【E】第123回Oh!Enkaの会を開催しました。

1.日時   令和元年6月月30日(日)10;00~12:00
2.会場   本多公民館・ホール
3.出席者  会員(国分寺三田会、国分寺稲門会):48名、
・      非会員(国分寺三田会・会員家族・同伴者・出演者の関係者):16名  計64名。
・      ソプラノ:ありめせつこ  ピアノ伴奏:山田絵里
4.プログラム
・第1部   カレッジソング斉唱:①塾歌 ②オール慶應の歌 ③慶應讃歌
・第2部   ミニコンサート  ソプラノ:ありめせつこ  ピアノ伴奏:山田絵里
・      ①Far away          ②You Raise Me Up      ③サリーガーデン
・      ④Wild Mountain Thyme    ⑤When a child is born   ⑥Amazing Grace
・      ⑦五木の子守歌(弾き語り)  ⑧赤とんぼ(弾き語り)   ⑨Think of me
・      ⑩恋の炎は燃えて(オペラ「シャモニのリンダ」より)
・      (アンコール)
・      ①ケセラセラ  ②踊りあかそう(ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より

・第3部   季節の歌・皆で歌おう:①夏の思い出 ②夏は来ぬ ③海
・エール交歓 若き血(指揮:井上徹会員)

・第1部はいつもの通りカレッジソング斉唱です。「塾歌」「オール慶應の歌」「慶應讃歌」の3曲を本日のゲスト山田絵里さんのピアノ伴奏で歌いました。
・第2部は主にコロラトゥーラソプラノ(技巧的な装飾に富む華やかな旋律があるソプラノ)として数々のオペラに出演され、ゴスペルシンガーとしても活躍されているありめせつこさんをお招きしてのミニコンサートです。毎年3月に開催される「東日本大震災復興支援こだいらチャリティーコンサート」(発起人:テノール歌手下村雅人氏)にありめせつこさんも出演していますが、素晴らしい歌声をOh ! Enka の会で是非聞きたいとの要望があり、高橋伸一世話役のアレンジで実現しました。ピアノ伴奏の山田絵里さんは学生時代からありめせつこさんと一緒に活動しており、お二人の息も合っています。アンコールも含めて12曲、天から降りてくるような清らかな素晴らしい歌声がホールに鳴り渡りました。
ありめせつこさんは演奏の都度曲目を丁寧に判りやすく紹介します。「Far away」はイギリスの少年合唱団「リベラ」が歌っています。NHKドラマ『氷壁』の主題歌として注目されました。「You Raise Me Up」はアイルランド民謡のメロディーをベースとしており、トリノオリンピックで金メダルを取った荒川静香のエキシビジョンBGMとして有名です。「サリーガーデン」「Wild Mountain Thyme 」はスコットランドのトラディショナルな民謡でラブソングだそうです。サリーは柳、Wild Thymeは薄いピンクの花です。「When a child is born」はキリストの降誕をテーマとしたクリスマスソングです。「Amazing Grace」は作曲者不詳ですが、イギリス人牧師ジョン・ニュートンが作詞した讃美歌です。ジョン・ニュートンは奴隷貿易にたずさわっていましたが、自分が乗っていた船が遭難し、生還できたことで奴隷貿易にたずさわっていたことを悔い改め、牧師となって神に感謝をささげた歌です。日本では結婚式で歌われ、CMにも取り上げられ、ドラマ『白い巨塔』のエンディングにも使われています。「五木の子守歌」「赤とんぼ」はありめせつこさんのピアノ弾き語りです。英語にアレンジして歌いました。ありめせつこさんは日本の歌を英語で歌ってみたいとの願望があったそうですが、改めて日本の民謡、童謡・唱歌のメロディーのすばらしさを感じました。「Think of me」は劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』の中で歌われています。
会場は「ありめワールド」にすっかり魅了されました。アンコールの拍手が鳴りやみません。アンコールは2曲です。「ケセラセラ」はヒチコック映画監督『知りすぎていた男』の主題歌として歌われています。「踊り明かそう」はミュージカル『マイ・フェア・レディ』の中で歌われ、1964年にオードリー・ヘップバーン主演で映画化されています。
ありめせつこさんがあまりもの熱唱で喉が乾いてしまい、思わず会場からペットボトルの差し入れがありました。
また演奏中にブームスタンドの位置がずれてしまうハプニングがありましたが、世話役2人がすぐ舞台に上がって対応しました。出演者と会場が一体になったコンサートでした。素晴らしい歌声を聞くことができ大満足でした。
・第3部は「皆で歌おう」です。「夏の思い出」「夏は来ぬ」「海」といった季節の歌3曲を山田絵里さんのピアノ伴奏で歌いました。
・最後は井上徹会員の指揮による「若き血」斉唱です。全員が肩を組み、広いホールで声高らかにエールの交歓を行いお開きとなりました。
今回のコンサートはありめせつこさんご自身が使っているキーボード、アンプ、スピーカー等を会場に持ち込むことになり、下村雅人先生の車で運んでいただきました。世話役も参画して音響調整、舞台照明調整等馴れない会場準備に悪戦苦闘しましたが、最初から最後まで下村雅人・敬子先生ご夫妻のサポートをいただき、無事にコンサートを終えることができました。下村ご夫妻には国分寺三田会から13名がK・K・メンンルコール団員として男声合唱を指導いただいています。国分寺三田会でも新年会、Oh ! Enka の会でお招きしましたが、また聞きたいとの要望が多く、11月30日に下村雅人先生をお招きして本多公民館・ホールでOh ! Enka の会主催の年末コンサートを開催する予定です。本多公民館・ホールは音響効果も良く、舞台照明も整っており、テノール歌手下村雅人の素晴らしい歌声を聞くことができます。ご期待ください。

<出演者プロフィール>
◆ありめせつこ(ソプラノ)
武蔵野音楽大学音楽学部声楽科卒業及び同大学院音楽研究科声楽専攻修了。修了と同時に母校の武蔵野音楽大学及び同大学附属音楽教室にて7年間、講師として指導にあたり、1998年より一年間、イタリア・ミラノに留学。ヴィットーリオ・テッラノーヴァ氏に師事。第19回日伊コンコルソ入選。在学中より多数のオペラに出演。主にコロラトゥーラのレパートリーを持ち、「魔笛」、「フッガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」「リゴレット」、「仮面舞踏会」、「霊媒」、「カーニバルの木曜日」、「秘密の結婚」等に出演の他、「第九」「メサイア」「天地創造」「マーラーによる第四交響曲」等のソリストも務める。ゴスペルシンガーとしても、多くの教会で讃美を中心としたコンサートを行っている。常盤台バプテスト教会制作CD「心に歌えば」や日本バプテスト連盟制作CD「新生賛美歌」の中でも賛美をしている。地域の音楽活動にも力を入れ、複数の合唱団の指導やヴォイストレーナーとして活躍中。藤原歌劇団所属。

◆山田絵里(ピアニスト)
武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。在学中よりありめせつこ氏を始め、声楽、管楽器、弦楽器等の伴奏を務める。2007年よりキリスト教音楽院にてパイプオルガンを学び、本科及び研究科修了。ピアノを長井充、栗田和雄、鈴木洋、パイプオルガンを高橋靖子、長谷川美保、廣野嗣雄の各氏に師事。日本基督教団信濃町教会オルガニスト。

<今後の予定>
・7月21日(日)10:00~12:00 いずみホール練習室
・        Oh!Enkaの会・Songs
・8月10日(土)午後2:00~4:30 リオンホールA
・        第1部 昭和43年卒の幼稚舎クラスメート4名+ゼミ友1名によるブルーグラスのバンド演奏
・        第2部 ワグネルOBのバリトン・米田嗣幸氏の独唱と米田夫人の朗読

世話役代表:塩井勝也(S41法)
世話役:斎藤信雄(S38政)、金田 一(S42工)、高橋伸一(S45法)、久保田宏(S46工)、
・   芳賀 崇(S47経)、平林正明(S47経)、山田 健(S47経)、池田敏夫(S47商)、井上 徹(S49政)