回の実習以来5年振りに元気なお姿を見せ、参加者から歓迎の拍手を受けていました。
実習が終わり散会する際、満足顔の田村さんがひと言「美味しかった!」。参加者の気持ちを端的に表していました。

【実習を支えたメンバー】
 今回の実習では、井上上さん、小林和憲さん、宮西さんが何軒ものスーパーを納得するまで駆けずり回って食材を調達。実習後は、石塚さんと廣瀬さんが、使用した調理器具等の状況を念入りにチェックして、次の利用者が実習室を気持ちよく利用できるように配慮しました。

【身体に優しい食材と献立】
 主な食材は、鶏のもも肉、ブロッコリー、ひじき、春もののカブ、いたってシンプルです。献立は、メインの鶏肉とブロッコリーの炒め煮、ひじきの煮物、カブの吸い物、カブのしょうが漬け、カブの菜めし(桜の花入り)です。カブは余すところなく使います。春が感じられるホッとする身体に優しい食材と献立です。

≪鶏肉とブロッコリーの炒め煮≫
 柔らかくジューシーな佐賀のブランド鶏‘ありたどり’の凝縮された旨味と‘野菜の王様’と呼ばれるブロッコリーの豊富な栄養素が、まろやかな味の煮汁と絶妙に溶け合い、食欲が大いにそそられました。
≪ひじきの煮物≫
 味が濃くしっかりした食感が味わえ、ボリューム感のある国産の‘長ひじき’を先生に購入していただきました。出汁、醤油、砂糖を調合した煮汁がひじきにしっかり染み込み、懐かしさを感じるやわらかな味でした。
≪カブの吸い物≫
 すりおろしたカブと片栗粉を混ぜ、団子状にして吸い物に仕立てました。すりおろしたカブは控えめな甘みがほんのり感じられました。すりおろしたカブのトロトロ感はクセになる食感です。

≪カブのしょうが漬け≫
 しょうがの風味がピリッと効いた、さわやかで歯触りの心地いい浅漬を作りました。箸休めにピッタリです。
≪カブの菜めし(桜の花入り)≫
 炊き上がったご飯にみじん切りにしたカブの茎と桜の塩漬けを混ぜ、ご飯を成型する木製の物相型(もっそうがた)で‘松・竹・梅’をかたどり、見た目も美しいカブの菜めしを作りました。カブの茎の緑と桜の塩漬けのピンクの彩りに上品な春の気配が感じられ、カブの茎の歯ごたえと桜の塩気に食欲が一層掻き立てられます。

【実習の様子】… 調理に先立つ説明2枚、菜めし作りの指導

【料理完成後の記念撮影】… テーブル毎の様子5枚、先生からの講評

 

(文責・写真 昭48沼野義樹)