【歴】歴史散歩 鉢形城跡

2016年6月5日に恒例の歴史散歩の会として、鉢形城跡を訪ねました。当日朝、国分寺を出発する頃は雨模様でしたが、寄居駅に着くころには晴れ間もでてきて、恰好の歩き日和となりました。参加者は19名でした。
今回「鉢形城跡」を訪れたのは、昨年12月開催した太田資曉氏(太田道灌18代目のご子孫)の講演にちなみ、太田道灌と同時代を生きた長尾景春が築城した城跡ということで企画したものです。
鉢形城は1476年(文明8年)、長尾景春乱に際し長尾景春が築城しました。長尾景春の乱がおさまった後は山内上杉氏の根拠地となっていましたが、後北条氏の関東展開に伴い後北条氏第3代北条氏康の4男である北条氏邦が鉢形城に入り、大規模な改修をして後北条氏の北関東展開の拠点となったものです。日本の100名城のひとつにもなっています。その遺構が約24万㎡もの広大な城跡公園となっています(鉢形城跡の概要については、歴史散歩の開催案内の記事を参照ください)。
まずは、公園入口にある鉢形城復元地形模型でその規模を知り、公園内にある歴史館に向かいました。歴史館では鉢形城の歴史や城郭の遺構について学びました。また、歴史館の企画展示は「出土品から見た寄居の歴史」でした。寄居町近辺には旧石器時代の遺跡から、縄文・弥生・古墳時代、そして奈良・平安時代へと各年代のものがあり、室町時代の鉢形城の築城へと続いていることを知りました。
歴史館での学習のあとは昼食をとりながらの歓談でメンバーの交流の時間となりました。
昼食休憩のあと、実際にその遺構の中を歩いて城郭の規模を実感しました。遺構の一部には石垣や虎口等か復元されており、また山々の緑、城跡の下を流れる荒川も目を楽しませてくれました。
城跡のあとは、「名勝 玉淀河原」「玉淀の碑」を経由して寄居駅へと戻りました。

昼食後、歴史館の前で記念撮影

昼食後、歴史館の前で記念撮影

遺構を歩き、復元四阿の前で記念撮影

遺構を歩き、復元四阿の前で記念撮影