【C】La Madre Cooking の2019年

平成から令和に移りゆく2019年におけるLa Madre Cookingの活動を振返ってみます。投稿のタイミングが大変ずれましたがご了承ください。

1.心和む実習

いつも温和で優しい先生の真剣かつ熱血感溢れるご指導のもと、食の安心・安全、食品ロスの削減を絶対要件として我々の年齢に合ったカラダに優しい家庭料理を中心に主菜からデザートまで、幅広い範疇の実習を6回行いました。毎回のことですが、緊張感を持ってレシピに接し、先生の説明を聞いたあとは好奇心と早く調理をしなくてはといった思いで頭がいっぱいとなりますが、最後には美味しかったと満足感に浸った充実感溢れる時の流れが心を温かくしてくれました。

2.いくつかの回想

〇アジの3枚おろしに手こずる → 野口さんはアジの達人! 料理は修行とセンス、痛感しました。                  〇鯛のかぶと煮の煮汁が最高 → おかわりのご飯のおかずは煮汁です。                         〇米寿の丸山さんが大活躍 → 元気溢れる実習の姿、もりもり美味しそうに食べる姿に感動しました。               〇肉は厚いのがいい → 焼くのが大変と思いきや、旨味がギッシリ! 先生の説明が良く理解できました。                  〇れんこんのポタージュジュにビックリ → 何とも地味で味わい深く驚きました。

3.数字から見た料理実習

登録会員数:26人、専任講師:1名(伊藤先生)、料理実習回数:6回、開催場所:ひかりプラザ生活実習室、実習延参加人数:103名(1回平均17名)、参加率67.3%、1回平均実習費用(先生への謝礼、食材・調味料ほか購入費用):38,061円、1食平均単価:2,095円                                      先生が事前に行う「献立とレシピの検討・作成、食の安心・安全に配慮した食材の選定、特殊な食材・調味料の調達」、そして実習当日には4時間に及ばんとする「面白おかしいレシピの説明、懇切丁寧な個別指導」、更に我々生徒が購入した食材を使って調理した素人料理を先生が生徒と一緒に楽しそう(かつ美味しそう?)に召し上がっていただく一連の価値は、単純計算したランチ代(2,095円)よりはるかに上回る(金額換算は不可能)ものだと思っています。

4.控えめなメイン料理

和食4回、アジアン食1回、洋食1回です。豪華とはいえないごく普通の控えめな家庭料理です。                 ガパオライス(1月)、あじのハーブ焼き(3月)、鯛のかぶと煮(6月)、冷やしカレーうどん(8月)、鶏肉とさつまいもの炒り煮(10月)、豚ロースのピッカータ(12月)                                   3月の実習ではアジの3枚おろしに挑戦しましたが、参加者のほとんどが初めての経験で、教室は熱気に包まれ真剣勝負の修羅場と化していました。さかなのさばきに経験豊富な野口さんから、参加者の目の前で包丁さばきや納得感十分な数々の知識を披露していただき、玄人はだしの知識と腕前に一同感心しました。

5.年齢に調和した食材

鶏肉2回、豚肉2回、魚類2回です。                                         我々の分科会はカラダと懐に優しく年齢に調和した食材がメインの料理教室だと一目瞭然で分かります。福沢諭吉が著書「肉食之説」(肉食を薦めるための宣伝用ともいえる書籍だそうです)の中で推奨した牛肉がテーブルの上に登場することはありませんでした。我々生徒はヒンドゥー教徒ではないので、先生は我々の年齢だけでなく予算(毎回の参加費)的な制約も考慮されているのかも知れません。

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