【歴】第79回歴史をひもとく会 金沢文庫・金沢八景 歴史散歩

2017年5月30日、前日までの雨も止み、曇り~晴れの天気となりました。今回のテーマは『金沢区称名寺・金沢文庫を中心とした歴史をひもとく』。
講師は前回の横浜散歩で大変お世話になりました市川隼氏(鎌倉三田会。昭42年政、44年経)に再度お願いし、32名の参加となりました。

JR根岸線・新杉田駅に集合し、金沢シーサイドラインにて、長昌寺(ちょうしょうじ)に。ここは、芥川賞・直木賞で有名な直木三十五の墓がある寺。直木三十五の隣には直木賞作家の胡桃沢耕史の墓が。徒歩にて慶珊寺(けいさんじ)に。門前には岸信介元首相揮毫の「孫文上陸記念碑」、寺の裏に直木三十五の旧宅跡。なお、「上陸」というのに違和感がありましたが、実は、昔は寺の近くまでは海でした。

再び、金沢シーサイドラインに乗り、波がきらめく静かな金沢の海を見た後、一路、本日のメインイベントの「称名寺と金沢文庫」。静かな庭園の中の寺院を散策し、「国宝 金沢文庫展(称名寺聖教・金沢文庫文書国宝指定記念)」を開催中の金沢文庫へ。昨年8月に金沢文庫が管理する総計2万点余りが、一括して国宝に指定された記念の展覧会です。学芸員による懇切丁寧な説明を受け、鎌倉中期~後期の歴史について紐解きました。

ランチは、称名寺傍の「ふみくら茶屋」でアナゴの天婦羅等の懐石料理とお酒等で心身を癒しました。ここで一旦解散し、直帰グループと「金沢歴史の道」を経て帰るグループに分かれました。後者のグループは、途中、龍華寺において星野さん(昭42年経)のご尽力(ご縁?)で、ご住職ご夫妻とボランティアの方々による思いもかけない美味しい珈琲による「お接待」が。一同、大感激。その後、「金沢歴史の道」を進みつつ帰路につきました。15,000歩を優に超える、大変有益で充実した歴史散歩となりました。